2017.12.15妊娠前から育児は始まっている
こんにちは。鍼灸師の楠田由佳です。
ここ数日はぐっと冷え込みましたね(;’∀’)
さて、12月26日でLuLie鍼灸院をオープンして半年になります。
このような小さなサロンにもかかわらず、友達の紹介でもなくご新規で来て下さる方もいらして、感謝しかありません。
オープン後、半年で4名の方から「妊娠反応がでました」とご報告いただきました。
連絡を頂いた瞬間、私まですごく嬉しくなります!本当におめでとうございます!
きっとこんな短期間で結果がでるということは、私のところで治療しなくても、もともと赤ちゃんを授かる力はお持ちだったのだと思います。
さて、わたしは妊娠前、妊娠中、産後のケアを一貫して行うことがとても大事だと考えています。
まず着床・妊娠、そして出産にはとてつもなくパワー(栄養・気血)が必要です。
栄養・気血、そして精神面・・・すべての土台がしっかりと固まっていらっしゃる方は、妊娠初期から出産まで元気に過ごされている方が多いです。
逆に体の土台がぐしゃぐしゃ・ゆるゆるの体のままの妊娠されると、マタニティ期・出産後の不調やトラブルが多くなります。
だから妊娠前から体を整えておく必要があるのです。
妊娠すると、どんなにどんなに補給しても、お母さんの栄養は赤ちゃんの成長にぐんぐん使われます。
栄養と気血は、妊娠中だけに限らずいつも補給して満たしておかなければなりません。
栄養と気血が足りていないと、月経前の不快症状が強くなったり(PMS)、精神的に不安定になりやすくなります。
●疲れやすい
●肩こりや頸のこり感が強い
●不安感を感じやすい
●髪や肌がぱさぱさ
こんな方は栄養と気血が足りていない証拠です。
栄養・気血が足りていない状態のまま、運よく妊娠できたとします。
体がすかすかのまま出産を迎え、育児へ突入してしまうと・・・そこはもう想像を絶する戦場なのです。
赤ちゃんとの生活は可愛いだけではありません。自分のタイミングでできないこと、思い通りにできないことしかありません。
睡眠不足も続きます。朝までぐっすり寝ることができると奇跡が起きたとさえ思う日々です。
小さな赤ちゃんの命を守っているので、知らず知らずのうちに日々緊張状態が続きます。交感神経が24時間フル活動なのです。
そんな過酷な毎日を、栄養不足・気血不足の体のままいつまで耐えられるのでしょうか。
だんだん気持ちが滅入ってきて、わけもなくイライラしたり泣きたくなったり…。
いつも気持ちが不安定、めそめそしてしまう、そんなお母さんと接していると、子供も同じように精神的に乱れやすくなってしまいます。
そうすると負のスパイラルですね((+_+))
そんな時は、まずご自身の体を大切にしてください。
おいしい物を食べる(お菓子やスイーツではなく)、旦那さんに一晩子供を預けてぐっすり寝る、マッサージを受けに行く・・・。
お母さんの体を妊娠前から整えておくことは、産後の育児を楽にするためでもあります。
育児は妊娠前から始まっているのです。
冬は気血・精力を貯金する季節!
ギスギスの育児にしないために、妊活中の方・妊娠中の方は出来る限り早く寝てください。
夜間の授乳で寝れない方も、赤ちゃんが寝た後に携帯やテレビを見て過ごすのではなく、少しでも一緒に寝てくださいね。