こんにちは。豊中少路 不妊鍼灸専門 ルリエ鍼灸院です。
9月は連休が多いですね(^^)みなさま楽しんでいらっしゃいますか?
さて私たち鍼灸師ははり師・きゅう師の国家試験を受けるためにだいたい3年間くらい学校に通います。
そこでは鍼灸治療が理論的に確立されている医療であることを学びます。
以前までは、まだ西洋医学が主な日本では鍼灸治療は「おまじない医療」として広まっている気がしていましたが、最近は多方面で鍼灸治療がどのように体の免疫システムに働きかけるのかなど詳しく取り上げてくれていますね♬
鍼灸治療が不妊治療という「生殖医療」にも効果があるということも、妊活女性の間で広く知っていただけているように思います。
そこで質問(。・_・。)ノ
現在妊活に鍼灸治療を取り入れている方、これから行ってみようと思っている方、
なぜ行こうと思いましたか?
女性ホルモンのバランスが整って、妊娠体質になると聞いたから?
内膜の薄さが改善すると聞いたから?
冷え性の改善に効果があると聞いたから??
ぜーーーーーーんぶ正解です!
ですが、鍼灸治療がもたらす効果として大事なことがあまり知られていません。
その効果とは【妊活を続けられる体づくり】です。
クリニックでの不妊治療では、ほとんどの方が何かしらのホルモン剤を飲みます。
卵胞を育てる薬、着床を助ける薬、高温期を維持する薬、排卵させないようにする薬…
検査上、特に異常がない方でも薬を飲むことになります。
現代の不妊治療は、薬を飲みながらタイミングを取ったり、ステップアップしていくのが流れです。
ただ、その結果卵巣が腫れてしまったり、頭痛や吐き気が起こり、普段通りに過ごせなくなったり、妊活自体をストップしなければならなくなったりします。
妊娠するため!と飲んだもので妊活をストップしなければならないなんて悔しいですよね。もどかしい。
元気な体とはー
・毎日美味しくご飯が食べられる
・毎日ぐっすりと眠ることができる
・クヨクヨ、イライラせずに笑って過ごすことができる
当たり前の事が、当たり前にできる体のことです。
消化機能がしっかり働き、栄養を食べ物からたっぷりと吸収し全身の細胞へ行き渡らせる。
そして元気いっぱいの体になる。
薬の副作用に、心も体も左右されずに不妊治療や妊活を続けることができる。
小さな事に感情が振り回されず穏やかに笑えるようにする。
その手助けを出来るのが鍼灸治療なのです。
体外受精を考えていらっしゃる方、
薬の副作用が辛くて通院を辞めてしまった方、
もしくは薬を飲むことがストレスになっている方、オススメですよ\(^^)/
あなたの妊活が実りますように。パワー送りますね!

2018年9月18日3:47 PM | カテゴリー : 不妊治療, 未分類
こんにちは(^^)
豊中少路の不妊鍼灸専門 ルリエ鍼灸院です。
今回は、治療の際に私が取り入れている「お腹チェック」についてお伝えしたいと思います!
妊活中の方におすすめですが、産後の方でもそうでない方にもお勧めのチェックなので、是非チェックしてみてください。
<チェック方法>
①まず、仰向けに寝てお腹に力が入らないようにします。
②人差し指~薬指の3本を使って、ゆっくりと各エリアを押していきます。
③チェックエリアに沿って、押して痛みを感じるところ、押して気持ち悪いところ、押しても硬くて指が入らないところ、逆に力がなくズブズブと指が奥まで入っていくところがないかを確かめていきます。

<①②⑥エリア・・・ストレス反応>
①、②エリアは胃や消化器系に、⑥エリアは肝臓に関係する場所です。
押して痛みがある、もしくは押しても硬くて指が入らない方は、体にストレスが溜まっていたり、上手くリラックス出来ていないために呼吸が浅く、きちんと呼吸が出来ていない方に多く見られます。
不安や恐怖感が強い、小さなことが気になる、そういった精神的な要素でも硬くなるのがこのエリアです。
<③エリア・・・副腎反応>
副腎は左右の腎臓の上にあり、体内環境を一定に保ってくれる臓器。
二層になっている副腎の表面(皮質)からはコルチゾールというストレスから身を守ってくれたり、糖利用や血圧の調整を行うホルモンと、
アルドステロンという塩分、カリウム、水分のバランスを保ってくれるホルモンの2つが分泌されます。
中心(髄質)部分からはアドレナリンとノルアドレナリンが分泌され、非常時の血圧の調整や、心臓からの血液を送り出す力を強めたり重要な働きを担っています。
つまり簡単にいうと私たちが生きるために重要なホルモンを出してくれているところですね(^^)
このエリアに圧痛などの反応が出るということは、ストレスや疲労が蓄積され体内環境がバランスを崩している、という見方をします。
<③(子宮)④(卵巣)エリア・・・生殖器系エリア>
まず東洋医学には瘀血(おけつ)という考え方がありますが、この瘀血が経絡(ツボの道)を詰まらせてしまうとその経絡に関係する働きが弱まってしまうのです。
このエリアの圧痛や押して不快になる感じは、生殖器系の不調や瘀血による詰まりを考えます。
また、左の③エリア辺りの圧痛は栄養血管の詰まりを示します。妊娠するためにはまず元気な体になること!元気な体になるためにはたっぷりの栄養が必要となりますよね。
栄養をしっかりと吸収して、細胞に行き渡らせるためにも、ここの詰まりはしっかりと治療をして取り除かないといけません。
子宝セラピーに来られる方には、特にこれらの「お腹チェック」をしっかりと行い、念入りにケアをさせていただいております。
お腹の反応が精神的なところからきているのか、臓器の機能低下からきているのかによって治療に選ぶツボは変わってきます。
ご自身でのケアはなかなか難しいと思いますが、セルフチェックとして取り入れてみてください。
「ストレスはない」とおっしゃる無自覚な方が結構いらっしゃいますが、体はそうではなくストレスを感じている場合も多いです。
体と心の状態を読み取ることが、元気いっぱいになって妊娠する道だと思います。
あなたの妊活が実りますように。
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2018年9月16日7:35 AM | カテゴリー : 不妊治療, 未分類, 治療, 産後, 育児
こんにちは。全国各地で災害が続いていますね。
どうかこれ以上被害が拡大しないことを祈るしかありません。
さて、以前にこんな記事を見つけました⇒「受精時に上がる亜鉛の火花」
精子と卵子が出合い受精する瞬間に火花が出るのだそう。
2016年の記事ですが、とても感動してしまいました。

この記事を読んで思ったことは「地球誕生の瞬間みたい~((⋈◍>◡<◍)」と、いうことです。
どういうことかというと・・・
地球は137億年前、とても小さな小さな重くて密度の高い点が、閉じ込められたエネルギーの圧力に耐えきれずに大きな爆発を起こしました。いわゆる“ビッグバン”です。
ビッグバン発生後、宇宙の温度は1000億℃もの超高温になりますが、38万年経過し3000℃程度にまで下がります。
宇宙の温度が低下したことで水素やヘリウムなどの原子が誕生し、そこから爆発隕石の衝突を繰り返し太陽や地球が誕生し、そして生物が誕生していきますよね。
そんなわけで、この記事を読んでから私の妊娠のイメージは「宇宙誕生(ビッグバン)=亜鉛の火花」となりました。
普段と同じように過ごす中で、精子と卵子が上手く出会い受精した女性のおなかの中ではビッグバンが起こっているのです。
妊活女性・不妊治療中の方は、おなかの中でビッグバンを起こす準備をしないといけません。
爆発を起こして子宮の中に生命を誕生させ、十月十日という長い時間をかけて命を育むためにエネルギーをおなかに集中させるのです。
着床すると自分のDNAと他人であるご主人のDNAを融合させて、子宮内へと溶け込ますためにここでも沢山のエネルギーを必要とします。
2つのエネルギーがぶつかり合い、そしてつわりとなります。
それほど赤ちゃんを宿し、この世に誕生させるということはエネルギーとパワーを要するということなのです。
すぐに妊娠できる女性は、生殖エネルギーだけではなく他人のDNAを取り入れて自分に融合させる生命エネルギー自体が高いのでしょう。
妊活期間が長くなるということは体はどこかしら疲れている、ということ。
こんな方はジグザグの基礎体温グラフや、高温期が短くなる傾向があります。
妊活歴や不妊治療歴が長い女性は、赤ちゃんをその腕に抱くために、他の何かを手放して妊娠・出産に使う生命エネルギーを蓄えることを優先しないといけません。
そして子宮の中でビッグバンを起こすのだー!!
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2018年9月8日8:51 AM | カテゴリー : 不妊治療, 未分類
こんにちは。
豊中少路・不妊鍼灸専門のルリエ鍼灸院です(^^)
先日は明治東洋医学院専門学校で開催された、不妊鍼灸治療のセミナーへ参加してきました。
沢山の鍼灸師の方と、同じ空間で勉強できて楽しかったです。
ここで培った内容はまた治療に生かしていきますね。

さて、そのセミナーの中でどんなことでも「土台」が肝心というお話がありました。
よく東洋医学は根本治療だと言われております。
これを不妊治療に置き換えて考えてみましょう。
※卵管閉塞や子宮奇形などの器質的な原因は除外します。
不妊は根本(原因)だと思いますか?
排卵障害、黄体ホルモン異常、子宮内膜の薄さ、高プロラクチン血症、精液異常、EDなど不妊の要因とされる病名や症状は沢山あります。
しかしこれらの症状は不妊症の根本ではなく現象でしかありません。
では根本は?
それは流産の記事でも書きましたが脾、つまり消化器系ではないかと考えています。
女性ホルモンや免疫ホルモンなどのホルモンの原料となるものも、たっぷりと栄養を含んだ血液も、すべて食べ物から作られます。
赤ちゃんを育てるための栄養も、お母さんが食べた物から補給します。
消化・吸収がしっかり出来ていなければ、ホルモンも栄養も作られません。
栄養状態がうつやパニック障害などの精神疾患にも影響していることは既に知られていることです。
つまり体と心が元気でいるためには、食べた物を消化し、栄養を吸収できる胃や腸などの消化器系の働きが良いことがポイントなのだと言えます。

胃に入った食べ物を消化し、吸収した栄養を全身に散布する働きを持つ脾は、東洋医学では土に属します。
小さな花でも、大きな木でも、土の中に根を張りそこから栄養を吸い上げ大きく成長し、花や果実を実らせますよね。
人間も同じで土、つまり土台がしっかりとしてこそ実(赤ちゃん)を実らせることができるのです。
当サロンに妊活目的で来られる方へは、消化器系の働きを高める治療も念入りに行います。
冷えも、お腹の張りも、貧血症状も、脾のケアで随分と変わりますよ。
現象である症状にもアプローチしていきますが、それだけの小手先治療ではなく、きちんと人間の土台であるところを強くして妊娠成立を目指します。
30代、40代は本気で体を作り直しましょう。
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【治療メニュー】
子宝セラピー(約60分)/4500円
マタニティセラピー(約30分)/4000円
産後リカバリーセラピー(約60)/6500円
鍼灸・整体ベーシックコース(70分)/7500円


2018年9月2日1:37 PM | カテゴリー : マタニティ期, 不妊治療, 未分類, 治療, 産後, 育児
こんにちは。
豊中少路・不妊鍼灸専門のルリエ鍼灸院です。
前回は流産予防のための治療をご紹介しました。
妊活女性、不妊治療中の女性には流産予防の治療も知って頂きたいのですが、流産してしまった後の治療のことも知って頂きたいと思っています。
初期流産を経験する女性はとても多いのに、その後のケアについての重要性は広まっていません。
もしも流産となった場合、すぐに治療を受けて頂きたい理由は2つあります。
①お母さんの悲しみを、流産後初回の生理と共に排出させるため
②栄養不足の体を元気にさせるため

産婦人科学会によると妊娠12週未満の早い時期での流産が最も多く、流産全体の約80%を占めています。
妊娠の15%前後が流産に至るとの統計もあり、流産は多くの女性が経験してしまうことなのです。
しかしどんなに週数が少なくても、まだ人のカタチをしてなくても、お腹の中にいると知った時からもう大切な我が子です。
子供を失ったお母さんは
「私がもっと◯◯すればよかった」
「◯◯しなければよかったのかな」
「ごめんね」
と、ご自身を責める方もいらっしゃるかもしれません。
赤ちゃんを亡くしたお母さんの体は、精神的にも身体的にもボロボロです。
それでも
悲しいけど、つらいけど、そこから立ち上がって歩んでいかないといけないのです。
それにはまず
お母さんやお父さんに会いたかったであろう赤ちゃんの思いや、
お母さん自身の悲しみを子宮と心の中に残さないように、
流産後の初回生理と共にスッキリと出さないといけません。
また流産後の体は一度出産をした体と同じ状態となっています。
栄養も血液も使い、自分の体を滋養するものが足りていない状態。
まるでスカスカの穴だらけのスポンジです。
そんな状態でまた妊娠できるでしょうか?
再び赤ちゃんを宿すためには食べたものをしっかりと消化して、そこからたっぷりと栄養を吸収し、
体を元気な状態へと戻さなければなりません。
基礎体温は元通りですか?
疲れを表すガタガタグラフではないですか?
排卵から高温期へのグラフはスムーズな上がり方をしていますか?
2~3回生理くれば「元通り」では決してないのです。
生理開始から早くても半年は体元気モリモリの状態に戻す期間が必要です。
ただ20代の妊活と違い、30代40代の妊活は時間が限られています。
バリバリお仕事したい気持ちを抑えて、妊活へと比重を置いている方もいらっしゃいますよね。
焦りと心配、不安が募ります。
だからこそ体を元気な状態へと戻してから妊活を再スタートさせましょう。
遠回りのようですが、それが近道だと思います。

2018年8月29日2:30 PM | カテゴリー : 不妊治療, 未分類, 治療, 産後
こんにちは。
豊中少路・不妊鍼灸専門のルリエ鍼灸院です(^^)
今日は流産が続く方の治療について。
初期の流産が続く、移植後陽性反応出るものの妊娠が継続しない。
そういう方は脾のケアを特に念入りに、時間をかけて治療しなければなりません。
この脾の働きを中医学で言うと
◯食べ物を消化し、吸収した栄養を全身に散布し、五臓を温める
◯内臓が落ちないように持ち上げる
◯血液が脈外へ漏れ出さないように統制する(固める)
この内臓が落ちないように持ち上げる力は赤ちゃんが下に落ちないように持ち上げる力。
外に漏れ出さないように固める力は、赤ちゃんを子宮内に留めておく力、
また卵巣からプッと吐き出された卵胞を腹腔内に落とすことなく、卵管へとキャッチする力です。
つまり妊娠維持力ですね。
こんなことがありました。
先日2人目の赤ちゃんを授かりましたと、嬉しい報告を頂きました。
その方は1人目を出産してからすぐに産後ケアを受けに来られ、産後1年経ってからは育児と仕事で疲れが溜まる体を整えるために、必ず1ヶ月に1度通われていました。
消化器系が弱くお腹がカチンコチンであること、貧血症状があることから私は消化器系である脾のケアを念入りにしてきました。
そして産後2年たった頃めでたく妊娠です。
驚いたことに、その方は1人目を妊娠される前に2回流産されているのだそう。
今回こんなに順調に安定期まで来られてビックリです、とおっしゃっていました。
2年間知らず知らずに続けていた脾のケアが、結果的に流産予防のケアになったいたのでしょう。
もちろん甲状腺ホルモンに異常ある方や、子宮に問題がある方は、きちんと治療を行うべきです。
そこにプラスして、お薬以外でも自分の妊娠維持力を高めていきましょうq(^-^q)
□食が細い
□お腹が張りやすい
□便秘と下痢を繰り返す
□疲れやすい
□くよくよ落ち込みやすい
このような症状は脾のケアが必要な方です。
もうすぐ実りの秋ですね。
あなたの妊活も実りますように。

2018年8月23日11:43 AM | カテゴリー : マタニティ期, 不妊治療, 未分類, 治療, 産後, 美容, 育児
こんにちは(^^)
妊活・マタニティ期&産後ケアを東洋医学でサポートするLuLie鍼灸院です。
さて、私が不妊鍼灸を受ける女性へお勧めしている治療のタイミングは
①排卵直前(2日前あたり)
②生理予定日の1週間前あたり
ですが、その理由としては、体だけではなく心を緩めることで上手く受精まで導き、そして体が受精卵を受け入れやすくするためです。
しかし、このタイミングで半年ほど治療を行っても妊娠に至らない場合は、治療の方向性(治則)やタイミングを考え直す工夫が必要です。

そこで考えました(-_-;)
まず受精卵になるためには、卵胞と精子が出会わなければなりません。
強い(質の良い)卵胞であれば、精子と出会い受精卵となることも、卵管から子宮へおりてきて内膜に潜り込むことも容易なのではないか、と。
ですから半年ほど治療しても結果が出ない方へは
①生理開始3~5日ほど
②生理開始予定日の1週間前あたり
をお勧めします。
質の良い卵胞を育むには沢山の栄養と酸素が必要なので、生理が来てすぐに卵胞へのケアを行うことが大切と考えます。
それと同時に良い卵胞や子宮内膜を作るために血液を作り、全身へ滞りなく循環させられるように体を整えることも忘れてはいけません。
1周期に2回受けられない場合は、生理開始後3~5日あたりに治療へ行ってみてください。
結果が出ていないことを続けるのではなくて、妊活にも工夫が必要です(^^)
その努力はきっと実るはずです!

2018年7月25日2:48 PM | カテゴリー : 不妊治療, 未分類, 治療
こんにちは。
大阪北部で起きた地震から、だいぶ経過していますが、まだ時々起こる余震に心落ち着かない生活をしています。
3歳になる娘も、地震一週間後くらいから不調がちらほらと。
微熱と下痢、食欲がない、癇癪・・・
お腹の風邪とは少し様子が違う。
地震による恐怖が体に残ってしまっている様子。
ママ友いわく、小児科を受診すると、地震以降こういった特に原因がない不調は地震ストレスと言われるそうです。
もちろんご飯を食べないことも心配ですが、すぐ癇癪を起こして大泣きが続くことも辛い(;_;)
ただでさえ暑さや湿気で体も心も重いのに、子供の泣き叫ぶ声は精神的にもずーーーんとくる。
と、いうことで娘も私も楽になれるように【震災後のトラウマ治療】を。
頚の後ろの背骨から肩甲骨の下あたり(胸椎1番~8番)を上から下へとなぞると、デコボコしているところが。
これはストレスにより自律神経が乱れると現れるサインです。
ちょうど、この高さのあたりには心臓や肺があります。
人間は恐怖を感じるとぎゅっと体を縮こませます。
一瞬なら良いのですが、余震などか続くと体も心もずっとその縮こまった状態を続けてしまいます。
すると肋骨も縮まり深い呼吸が出来なくなるので、リラックス神経(副交感神経)を働かせることができません。
ずっと緊張している状態なのです。
背中にレンジで温めて使うお灸を置いたり、タオルで作った蒸しタオルを置くことで背中が緩まり、ゆったりとした呼吸ができるようになります。
ゆったりとした呼吸は体と心をリラックス状態に導くことができます。
それが地震などの災害で感じた恐怖を和らげるための【トラウマ治療】となるのです。
小さな子供にも、とっても怖い出来事だったでしょう。
早くみんなが元気になりますように。
2018年7月21日1:23 PM | カテゴリー : 未分類, 育児
こんにちは(^^) 豊中少路・不妊鍼灸専門のLuLie鍼灸院です。
私たち鍼灸師は、治療に入る前に色々なところから体の情報を集めます。
その内の1つ、舌は臓腑の異常を知るとっても大切な情報源。
舌自体の色や形、苔の色や光沢を診ていきます。
健康な状態の時は淡紅色で、薄くて白い苔がのっており、柔らかくて適度に湿っている舌。
臓腑間のバランスが崩れ不調が隠れているいる方は、舌の苔が黄色くなったり、地図状舌になったり、舌が震えたりと様々な合図が現れます。
子宝治療に来る方にはどんなタイプの舌が多いかご紹介しますね!
タイプ1◆薄いピンクの舌+舌の苔がない+ぼてっとしていて歯の痕がある

薄い(白に近い)ピンクの舌は血液が不足している状態、そして苔がなく歯の痕がついているのは脾や胃が弱っている状態を表します。
消化機能の低下は冷えの原因へと繋がるので
◯生理痛がある(温めると和らぐ)
◯貧血症状がある
◯肩のこりを強く感じる
◯疲れやすい
◯呼吸が浅い
◯お腹が張りやすい
◯細かいことが気になる、許せない
というような症状が現れます。
妊娠を目指すためには消化器の働きを良くし、まずは血液をしっかりと作れるようにしていくことが大事。
冷えは血液が足りない状態(血虚)と、血を押し出す気のエネルギーが無い(気虚)が作り出してしまうものなので、冷えの改善には消化機能の改善は必須なのです!!
また脾が弱い方の傾向として少し神経質なところがあります。
自分の中の許容範囲を広げて、小さなことにこだわらない・許すことを心掛けることも治療には必要です。
ご自身のことを褒めてあげたり、許すことはできていますか?
タイプ2◆真っ赤な舌+赤いツブツブ+割れ目

真っ赤な舌と赤いツブツブ、イチゴのような舌。これは腎が弱り身体を冷やすための水が不足することで、心や肝に熱を溜めこんでいる状態を反映しています。
また舌にある割れ目は体のなかの熱が旺盛になり、水分を蒸発させてしまったために乾燥して出来てしまったのです。
◯ストレスを強く感じる
◯イライラしやすい
◯排卵が14日より早め
◯生理時に塊が出る
◯甘いものが好き
◯口内炎や湿疹、吹き出物など炎症症状がでやすい
こんな風に熱による症状が現れるのが、イチゴ舌の方の傾向です。
足りない水分を補い、不要な熱を取り除くことが治療のポイントですが足りていないものを補う治療よりも、熱を取り除くほうが難しいのです。
熱の原因はストレス。ストレスの発散や気持ちの切り換えがうまく出来ないために体の中に蓄積してしまいます。
上手に発散することが熱を溜めない大切なポイントとなります。
多く見られるのはこの2つの舌。
中医学では肝・腎・脾の調和がとれていてこそ妊娠に結び付くと考えています。
肝は生殖器、脾は妊娠維持力に、腎は性ホルモンに深く関係している臓腑。
どこかが弱まっても、強すぎても妊娠は出来ません。
この弱まっている臓腑や強くなりすぎている機能を知るための情報が舌にはあるのです。
是非、毎日の体調チェックに舌を見てみてください(^^)
体の中の状態を診ることができますよ♬
クリックしてくださいね(^^)↘

2018年5月28日11:01 AM | カテゴリー : 不妊治療, 未分類, 治療
こんにちは
豊中少路 不妊鍼灸専門 LuLie鍼灸院
楠田由佳です。
さてさて・・・
私の趣味の1つはネットサーフィンなのですが、
Instagramの記事を徘徊しておりましたら「つわり」についての投稿を見つけました。
つわりが酷くげーげーしてダウンしている奥様に
「つわりは病気じゃないんだからー」と、いう旦那様。
これ腹立ちますよね~。
私は幸い軽い方でしたが、それでも通勤時の電車は辛かった(;_;)
東洋医学から診るとつわりは病気です。
人の体の中身はこんな感じです。

※腎臓や子宮、肺や心臓などは省いております。
胃に入った食べ物は、膵臓や肝臓の助けを借りて消化を始めます。
そして腸へ送られて栄養を吸収し、食べ物のカスは便として外へ出す、という流れがあります。
上から下へおろしていきます。
妊娠をすると、この上から下へおろす機能が (消化→大腸へ送る→便をだす)弱まってしまうのです。
人間の正常機能である”おろす”ということが出来なくなっているのですから、
つわりは病気なのです。
この上から下へおろす、という行程は気や血も同様に行われています。
そして下へおろせなくなったものが詰まり、
つわりの症状を引き起こすと考えられています。
つわりの治療は
◎消化機能を高める
◎任脈を整え、詰まっているものを流す
これがポイントとなります。

任脈というツボの道は、生殖器系や消化器系の真上を通る道です。
その中でも中脘(ちゅうかん)といわれるツボはつわり治療で使われる常用穴です。
子宮を収縮させたりするものではありませんので、安心して使ってもらえるツボです。
肝臓から出る管や膵臓から出る管、胃から庁へ消化したものを送る管がみぞおち当たりに集まっています。
ここが詰まるとげっぷや気持ち悪さが酷くなりますので、
電子レンジで温めたへそ灸をみぞおち~お臍の辺りにおいて温めてあげると、上に上がってくるような気持ち悪さを和らげてくれます
サロンではお腹だけではなく骨盤をみたり、
脚のツボを使って腹部の流れだけではなく全身の治療して詰まりを起こさないようにしていきます。
しかしつわり対策は妊娠前からしっかり行っておくことで、酷くなることを予防できちゃいます。
疲れや交感神経を使うことはつわりの症状を酷くさせてしまいます。
どうか休めるならお仕事休んで、
家事はほどほどにして体を休めてくださいね。
なぜなら寝込まないといけないくらいのつわりは病気だから!
我慢ではなく治療が必要なのです!

2018年5月15日10:41 AM | カテゴリー : マタニティ期, 未分類, 治療, 産後
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