ブログ

2021.11.28糖化と妊活のおはなし

こんにちは。

大阪 豊中・少路の妊活サポート鍼灸サロン ルリエ鍼灸院です。
<当サロンの新型コロナウイルス感染予防対策についてはこちらでご確認ください↓>

http://lulie-shinkyuin.com/online/2020/06/18/感染予防対策について/



基礎体温は悪くない。
食事にも間食も気を使っている。
仕事もセーブしてなるべく疲れないようしている。
だけど思うように排卵しない、妊娠しない・・・
胚盤胞にまで育たない。着床しない。

こんな方ももちろんサロンにはいらっしゃいます。
どうして??
今日はどうして?の要因となっている可能性の一つに
フォーカスしてみようと思います。





ます不妊症の原因として
①卵巣機能障害 ②男性不妊 ③卵管障害 が三大原因として挙げられています。

三大原因のうち、卵巣機能障害の最も多い原因は多嚢胞性卵巣症候群(※以下PCOS)
PCOSを含む排卵障害の病因はインスリン抵抗性といわれています。

インスリン抵抗性とはインスリンに対する感受性が低下し、ホルモン作用が鈍くなっている状態のことをいいます。
通常食後1時間ほどで上昇する血糖値は、同じタイミングで分泌が増えてくる膵臓から出るインスリンというホルモンの働きによって下がっていきます。

しかしインスリン抵抗性があるとそのインスリンの働きが効きにくくなり常に血液中に糖が多い状態になります。

 

その余分な糖がホルモンの原料であるンパク質や脂質と結びつき
糖化を引き起こしてしまうのです。
やめてほしいのは、血液中に余分な糖があると性ホルモンの原料となるタンパク質や脂質と結びついてしまい、
更には老化物質であるAGESという物質を作ってしまうんです。

やめてくれ~~~~。ですよ。

PCOSの方はほかの方に比べてAGEsが産生されやすい状態であることも分かっています。
またPCOSでなくても、卵管障害や着床障害の一部もインスリン抵抗性が関与してる可能性があるそうです。


ちなみにインスリン抵抗性は不安・ストレス・加齢・肥満・痩せ・睡眠不足・運動不足・飲酒・喫煙・不規則な生活・・・・と、特別な病気ではなく日常生活の中で簡単にスイッチが入ってしまいます。

だから
わたしは検査したけどどこにも異常ないよ!
糖尿病って言われたことないよ!
身内にも糖尿病の人はいないよ!って方でも注意は必要です。

・甘いお菓子がやめられない
・朝食を食べない
・早食い
・間食が多い
・睡眠時間が少ない、不規則
・髪の毛がぱさつく、つやがない
・食後に眠気が強くなる
・イライラしやすい
・夜しっかり寝てもだるさが続く

などの症状がある方は糖化が進んでいるかもしれません。

病気は急に発症するものではありません。
必ず前段階の「未病」があるわけで
私たち鍼灸師は 数値として出てしまうその前の「未病」から治療をしていかないといけません。


特に妊活では受胎しない原因がはっきりわからない部分や
検査できない部分も多くあります。
目には見えないけど、もしかしたら・・・を一つ一つ地道に潰していきましょう。




妊活や治療はどこまでやりきりますか?
どこまで生活やご自身の体を省みて実践しますか?

実践する内容・レベルは人それぞれですが
これから赤ちゃんを迎えようとしているのにご自身の体や気持ちに向き合わず
生活がおろそかであってはいけません。


どうぞご自身を大切に、労わってあげてください。

 

 

参考文献もご紹介しておきます。気になる方はお読みください(^^)

★糖化ストレスと不妊症

https://bloom-technology.co.jp/toxicages/

 

★生殖補助医療における卵胞発育、妊娠成否と相関

https://academic.oup.com/humrep/article/26/3/604/2914366

 

 

コメントは受け付けていません。