ブログ

2018.11.15血が躍る

こんにちは。豊中少路 不妊鍼灸専門 ルリエ鍼灸院です。

 

血が躍る:気持ちを昂ぶらせるような性質を持っているさま

血が騒ぐ:気持ちが高ぶってじっとしていられなくなる。心が躍る。

 

 

 

 

日本には体の一部を使った表現がたくさんありますよね。

辞書で調べなくても何となーく言葉の雰囲気が伝わります。

 

私たち鍼灸師は治療の見立てを立てるべく、まず脈をとって、舌を見て、目を見て、そして状態を聞いてある程度の体の状態(タイプ)を知ろうとします。

身体をチェックさせていただき、反応のあるツボなどを確認したら、その内容を本人へとフィードバックしていきます。

 

出来る限り伝わりやすいように、専門用語を使わずに、イメージしやすいようにお伝えすることを心がけていますが、これがとっても難しい。

何年鍼灸師をしていてもちっとも慣れません(^^;)

 

東洋医学では血に熱がこもるとか、血が冷えているとか、そういう考え方をするので、西洋医学に触れる機会の多い日本では普段聞きなれないことが沢山あります。

鍼灸師同士の会話では血熱で(体が熱を帯びている状態)とか、血虚で(血が不足している状態)とか、専門用語で話してもなんとなーくその方の体質をイメージできるのですが・・・

 

血が強い、血が熱を持っている、血が興奮している・・・

これを東洋医学をご存じでない方に「〇〇さんの今の体に状態としてはこういう状態で・・・」と分かりやすくお伝えしなくてはならないのですが。

 

 

特に脈の状態をどうお伝えしようかいつも悩んでいました。

でもやっと最近、自分の中でしっくりくる表現が見つかりました(笑)

 

 

 

 

血の状態は脈の拍動から導き出すのですが

「血が強すぎる」「血に熱がこもる」のイメージ写真がこちら↓

 

お祭り騒ぎのこと。太鼓がどーーーんっ!!

脈が強すぎていけいけどんどん、神経が緊張状態、血が血気盛んな状態。

 

 

 

 

良い脈、良い血のイメージはこちら↓

クラシックコンサート。

ある程度の太さがあって、でも柔らかに脈打つ感じ。ゆったり大きい状態。

聞いているとリラックスできて、リラックスしすぎて眠たくなっちゃう感じ。

 

 

 

どちらの血(脈)が良い状態なのかというと・・・クラシックコンサートを聴いている状態です。

リラックスして、深い呼吸が出来ている証拠だから。

 

はじめはドンドンお祭り騒ぎの血(脈)でも、治療後はゆったりクラシックコンサート状態になります。

脈って正直なんですよね~。

頭で詰まっているのか、おなかで詰まっているのか、ご主人と喧嘩した後なのか、何か落ち込むことがあったのか・・・

色々な情報を教えてくれます。

 

1つ解決しましたが、まだまだ表現に悩む症状はたくさんあって困っちゃいます。

色々な本を読んで言葉の語彙力を育てたいと思います。

 

↓こちらもクリックお願いいたします

Instagram

Facebook

 

2018.11.13貧血の原因になるもの

こんにちは。

豊中少路 不妊鍼灸専門 ルリエ鍼灸院です。

 

数値上は大丈夫。問題ない。

だけど隠れ貧血って方、結構多いです。

 

ここ最近の事例として、問診の際、貧血項目はひっかかっていませんと仰っていますが

体を診ると「ほんとに?」というパターンが続きました。

 

本人の自覚症状としても現れているし、

目の下まぶたをべろっとめくると真っ白だとか、

眠ってもからだが怠くてすっきりしないとか、

生理前になると頭痛がするとか。

 

そんな方は貧血検査の項目はひっかかってなくても

追加して検査してもらう【フェリチン】という値は貧血を示すと思います。

 

検査は言わないとしてもらえないし、実費扱いになるのでわざわざしなくても良いのですが

「貧血の検査は異常ありませんでした」となっても、中には隠れ貧血の方もいると心にとめておいてくださいね。

 

 

さて貧血になる要因は簡単にまとめると「鉄不足」ですが、不足する原因は1つではありません。

食事の内容に鉄の原料である栄養素が足りていないのか、

鉄やその他の栄養素を消化・吸収できる胃腸ではないのか・・・。

 

貧血を東洋医学的な言い方をすると「血虚(けっきょ)」と言います。

東洋医学でも血虚の原因として胃腸機能の低下を挙げていますが重要なのは

・けがや手術による血の損失

・長い期間の闘病による血の損失

という項目。

 

 

怪我や手術による血の損失・・・。

そう、流産による子宮内膜掻爬手術も血を大量に失う要因なのです。

大きく言えば不妊治療のために通うクリニックも、クリニックで飲む薬も検査も長きに渡れば血を損失する要因となってしまうのです。

 

 

じゃあどうすればいいのか。

掻爬術を受けたら、最低半年間しっかり体を休めないといけません。

仕事があって休めないというかたは少しでも体を回復できるように就寝時間を早めたり、細胞の修復を活性化させる酸素カプセルに入りに行ったり工夫してください。

不妊治療が長期に渡っていたら、毎回の食事内容を見直してもっとたんぱく質・ビタミンを体に補給してあげましょう。

もし食べる量が増えてお腹が張るようなら、胃に負担がかからないように調理法を工夫して体が吸収しやすいようにしてみましょう。

 

 

自分の体を変えられるのは自分だけですから、他の人と比べずに試行錯誤、これしかありません。

 

↓こちらもクリックお願いいたします

Instagram

Facebook

 

 

 

2018.11.08柔之道整骨院

こんにちは。

豊中少路 不妊鍼灸専門 ルリエ鍼灸院です(^^)

2018年もあと2ヶ月程で終わりますね。

今年1年もあっという間に過ぎていきました。

街並みもすっかり秋ですね~!

今回は年内いっぱいで退職させて頂く「柔之道整骨院」について、ご紹介したいと思います。

 

大阪のおしゃれスポット堀江。

そこにカフェのような外観の整骨院があります。

 

この整骨院の特徴は「痛みを取る治療に特化している」ということ。

細胞の損傷具合を数値化し、急性・慢性の除痛に速効性のあるエレサス

細胞レベルで機能回復を促進させるハイチャージなど

さまざまな物理療法が揃っている数少ない整骨院です。

そのためプロのスポーツ選手や、将来プロになるであろうレベルの学生選手が数多く通院されます。

また、西洋医学的な治療だけではなく、東洋医学的な治療も行える整骨院です。

 

もちろん痛みを早く取ってくれるところが良いのですが、

それよりも痛みや不調の原因をきちんと探して、正しい原因を見てくれるところが良いポイントだと思います。

 

だからこそ柔之道整骨院は

1秒でも早く痛みを取りたい方をはじめ、沢山のスポーツ選手に支持されているのです。

 

私はそんな整骨院で、女性専門の鍼灸師として出産する前から働かせて頂いておりました。

子供が保育園に入れずにいると

「一緒においでよ~」と、子供と一緒に働けるようにしてくれました。

 

子供が2歳になると同時に鍼灸サロンを開業するときも、

開業したあとも、

上手く両立できるようサポートして下さいました。

本当に助かりました。

 

沢山お世話になり、感謝しかない職場です。

4年ほど勤めさせて頂いたから、居心地もよかったです。

 

しかしいつまでも居心地の良いところにいては私は何も成長できません。

鍼灸師として、鍼灸院の院長として(名前だけですが笑)

もっと視野を広げないといけませんo(`^´*)

 

ということで、2018年12月をもって退職させて頂くことにしました。

12月までは柔之道整骨院でも通常通り予約をお取りしています。

ただ2019年からは少路サロンのみで施術しているので、治療頻度が変わること、大阪市内からこられる方は距離が遠くなることをご了承の上、ご予約お願い致します。

 

保育園に入れなくて1歳の子供と一緒に出勤させて頂いてた頃。

懐かしいなぁ~。

退職まであと少し、最後まで精一杯働かせて頂きます。

 

 

こちらもクリックお願いします↓

Instagram

Facebook

 

 

 

2018.11.02妊娠中に気を付けること

こんにちは。

豊中少路 不妊鍼灸専門・ルリエ鍼灸院です(^^)

 

本日ご来院の患者様はマタニティケアの方でした。

やっと安定期に入りわたしも一安心です。

しかしこの方は脾の妊娠維持力の弱さと反対に、とてもアグレッシブに行動される方なので、出産まで気を抜くことなく更にそろーり生活をお願いしております。

妊娠中の過ごし方の注意は細かく言えば言うほどたーーーくさんあります。

 

火傷に気を付ける

ホラー映画や、グロテスクな映画は見ない

「したい」気持ちを優先して、「したくない」ことは避ける

足首を冷やさない

砂糖の摂取を控える

 

言えばキリがないですが、とにかく「穏やかに過ごすこと」が1番です。

火傷もホラー映画も体にはショック(衝撃)を起こさせますので、

赤ちゃんがびっくりして逆子になっちゃったり、神経過敏な子供になってしまいます。

 

このショックとは、精神的なショックのことも含まれます。

友達の赤ちゃんが30週ごろに逆子になり治療しましたが、話を聞いてみると旦那さんの嘘がバレて、精神的にショックを受けた後ということでした。

嘘みたいですよね~?(^^;

 

病院のお医者さんはきっと関係ない、と仰ると思います。ですが色々な視点で探ってみると「精神的ショック」は逆子の誘因になるのです。

これは論文には載せられない鍼灸師の一人言(笑)

 

 

さて、ゆったりと過ごせていない・動きすぎているという1番分かりやすいサインとしてはお腹のハリがあります。

 

お腹のハリは子宮が収縮を起こすことで起きますが、

出血があったり生理痛のような痛みを感じるときは、すぐに病院へ連絡しましょう。

 

緊急性がないので自宅待機と言われた場合は、ゆっくり横になって出来れば目を閉じて休んでください。

子宮の筋肉は平滑筋という自分では操作できない筋肉。

何よりリラックスして休むことが子宮の収縮を抑えます。

 

お腹がはっている、もしくははっているのに気付かないママの治療はお腹は触りません。

まず背中(肩甲骨)を緩めて呼吸を深く出来るようにして、そして脚を温め、とにかくリラックスしてもらいます。

 

 

妊婦さんって本当に大変なんです。

自分のことだけじゃすればいいのではなく、赤ちゃんのことも考え、家族のことも考えなければなりません。

だからこそ、マタニティケアは必要です。

頑張る心と体を休ませてあげてください。

 

みんなが無事に出産を迎え、赤ちゃんに会えますように。

微力ながらお手伝いできればと思います。

 

↓こちらもクリニックお願い致します。

Instagram

Facebook

子宝セラピー(約60分)/4500円
マタニティセラピー(約30分)/4000円
産後リカバリーセラピー(約60)/6500円
鍼灸シンプルコース(鍼灸お試し)/3000円
トータルケアのためのベーシックコース(70分)/7500円

 

2018.10.28もうすぐ冬!

こんにちは。豊中少路・不妊鍼灸専門 ルリエ鍼灸院です(^^)

私の周りの友人ではおめでたラッシュです。

「実りの秋」である時期は、やっぱり妊娠報告も増えますね♬みんな、おめでとう~!!

 

 

さて「実りの秋」もあと一か月ほどで終わり、暦の上では冬へと変わっていきます。

冬は「実り」とは違い「蓄える」時期となります。

なんだか太りやすくて脂肪がつきやすいのも冬ですよね(^^;)

脂肪はあまり蓄えてくないものですが・・・しかし、冷たい外気から体内の熱を守ってくれるのも脂肪ですから。

きちんとした人間の防衛本能ですね。少なすぎるのも体には良くありません。

 

脂肪にしろ何にしろ、この冬に「蓄える」べきものには色々あります。

 

冬という季節を東洋医学でみると「腎」と結び付きます。

腎といえば性ホルモン・成長ホルモンの働きを持ちます。

妊娠を継続できるだけの元気な体と、元気な卵子、ふかふかの子宮を作るのにとっても大事なホルモン達です。

腎の力(腎力)を蓄えられる冬の季節を味方にして、あなたの妊活を実らせましょう!

 

冬の妊活ポイントは「太陽と月と一緒に生活する」ということ。

冬になると太陽は沈むのが早くなり、月が出るのが早いですよね。

=(イコール)昼間が短くて、夜が長い。

 

つまり暗くなったら早く寝る(今まで以上の早寝)、朝は太陽の光を浴びる、という生活リズムをしましょうということです(^^)

 

この性ホルモンと成長ホルモンは睡眠中に沢山分泌されることはよく言われていることですが、

人間の体は寝ている時だけに性ホルモンや成長ホルモンを分泌しているのではなくて、外が暗くなり、それが視界から感じられると分泌が増え出すのです。

ということは、冬は夏に比べて分泌時間が長いということっ(*^^)v

 

また女性にとってとても大事な「血」は、夜作られるともいいます。

食べたものは胃で消化して、腸でその栄養を吸収していきますが、これらの消化・吸収の働きはリラックスしているときや寝ているときなど、副交感神経が働いているときに活発に働きます。

 

【冬の妊活ポイント】

・早寝で妊娠力と血を作る

・朝の日光浴

・黒い食材を食べる

・足首を冷やさない(腎臓のツボの道は足首を通ります)

 

ざっとですが、冬は上記のことをポイントにして取り組んでみてください。

詳しくお聞きになりたい方は是非サロンまでお越しくださいね~(^^♪

 

 

働く女性にとって早寝はなかなか高いハードルかもしれません。

今までより2時間早く寝る!は急には出来ないと思いますので、今日は15分早く寝よう、今日は30分早めてみよう、と早く寝れる工夫をしてみてください。

 

私は早寝を初めてから朝がすっきりと起きられるようになったので、朝早く起きて朝ごはん・夜ごはんの準備をしてしまいます。

そうすると、仕事を終えて子供を迎えに行って、18時ごろ家に帰ってきてからご飯の準備をする必要がなくなったので、就寝時間は娘と同じ20時前後です。

20時以降はメールやLINEの返信ができませんが、朝が早い分仕事には影響ありません。

自分の工夫次第で早寝って案外できてしまうものです。

あなたのペースややり方で大丈夫です。少しずつ変えてみてくださいね(^^)

 

冬は腎力を蓄える季節!冬の間にたくさん蓄えましょう!

そして来年、赤ちゃんに会えますように。

 

こちらもクリックお願いします♬

Instagram

Facebook

 

子宝セラピー     60分/4500円
マタニティセラピー  30分/4000円
産後リカバリー整体  60分/6500円

 

 

2018.10.19ママの手の温もり

こんにちは。

豊中少路 不妊鍼灸専門  ルリエ鍼灸院です(*^_^*)

 

不妊鍼灸がメインと思われますが、当鍼灸サロンのテーマは「妊娠・出産という女性の大変な時期を東洋医学でサポートする」ということなので、

不妊治療や妊活のための鍼灸治療だけをしているわけではありません。

 

妊娠中のつわりや逆子、腰痛や股関節の痛みのケアや

産後の子宮ケアや胃腸ケアもとっても大切にしています。

 

 

特に産後のケアはママのためではなくて赤ちゃんのため、そして家族のためでもあるのでとっても意義深いと思っています。

 

産後ケアの際に赤ちゃんに便秘やアトピーなどの不調や、夜泣きが続いてママが疲労困憊の時は一緒に来たお子様も一緒に治療しております。

 

 

治療と言っても、小さい赤ちゃんに鍼はさしません!

お灸もしません!

 

 

使うのはコロコロするローラー鍼のみです。

 

はじめはくすぐったそうにするお子様も、不安そうなお顔をするお子様も、次第に気持ちよくなってきてうっとりしてきちゃうのです。

 

 

小児鍼の良いところは副作用を起こすことなく、元気な体を作るサポートができるところです。

小児鍼という刺さない鍼を使うと、皮膚の刺激が皮膚に入り、脊髄を通って脳へと伝わり、そこからまたいろいろな神経へと伝達されます。

このことによって自律神経を整えたり、興奮気味な脳みそをリラックスに導いてあげられます。

 

 

私たち鍼灸師は器具を使いますが、おうちで使うものはママの温かい「手」だけ。

 

 

まずは抱っこをして向かいあわせになり、首の後ろに手のひらをピタっとあてます。

そして首の後ろからお尻のところまで背骨に沿ってすーーーっと撫でおろします。

最後はお尻の仙骨の辺りを円を描くように丸く撫でてください。

お洋服は着ていても脱がせてもどちらでも大丈夫です。

わたしはお風呂の時や抱っこの時にしていました(^^)

 

背骨には神経がたくさん通っていますから、ここを撫でるだけで運動神経や感覚神経、内臓神経に至るまで様々な神経を刺激して発達させてくれます。

 

 

そして何よりもママの温かい手はお子様にとって一番の安心材料。

ママの存在や温かさを手から感じることで、情緒が安定し信頼関係や愛着関係を築きます。

 

道具なんかなくても、わざわざ鍼灸師に頼まなくても(笑)、ママの手さえがあればいいんです。

 

注意することは「〇〇しながら」しないことです。

テレビを見ながら、スマホを触りながら、ご飯を食べながら・・・

これはやめてくださいね(^^;)

 

お子様のケアはママの手で、ママのケアはプロに頼みましょう!

妊娠中から見つけておいてくださいね。

 

Instagram

Facebook

子宝セラピー(約60分)/4500円
マタニティセラピー(約30分)/4000円
産後リカバリーセラピー(約60)/6500円

2018.10.15鍼灸師がおススメする産後の過ごし方

こんにちは(*^-^*)

豊中少路・不妊鍼灸専門 ルリエ鍼灸院です。

 

先週末は娘の運動会でした。ここ最近は週末になると雨が続いたりしていたのでお天気が心配でしたが、無事に決行できました。

あんなに小さかった娘がたくさん練習したダンスや、かけっこを大勢の前で披露する姿はグッときますね。

娘を出産した時のことが色々と思い出されました。

 

出産後、みなさんは体を回復させるために何かしていたことはありますか?

わたしがまずした事は・・・

出産直後から1日目・2日目くらいまで体を横にして寝ない、ということでした。

 

出産直後は「気」と「血」が大量に消費され疲労困憊の状態であり気血の流れが安定していなのですが、

すぐに横になると(頭ー心臓ー足を同じ高さにすると)悪血が頭に昇ってしまうと言われているからです。

この悪い血が昇ってしまうとめまいなどの様々な不調が現れてきます。

 

なので私はベッドの背もたれ部分を少し上げ、足が頭よりも下の高さにになるようにした状態で就寝していました。

↓こんな感じです

 

出産直後、もう少し気を付ければよかったな~と思うことは「目の使い過ぎ」ですね。

出産直後でアドレナリンが出まくっていた状態だったので疲れを感じず、お世話になった方や親しい友人、職場へ出産の挨拶メールを送ったりしていましたがもっと目を休めればよかったなと思います。

目を使うと血も使うので、出産でたくさん消費した後にさらに血を使うこともなかったな~((+_+))

 

 

 

産後の不調は色々とありますが、東洋医学的に考えるとその原因は大体3つに分かれます。

①血の損失によるもの

:出産時に血が大量に消費され(出血)、結果熱を溜めやすくなっている=炎症状態

②気血の乱れ

:産後すぐに横になることで悪血が上昇し、体外に悪露が排出されずにめまいや腹痛を引き起こしてしまう

※血=陰分。体を潤すもの

③気の大量消費

:出産により気血・体力を消耗したことによって胃腸が弱まり、その状態で胃腸に負担のかかる食事をすることで下痢を起こしやすくなる

 

 

産後ケアの治療ポイントはまず瘀血である「悪露」をしっかりと出し切ること、そして大量消費した血を食べたものからたっぷり作るために弱まっている胃腸の働きを高めてあげること

 

 

産後はできる限り早く1回目のケアを始めてください。遅くても半年までには。

体型を戻すためのケアではありません。

栄養たっぷり元気いっぱいのママになって、カリカリとした神経質育児をしないためです。

産後直後から半年までのケアを怠ると、のちのち大きな代償として返ってきます。

 

妊娠中から産後ケアできる場所を探しておいてくださいね。

Instagram

Facebook

 

12月まではこちらでも診療しております↓

大阪市北堀江 柔之道整骨院

 

2018.10.09瘀血って何やの

こんにちは。

豊中少路 不妊鍼灸専門院  ルリエ鍼灸院です。

 

今日は生理についてのお話です。

「生理」というものは女性の体のバロメーターと言いくらい、体の状態を映し出してくれます。

妊活をしている方だけではなく、生涯に渡って体の状態を教えてくれる大切なものです。

 

周期が短い、排卵までが長い、出血量が多い、生理痛がひどい・・・。

血の塊が混じる方もいらっしゃいます。

大きさは小さいものから大きいものまで人それぞれですが、大きな病気が隠れているサインかもしれません。

 

日本産婦人科学会は正常な生理について次のように定義しています。

◆生理周期:25~28日

◆出血持続日数:3~7日

◆出血量:20~140ml

◆随伴症状:日常生活に支障のない経度のもの

 

血の塊が混じることは西洋医学的に診てもよろしくはないということですね。

血の塊と一緒に出血が多い方(月経過多)や、生理痛が強い方は子宮筋腫などの病気が隠れていることもありますので、診察をおすすめします。

 

さて東洋医学では血の塊を「瘀血(おけつ)」と呼びます。

体の中の血が異常を起こし集まって固まってしまった(凝集した)ことによる病理産物なのです。

 

<主な原因>

①栄養失調や病気による疲労(脾性)疲れにより血管内の血を押し出すことができていない

②ストレスによる疲労(肝性):ストレスから気を停滞させてしまい、それが血液にまで及ぶ

③冷えによるもの:冷えにより血脈が拘急(ひきつられて)、血が凝滞してしまう

④熱によるもの:熱により血が煮詰まってしまい、潤いがなくなってしまった

※発熱とは違います

⑤血脈の損傷:けがや病気によって出血した、血が熱を帯びてしまい経脈を無茶苦茶に進んでいる

 

体内に瘀血を生じると、その部分は押すと痛みを伴います。

お腹チェックの際に痛みがあるところは、血の運行がスムーズではなく瘀血を作ってしまっている可能性がありますね。(お腹チェックはこちらから

 

体の特徴としては、静脈瘤がある、生理痛がある、

また性格的にちゃかちゃかと行動する人、スムーズに物事を進めたい人、すぐに解決しないことを延々と考えてしまう方に多い。

つまり真面目過ぎる方、頑張りすぎてしまう方、です。

 

 

ですので瘀血治療の難しいところは、瘀血を作ってしまっている原因が疲れからなのか、イライラストレスからなのか、冷えからなのか、

沢山の原因がある中から、人それぞれで異なる原因を探っていかなければならないところです。

 

 

 

ストレスや精神的疲労が原因の人は「太衝」や「曲泉」や「中封」

冷えや疲れが原因の人には「公孫」や「三陰交」や「血海」

熱による人は「熱を冷ますツボ」

などを組み合わせて使ったりもします。

 

あとオススメは吸玉(カッピング)です!!(^^)

私もちゃかちゃか動きたいくせに細かいところが気になる瘀血タイプの人間なので、かかりつけの鍼灸師の先生のところで月イチ治療していただいております。

光の加減や、角度が若干違いますが(^^;)

はじめは青紫でしたが、3カ月すると色味がだいぶ変わりましたよね。

興味ある方はお近くの鍼灸院で是非試してみてください。

 

あくまでわたしの持論ですが…瘀血治療については漢方薬を飲むほうが早い気がします(”_”)

 

女性にとって生理を整える、ということは元気な体に直結していきます。

閉経前後はさらに体の変化も加速していきますので、妊活をされている女性だけではなく、

じきに初潮を迎えるお子様から子育て真っただ中の女性、子育てが一段落した女性みんなに必要なことです。

 

ご自身の体のサインを見逃さないでくださいね。

 

こちらもクリックお願いいたします(^^)

Instagram

Facebook

 

12月まではこちらでも診療しております↓

大阪市北堀江 柔之道整骨院

 

 

子宝セラピー     60分/4500円
マタニティセラピー  30分/4000円
産後リカバリー整体  60分/6500円

2018.10.02夢見と不妊

こんにちは。豊中少路の不妊鍼灸専門 ルリエ鍼灸院です。

台風が去って、気持ちの良いお天気ですが・・・まだまだ復興が遅れている地域もありますし、心配ですね。

今年は本当に台風や地震などの災害が多いです。

 

さて10月になりました!季節が夏から秋に変わり、熱さで寝苦しかった日々から寝やすい季節になりました。

みなさま涼しくなってぐっすり眠れていますか?

妊活カウンセリングでは睡眠の状態(入眠はスムーズか、夜中にトイレで起きることはあるのか、夢は見るかなど)を詳しくお聞きして、体の状態を読み取る情報にしています。

 

睡眠は身心の休息・細胞の休息に深く関わる時間ですが、卵胞を育てるために大切な成長ホルモンを分泌する時間でもあります。

そして睡眠中はレム睡眠ノンレム睡眠の2つの状態を1セットとして、明け方くらいまでに4~5セットを繰り返しています。

レム睡眠中は眠りが浅く、脳は働いている状態。夢の多くはこのレム睡眠中に見ています。

ノンレム睡眠中は眠りも深く、脳の働きも休んでいるサイクルの時です。

 

 

 

 

「睡眠」を東洋医学的な観点から診ると、血を作る時間・陰を作る時間となります。

就寝時間が遅かったり質の良い睡眠が摂れないでいると血と陰が不足し、排卵までの日数が短くなったり、低温期の基礎体温がピョコピョコと跳ねたりします。

 

夜眠ることは体を休めるだけではなく、妊活女性にとって大切な「血」と「陰」を作り出す時間ですので、

夢を見ることが多い・何度も目が覚めてしまうなど、ぐっすり眠れていない状態であればしっかりと改善しなくてはいけないポイントです。

 

夢を見ることが多い状態のことを東洋医学では多夢(タム)と言います。

東洋医学的に掘り下げると、多夢は「」と深く関係しますので、夢が多かったり、夢の内容を覚えているという状態からは心の機能失調が考えられます。

 

心が病むと不安が強くなったり、情緒不安定(心神不安定)となり、不眠や多夢など睡眠に関係する症状が出てきます。

心を安定させることが睡眠状態を改善するためのポイントの1つです。

 

<心を安定させるためのポイント>

①貧血ケア

⇒精神の安定にはが不可欠。食事やサプリから、鉄をしっかり摂りましょう。

②陰ケア

⇒陰を補ってくれる時間(睡眠時間)を長く取ることで心の興奮を抑えてくれます。

眠れなくてもOK!!部屋を暗くして、目を瞑って横になりましょう。

夜中に何度も起きてしまうのは脳と体の興奮と疲れのサインです。

 

サロンでは精神的な緊張や不安が続く方には、私はいつも左手に心のお灸(掌の真ん中・手首の皴の真ん中)をします。

妊活に対して不安が高まり考え込んでしまうのであれば、心配事を探すよりも赤ちゃんと過ごす楽しい未来を考えてみてはどうでしょうか。

そして妊娠できない=赤ちゃんを育てられる体調ではない、ということを受け止めて体を作り直しましょう。

生理を整える、基礎体温を整える、睡眠を整える、メンタルを整える・・・

赤ちゃんを迎えるためにやるべきことはまだまだあります!

お薬を飲むだけが妊活ではないのです。

 

あなたの妊活が実りますように。

 

クリックお願いします↓

Instagram

Facebook

2018.09.27採卵に向けた鍼灸治療スケジュール

こんにちは。

豊中少路 不妊鍼灸専門ルリエ鍼灸院です。

秋も深まってきましたね♬この時期は朝も日中も過ごしやすくて大好きです(^^)

 

さて、先日体外受精の移植に向けた採卵時期の鍼灸治療についてご質問いただきました。

鍼灸治療スケジュールはクリニックの治療方針や、どのような卵胞刺激方法にするかで変わるわけではありません。

 

自然周期でもホルモン刺激周期でも、採卵までに2回程度となります。

まずは生理が始まって3~5目に1回、2回目は生理周期12日前後となります。

 

短期間に2回受けていただく目的は

・血流の循環を良くする=薬の効果を行き渡らせる

2・自律神経のバランスを保てるようにする=消化機能、免疫機能などを上げておく(副作用による体調不良予防)

3・副交感神経を優位にしておく=精神的なリラックス

 

体外受精を成功させるポイントは、

採卵前のみ鍼灸治療を行うのではなく少なくても半年ほど前から受けることです

 

 

なぜなら一つの原子卵胞が成熟し、排卵するまでには最低180日、およそ半年がかかります。

半年前のご自身の食事や生活、精神状態を振り返ってみてください。

 

SNSなどで不妊治療の情報をみるために夜遅くまで起きていませんでしたか?

3食、たんぱく質とミネラルのバランスが取れた食事がとれていましたか?

イライラやクヨクヨすることなく、穏やかに生活できていましたか?

半年前のあなたは、心身ともに元気いっぱいでしたか?

 

元気いっぱいだったなら、今周期に排卵した卵子も元気いっぱいのタマゴちゃんですね。

でも栄養も元気もカスカスの状態だったのなら、ヨレヨレのお疲れいっぱいのタマゴちゃんです。

 

元気いっぱいのタマゴと、ヨレヨレのお疲れタマゴ、どちらが上手く培養が進むかは言うまでもありませんよね。

お疲れが溜まっている体に移植しても、赤ちゃんは育てられません。

 

体外受精は高額な治療ですから、撃沈覚悟で挑戦するより少しでも体を元気にして、栄養をたっぷり蓄えて、1%でも可能性を高めてから受けてほしいと思います。

 

あなたの妊活が実りますように。

 

↓こちらもフォローお願いします

Instagram

Facebook