2021.11.11逆子のおはなしをもう一つ。
こんにちは。
北摂 豊中少路の妊活サポート鍼灸サロン ルリエ鍼灸院です。
前回逆子の治療についてお話ししたのですが、
もうちょっと詳しくお話ししたいな、と思ったので気が変わらないうちに。
東洋医学用語では逆子を胎位不正(たいいふせい)といいます。
妊娠30週後に現れる子宮体内の位置の異常のことを指し
西洋医学と同じ認識があります。
(1)気血両虚
普段より体力もない、血も足りていない女性が妊娠すると
赤ちゃんを育てるために自分の気血を消耗する。
体力のないお母さんのおなかで育つ赤ちゃんもまた体力がなく無力化し、
血の不足によって赤ちゃんが渋滞すると動きが悪くなり胎位不正になる。
(2)気機鬱滞
気持ちが塞ぎ込んだり、うつうつとすると気が詰まる(うっ滞する)。
また寒涼を感じたり胎児が大きすぎても気がうっ滞する。
どの場合も気がうっ滞すると赤ちゃんの動きに影響して胎位不正になる。
(3)血滞湿停
妊娠後期になり血が子宮に集まって停滞すると
子宮は次第に大きくなり気機不利()となり
水分が溜まり湿気(粘度)が高くなる。
この血と湿気が停滞が赤ちゃんの動きを邪魔して胎位不正になる。
(1)気血両虚
血もエネルギーも不足しているため顔色は悪く
倦怠感を強く感じます。
そのほかにも息切れや倦怠感を感じます。
(2)気機鬱滞
気持ちが鬱々としてくるため情緒が抑うつし不愉快になり
ため息が多くなります 。
気が詰まっているので
胸がモンモンとし苦しさを感じるようになります。
(3)血滞湿停
トイレの数が少なくなり、下肢のむくみが強くなります。
体内の粘度が上がるので気や血が巡りにくくなることで
お腹の張りや膨満感が強くなります
まず気血両虚は簡単に言うと貧血・疲労状態。
気血両虚は逆子になる3つの理由(気血両虚、気機鬱滞、気機鬱滞)の
全ての根底にあると考えてもよい病態ですので、
まず必要な治療の1つ目は胃腸機能の改善。
気の流れが詰まってうつうつとする気機鬱滞には
気の詰まりを取って巡行をスムーズにします。
体の中の水分(血液など)が湿気を多く含み
まるで湿原のジャングル地帯みたいになっちゃった血滞湿停には
湿気を散らして気血を巡らせ
清々しい草原になるようにします。
言葉が難しくなってしまいましたが、
要は赤ちゃんが元気がなくて動きたくないのなら
動く元気がお母さんから運べるようにする。
赤ちゃんは動きたいと思っているのだけど
それを邪魔してしまうものがあるなら
その障害物を取ってあげる。
鍼灸治療が逆子に有効な理由はこれです。
ただ前回の投稿に載せましたが
お母さんの子宮の形であったり、臍帯の長さであったり、
羊水の量であったり、赤ちゃんの頭の大きさなどの要因があると
効果を出すことが難しくなったりもします。
必ずしも逆子が戻るわけではないですが
良ければ逆子体操と同じように
鍼灸治療を選択肢の一つに入れてみてください(^^)
少路のお近くにお住まいで
「逆さになっちゃった!!」と不安なママさん。
一緒に元に戻るように取り組んでみましょう!
お待ちしております♫
鍼灸師 yuka
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