ブログ

2018.10.19ママの手の温もり

こんにちは。

豊中少路 不妊鍼灸専門  ルリエ鍼灸院です(*^_^*)

 

不妊鍼灸がメインと思われますが、当鍼灸サロンのテーマは「妊娠・出産という女性の大変な時期を東洋医学でサポートする」ということなので、

不妊治療や妊活のための鍼灸治療だけをしているわけではありません。

 

妊娠中のつわりや逆子、腰痛や股関節の痛みのケアや

産後の子宮ケアや胃腸ケアもとっても大切にしています。

 

 

特に産後のケアはママのためではなくて赤ちゃんのため、そして家族のためでもあるのでとっても意義深いと思っています。

 

産後ケアの際に赤ちゃんに便秘やアトピーなどの不調や、夜泣きが続いてママが疲労困憊の時は一緒に来たお子様も一緒に治療しております。

 

 

治療と言っても、小さい赤ちゃんに鍼はさしません!

お灸もしません!

 

 

使うのはコロコロするローラー鍼のみです。

 

はじめはくすぐったそうにするお子様も、不安そうなお顔をするお子様も、次第に気持ちよくなってきてうっとりしてきちゃうのです。

 

 

小児鍼の良いところは副作用を起こすことなく、元気な体を作るサポートができるところです。

小児鍼という刺さない鍼を使うと、皮膚の刺激が皮膚に入り、脊髄を通って脳へと伝わり、そこからまたいろいろな神経へと伝達されます。

このことによって自律神経を整えたり、興奮気味な脳みそをリラックスに導いてあげられます。

 

 

私たち鍼灸師は器具を使いますが、おうちで使うものはママの温かい「手」だけ。

 

 

まずは抱っこをして向かいあわせになり、首の後ろに手のひらをピタっとあてます。

そして首の後ろからお尻のところまで背骨に沿ってすーーーっと撫でおろします。

最後はお尻の仙骨の辺りを円を描くように丸く撫でてください。

お洋服は着ていても脱がせてもどちらでも大丈夫です。

わたしはお風呂の時や抱っこの時にしていました(^^)

 

背骨には神経がたくさん通っていますから、ここを撫でるだけで運動神経や感覚神経、内臓神経に至るまで様々な神経を刺激して発達させてくれます。

 

 

そして何よりもママの温かい手はお子様にとって一番の安心材料。

ママの存在や温かさを手から感じることで、情緒が安定し信頼関係や愛着関係を築きます。

 

道具なんかなくても、わざわざ鍼灸師に頼まなくても(笑)、ママの手さえがあればいいんです。

 

注意することは「〇〇しながら」しないことです。

テレビを見ながら、スマホを触りながら、ご飯を食べながら・・・

これはやめてくださいね(^^;)

 

お子様のケアはママの手で、ママのケアはプロに頼みましょう!

妊娠中から見つけておいてくださいね。

 

Instagram

Facebook

子宝セラピー(約60分)/4500円
マタニティセラピー(約30分)/4000円
産後リカバリーセラピー(約60)/6500円

2018.10.15鍼灸師がおススメする産後の過ごし方

こんにちは(*^-^*)

豊中少路・不妊鍼灸専門 ルリエ鍼灸院です。

 

先週末は娘の運動会でした。ここ最近は週末になると雨が続いたりしていたのでお天気が心配でしたが、無事に決行できました。

あんなに小さかった娘がたくさん練習したダンスや、かけっこを大勢の前で披露する姿はグッときますね。

娘を出産した時のことが色々と思い出されました。

 

出産後、みなさんは体を回復させるために何かしていたことはありますか?

わたしがまずした事は・・・

出産直後から1日目・2日目くらいまで体を横にして寝ない、ということでした。

 

出産直後は「気」と「血」が大量に消費され疲労困憊の状態であり気血の流れが安定していなのですが、

すぐに横になると(頭ー心臓ー足を同じ高さにすると)悪血が頭に昇ってしまうと言われているからです。

この悪い血が昇ってしまうとめまいなどの様々な不調が現れてきます。

 

なので私はベッドの背もたれ部分を少し上げ、足が頭よりも下の高さにになるようにした状態で就寝していました。

↓こんな感じです

 

出産直後、もう少し気を付ければよかったな~と思うことは「目の使い過ぎ」ですね。

出産直後でアドレナリンが出まくっていた状態だったので疲れを感じず、お世話になった方や親しい友人、職場へ出産の挨拶メールを送ったりしていましたがもっと目を休めればよかったなと思います。

目を使うと血も使うので、出産でたくさん消費した後にさらに血を使うこともなかったな~((+_+))

 

 

 

産後の不調は色々とありますが、東洋医学的に考えるとその原因は大体3つに分かれます。

①血の損失によるもの

:出産時に血が大量に消費され(出血)、結果熱を溜めやすくなっている=炎症状態

②気血の乱れ

:産後すぐに横になることで悪血が上昇し、体外に悪露が排出されずにめまいや腹痛を引き起こしてしまう

※血=陰分。体を潤すもの

③気の大量消費

:出産により気血・体力を消耗したことによって胃腸が弱まり、その状態で胃腸に負担のかかる食事をすることで下痢を起こしやすくなる

 

 

産後ケアの治療ポイントはまず瘀血である「悪露」をしっかりと出し切ること、そして大量消費した血を食べたものからたっぷり作るために弱まっている胃腸の働きを高めてあげること

 

 

産後はできる限り早く1回目のケアを始めてください。遅くても半年までには。

体型を戻すためのケアではありません。

栄養たっぷり元気いっぱいのママになって、カリカリとした神経質育児をしないためです。

産後直後から半年までのケアを怠ると、のちのち大きな代償として返ってきます。

 

妊娠中から産後ケアできる場所を探しておいてくださいね。

Instagram

Facebook

 

12月まではこちらでも診療しております↓

大阪市北堀江 柔之道整骨院

 

2018.10.09瘀血って何やの

こんにちは。

豊中少路 不妊鍼灸専門院  ルリエ鍼灸院です。

 

今日は生理についてのお話です。

「生理」というものは女性の体のバロメーターと言いくらい、体の状態を映し出してくれます。

妊活をしている方だけではなく、生涯に渡って体の状態を教えてくれる大切なものです。

 

周期が短い、排卵までが長い、出血量が多い、生理痛がひどい・・・。

血の塊が混じる方もいらっしゃいます。

大きさは小さいものから大きいものまで人それぞれですが、大きな病気が隠れているサインかもしれません。

 

日本産婦人科学会は正常な生理について次のように定義しています。

◆生理周期:25~28日

◆出血持続日数:3~7日

◆出血量:20~140ml

◆随伴症状:日常生活に支障のない経度のもの

 

血の塊が混じることは西洋医学的に診てもよろしくはないということですね。

血の塊と一緒に出血が多い方(月経過多)や、生理痛が強い方は子宮筋腫などの病気が隠れていることもありますので、診察をおすすめします。

 

さて東洋医学では血の塊を「瘀血(おけつ)」と呼びます。

体の中の血が異常を起こし集まって固まってしまった(凝集した)ことによる病理産物なのです。

 

<主な原因>

①栄養失調や病気による疲労(脾性)疲れにより血管内の血を押し出すことができていない

②ストレスによる疲労(肝性):ストレスから気を停滞させてしまい、それが血液にまで及ぶ

③冷えによるもの:冷えにより血脈が拘急(ひきつられて)、血が凝滞してしまう

④熱によるもの:熱により血が煮詰まってしまい、潤いがなくなってしまった

※発熱とは違います

⑤血脈の損傷:けがや病気によって出血した、血が熱を帯びてしまい経脈を無茶苦茶に進んでいる

 

体内に瘀血を生じると、その部分は押すと痛みを伴います。

お腹チェックの際に痛みがあるところは、血の運行がスムーズではなく瘀血を作ってしまっている可能性がありますね。(お腹チェックはこちらから

 

体の特徴としては、静脈瘤がある、生理痛がある、

また性格的にちゃかちゃかと行動する人、スムーズに物事を進めたい人、すぐに解決しないことを延々と考えてしまう方に多い。

つまり真面目過ぎる方、頑張りすぎてしまう方、です。

 

 

ですので瘀血治療の難しいところは、瘀血を作ってしまっている原因が疲れからなのか、イライラストレスからなのか、冷えからなのか、

沢山の原因がある中から、人それぞれで異なる原因を探っていかなければならないところです。

 

 

 

ストレスや精神的疲労が原因の人は「太衝」や「曲泉」や「中封」

冷えや疲れが原因の人には「公孫」や「三陰交」や「血海」

熱による人は「熱を冷ますツボ」

などを組み合わせて使ったりもします。

 

あとオススメは吸玉(カッピング)です!!(^^)

私もちゃかちゃか動きたいくせに細かいところが気になる瘀血タイプの人間なので、かかりつけの鍼灸師の先生のところで月イチ治療していただいております。

光の加減や、角度が若干違いますが(^^;)

はじめは青紫でしたが、3カ月すると色味がだいぶ変わりましたよね。

興味ある方はお近くの鍼灸院で是非試してみてください。

 

あくまでわたしの持論ですが…瘀血治療については漢方薬を飲むほうが早い気がします(”_”)

 

女性にとって生理を整える、ということは元気な体に直結していきます。

閉経前後はさらに体の変化も加速していきますので、妊活をされている女性だけではなく、

じきに初潮を迎えるお子様から子育て真っただ中の女性、子育てが一段落した女性みんなに必要なことです。

 

ご自身の体のサインを見逃さないでくださいね。

 

こちらもクリックお願いいたします(^^)

Instagram

Facebook

 

12月まではこちらでも診療しております↓

大阪市北堀江 柔之道整骨院

 

 

子宝セラピー     60分/4500円
マタニティセラピー  30分/4000円
産後リカバリー整体  60分/6500円

2018.09.16妊活女性のお腹のチェック

こんにちは(^^)

豊中少路の不妊鍼灸専門   ルリエ鍼灸院です。

今回は、治療の際に私が取り入れている「お腹チェック」についてお伝えしたいと思います!

妊活中の方におすすめですが、産後の方でもそうでない方にもお勧めのチェックなので、是非チェックしてみてください。

 

 

<チェック方法>

①まず、仰向けに寝てお腹に力が入らないようにします。

②人差し指~薬指の3本を使って、ゆっくりと各エリアを押していきます。

③チェックエリアに沿って、押して痛みを感じるところ、押して気持ち悪いところ、押しても硬くて指が入らないところ、逆に力がなくズブズブと指が奥まで入っていくところがないかを確かめていきます。

 

<①②⑥エリア・・・ストレス反応>

①、②エリアは胃や消化器系に、⑥エリアは肝臓に関係する場所です。

押して痛みがある、もしくは押しても硬くて指が入らない方は、体にストレスが溜まっていたり、上手くリラックス出来ていないために呼吸が浅く、きちんと呼吸が出来ていない方に多く見られます。

不安や恐怖感が強い、小さなことが気になる、そういった精神的な要素でも硬くなるのがこのエリアです。

 

<③エリア・・・副腎反応>

副腎は左右の腎臓の上にあり、体内環境を一定に保ってくれる臓器。

 

二層になっている副腎の表面(皮質)からはコルチゾールというストレスから身を守ってくれたり、糖利用や血圧の調整を行うホルモンと、

アルドステロンという塩分、カリウム、水分のバランスを保ってくれるホルモンの2つが分泌されます。

 

中心(髄質)部分からはアドレナリンノルアドレナリンが分泌され、非常時の血圧の調整や、心臓からの血液を送り出す力を強めたり重要な働きを担っています。

つまり簡単にいうと私たちが生きるために重要なホルモンを出してくれているところですね(^^)

このエリアに圧痛などの反応が出るということは、ストレスや疲労が蓄積され体内環境がバランスを崩している、という見方をします。

 

 

<③(子宮)④(卵巣)エリア・・・生殖器系エリア>

まず東洋医学には瘀血(おけつ)という考え方がありますが、この瘀血が経絡(ツボの道)を詰まらせてしまうとその経絡に関係する働きが弱まってしまうのです。

 

このエリアの圧痛や押して不快になる感じは、生殖器系の不調や瘀血による詰まりを考えます。

また、左の③エリア辺りの圧痛は栄養血管の詰まりを示します。妊娠するためにはまず元気な体になること!元気な体になるためにはたっぷりの栄養が必要となりますよね。

栄養をしっかりと吸収して、細胞に行き渡らせるためにも、ここの詰まりはしっかりと治療をして取り除かないといけません。

 

 

 

子宝セラピーに来られる方には、特にこれらの「お腹チェック」をしっかりと行い、念入りにケアをさせていただいております。

お腹の反応が精神的なところからきているのか、臓器の機能低下からきているのかによって治療に選ぶツボは変わってきます。

 

ご自身でのケアはなかなか難しいと思いますが、セルフチェックとして取り入れてみてください。

「ストレスはない」とおっしゃる無自覚な方が結構いらっしゃいますが、体はそうではなくストレスを感じている場合も多いです。

体と心の状態を読み取ることが、元気いっぱいになって妊娠する道だと思います。

 

あなたの妊活が実りますように。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

↓↓クリックお願いします

Instagram

Facebook

 

こちらでも治療可能です↓

 

2018.09.02妊活を実らすためには

こんにちは。

豊中少路・不妊鍼灸専門のルリエ鍼灸院です(^^)

先日は明治東洋医学院専門学校で開催された、不妊鍼灸治療のセミナーへ参加してきました。

沢山の鍼灸師の方と、同じ空間で勉強できて楽しかったです。

ここで培った内容はまた治療に生かしていきますね。

さて、そのセミナーの中でどんなことでも「土台」が肝心というお話がありました。

よく東洋医学は根本治療だと言われております。

 

これを不妊治療に置き換えて考えてみましょう。

※卵管閉塞や子宮奇形などの器質的な原因は除外します。

 

不妊は根本(原因)だと思いますか?

排卵障害、黄体ホルモン異常、子宮内膜の薄さ、高プロラクチン血症、精液異常、EDなど不妊の要因とされる病名や症状は沢山あります。

しかしこれらの症状は不妊症の根本ではなく現象でしかありません。

 

では根本は?

それは流産の記事でも書きましたが、つまり消化器系ではないかと考えています。

 

女性ホルモンや免疫ホルモンなどのホルモンの原料となるものも、たっぷりと栄養を含んだ血液も、すべて食べ物から作られます。

赤ちゃんを育てるための栄養も、お母さんが食べた物から補給します。

 

消化・吸収がしっかり出来ていなければ、ホルモンも栄養も作られません。

栄養状態がうつやパニック障害などの精神疾患にも影響していることは既に知られていることです。

つまり体と心が元気でいるためには、食べた物を消化し、栄養を吸収できる胃や腸などの消化器系の働きが良いことがポイントなのだと言えます。

胃に入った食べ物を消化し、吸収した栄養を全身に散布する働きを持つ脾は、東洋医学では土に属します。

小さな花でも、大きな木でも、土の中に根を張りそこから栄養を吸い上げ大きく成長し、花や果実を実らせますよね。

人間も同じで土、つまり土台がしっかりとしてこそ実(赤ちゃん)を実らせることができるのです。

 

当サロンに妊活目的で来られる方へは、消化器系の働きを高める治療も念入りに行います。

冷えも、お腹の張りも、貧血症状も、脾のケアで随分と変わりますよ。

現象である症状にもアプローチしていきますが、それだけの小手先治療ではなく、きちんと人間の土台であるところを強くして妊娠成立を目指します。

30代、40代は本気で体を作り直しましょう。

 

【Instagram】

https://www.instagram.com/lulie.syoji

【Facebook】

https://www.facebook.com/lulie.shoji/

 

【治療メニュー】

子宝セラピー(約60分)/4500円
マタニティセラピー(約30分)/4000円
産後リカバリーセラピー(約60)/6500円
鍼灸・整体ベーシックコース(70分)/7500円

2018.08.29流産後の治療

こんにちは。

豊中少路・不妊鍼灸専門のルリエ鍼灸院です。

前回は流産予防のための治療をご紹介しました。

妊活女性、不妊治療中の女性には流産予防の治療も知って頂きたいのですが、流産してしまった後の治療のことも知って頂きたいと思っています。

初期流産を経験する女性はとても多いのに、その後のケアについての重要性は広まっていません。

 

もしも流産となった場合、すぐに治療を受けて頂きたい理由は2つあります。

①お母さんの悲しみを、流産後初回の生理と共に排出させるため

②栄養不足の体を元気にさせるため

産婦人科学会によると妊娠12週未満の早い時期での流産が最も多く、流産全体の約80%を占めています。

妊娠の15%前後が流産に至るとの統計もあり、流産は多くの女性が経験してしまうことなのです。

しかしどんなに週数が少なくても、まだ人のカタチをしてなくても、お腹の中にいると知った時からもう大切な我が子です。

 

子供を失ったお母さんは

「私がもっと◯◯すればよかった」

「◯◯しなければよかったのかな」

「ごめんね」

と、ご自身を責める方もいらっしゃるかもしれません。

赤ちゃんを亡くしたお母さんの体は、精神的にも身体的にもボロボロです。

 

それでも

悲しいけど、つらいけど、そこから立ち上がって歩んでいかないといけないのです。

 

それにはまず

お母さんやお父さんに会いたかったであろう赤ちゃんの思いや、

お母さん自身の悲しみを子宮と心の中に残さないように、

流産後の初回生理と共にスッキリと出さないといけません。

 

 

また流産後の体は一度出産をした体と同じ状態となっています。

栄養も血液も使い、自分の体を滋養するものが足りていない状態。

まるでスカスカの穴だらけのスポンジです。

そんな状態でまた妊娠できるでしょうか?

 

再び赤ちゃんを宿すためには食べたものをしっかりと消化して、そこからたっぷりと栄養を吸収し、

体を元気な状態へと戻さなければなりません。

基礎体温は元通りですか?

疲れを表すガタガタグラフではないですか?

排卵から高温期へのグラフはスムーズな上がり方をしていますか?

2~3回生理くれば「元通り」では決してないのです。

生理開始から早くても半年は体元気モリモリの状態に戻す期間が必要です。

 

ただ20代の妊活と違い、30代40代の妊活は時間が限られています。

バリバリお仕事したい気持ちを抑えて、妊活へと比重を置いている方もいらっしゃいますよね。

焦りと心配、不安が募ります。

だからこそ体を元気な状態へと戻してから妊活を再スタートさせましょう。

 

遠回りのようですが、それが近道だと思います。

2018.08.23流産が続く

こんにちは。

豊中少路・不妊鍼灸専門のルリエ鍼灸院です(^^)

今日は流産が続く方の治療について。

 

初期の流産が続く、移植後陽性反応出るものの妊娠が継続しない。

そういう方は脾のケアを特に念入りに、時間をかけて治療しなければなりません。

 

この脾の働きを中医学で言うと

◯食べ物を消化し、吸収した栄養を全身に散布し、五臓を温める

◯内臓が落ちないように持ち上げる

◯血液が脈外へ漏れ出さないように統制する(固める)

 

この内臓が落ちないように持ち上げる力は赤ちゃんが下に落ちないように持ち上げる力。

外に漏れ出さないように固める力は、赤ちゃんを子宮内に留めておく力、

また卵巣からプッと吐き出された卵胞を腹腔内に落とすことなく、卵管へとキャッチする力です。

つまり妊娠維持力ですね。

 

こんなことがありました。

先日2人目の赤ちゃんを授かりましたと、嬉しい報告を頂きました。

その方は1人目を出産してからすぐに産後ケアを受けに来られ、産後1年経ってからは育児と仕事で疲れが溜まる体を整えるために、必ず1ヶ月に1度通われていました。

 

消化器系が弱くお腹がカチンコチンであること、貧血症状があることから私は消化器系である脾のケアを念入りにしてきました。

そして産後2年たった頃めでたく妊娠です。

驚いたことに、その方は1人目を妊娠される前に2回流産されているのだそう。

今回こんなに順調に安定期まで来られてビックリです、とおっしゃっていました。

 

2年間知らず知らずに続けていた脾のケアが、結果的に流産予防のケアになったいたのでしょう。

 

もちろん甲状腺ホルモンに異常ある方や、子宮に問題がある方は、きちんと治療を行うべきです。

そこにプラスして、お薬以外でも自分の妊娠維持力を高めていきましょうq(^-^q)

 

□食が細い

□お腹が張りやすい

□便秘と下痢を繰り返す

□疲れやすい

□くよくよ落ち込みやすい

このような症状は脾のケアが必要な方です。

 

 

もうすぐ実りの秋ですね。

あなたの妊活も実りますように。

2018.08.16知らないうちに身体を冷やしている

こんにちは。久しぶりの投稿となってしまいました。(^^;)

豊中少路・不妊鍼灸専門  LuLie鍼灸院です。

 

最近興味がある「食べ物の陰陽」についてご紹介したいと思います。

東洋医学の治療理論の一つに「陰陽」というものがあるので、食べ物にも陰陽があるということはもともと知っていました。

詳しく知りたいと思い、まずはある書籍を参考に読んでみると・・・すっごく面白かったです!!

 

まず食べ物の陰陽というものを簡単に言うと、温める作用がある食材・冷やす作用がある食材・どちらの作用も持っていない食材があるということです。

それらを食べることで、私たちの体(体質)は冷えたり、温まったりとシーソーのように揺れ動くのです。

詳しく知りたい方は“食べ物  陰陽”で調べてみてください。

マクロビオティックと陰陽論とは少し違います(^^)

 

妊活に良いとされている食べ物といえば豆腐や納豆などの大豆製品やナッツ類、妊活ジンクスのパイナップルジュース。

他にもたくさんありますが・・・中には陰陽論で考えると体を冷やすものもありました。

その一つに大豆製品があります。

大豆製品に多く含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをするため、妊娠を目指す方に良いとされていて、そのことから一生懸命豆腐や納豆を食べている女性も多いと思います。実際、治療に来る女性の中にも大豆製品を多く食べる方も多いです。

けれど陰陽論から見ると大豆製品は身体を冷やす作用を持ち、血液に粘りを持たせてしまう食材なのです。

豆腐や納豆などの大豆製品を沢山食べる方は生理痛が酷かったり、子宮内膜の薄さを指摘されている方が多いように思います。

 

このように子宮や身体を温めるために沢山の工夫をして、時間を使っているのに、妊活のために自ら選んで食べているその食材で身体を冷やしてしまっているかもしれない。

生理は女性の身体のバロメーターです。もし生理痛があったり、生理に血の塊が多く混じってしまっていたり、何か不調があるなら食べているものを見直すのはどうでしょうか。

身体は冷えすぎると生理痛が酷くなったり、子宮内膜が薄くなったりするし、温まりすぎると生理周期が短くなり未成熟の卵胞を吐き出してしまいます。

中庸(ちゅうよう)といって中間を保てるように食事でバランスをとりましょう。

一度ではなく何度も何度も食事を見直して、生理が整うように試してみるのです。

 

今あなたが妊活を実らせるために一生懸命食べているものは、どちらかに偏ったりしていませんか?

一度見直してみてくださいね。

 

クリックお願いします↓↓

【Instagram】

https://www.instagram.com/lulie.syoji

【Facebook】

https://www.facebook.com/lulie.shoji/

【amebaブログ】

https://ameblo.jp/lulie-shinkyu/entrylist.html

 

2018.05.15つわりは病気だ!豊中少路でつわりケアするなら…。

こんにちは

豊中少路 不妊鍼灸専門 LuLie鍼灸院
楠田由佳です。

さてさて・・・
私の趣味の1つはネットサーフィンなのですが、
Instagramの記事を徘徊しておりましたら「つわり」についての投稿を見つけました。

つわりが酷くげーげーしてダウンしている奥様に
「つわりは病気じゃないんだからー」と、いう旦那様。

これ腹立ちますよね~。

私は幸い軽い方でしたが、それでも通勤時の電車は辛かった(;_;)

東洋医学から診るとつわりは病気です。

人の体の中身はこんな感じです。


※腎臓や子宮、肺や心臓などは省いております。

胃に入った食べ物は、膵臓や肝臓の助けを借りて消化を始めます。
そして腸へ送られて栄養を吸収し、食べ物のカスは便として外へ出す、という流れがあります。

上から下へおろしていきます。

妊娠をすると、この上から下へおろす機能が (消化→大腸へ送る→便をだす)弱まってしまうのです。

人間の正常機能である”おろす”ということが出来なくなっているのですから、
つわりは病気なのです。

この上から下へおろす、という行程は気や血も同様に行われています。

そして下へおろせなくなったものが詰まり、
つわりの症状を引き起こすと考えられています。

つわりの治療は
◎消化機能を高める
◎任脈を整え、詰まっているものを流す
これがポイントとなります。

任脈というツボの道は、生殖器系や消化器系の真上を通る道です。

その中でも中脘(ちゅうかん)といわれるツボはつわり治療で使われる常用穴です。

子宮を収縮させたりするものではありませんので、安心して使ってもらえるツボです。

肝臓から出る管や膵臓から出る管、胃から庁へ消化したものを送る管がみぞおち当たりに集まっています。

ここが詰まるとげっぷや気持ち悪さが酷くなりますので、

電子レンジで温めたへそ灸をみぞおち~お臍の辺りにおいて温めてあげると、上に上がってくるような気持ち悪さを和らげてくれます

 

サロンではお腹だけではなく骨盤をみたり、
脚のツボを使って腹部の流れだけではなく全身の治療して詰まりを起こさないようにしていきます。

しかしつわり対策は妊娠前からしっかり行っておくことで、酷くなることを予防できちゃいます。

疲れや交感神経を使うことはつわりの症状を酷くさせてしまいます。
どうか休めるならお仕事休んで、
家事はほどほどにして体を休めてくださいね。

なぜなら寝込まないといけないくらいのつわりは病気だから!

我慢ではなく治療が必要なのです!

2018.05.09万人に効く不妊治療

こんにちは。あっという間にGWが終わってしまいましたね。

私はゆっくりとさせてもらいましたが、通常運転になりGW中に補給したエネルギーをもうすでに使い果たしてしまいそうです(^^;)

 

最近不妊治療のサポートをさせて頂くなかで思うことは

妊娠を望んでいる人みんなに、赤ちゃんが来てほしい、ということ。

 

不妊治療には正解がありませんよね。

同じ症状があって、同じ薬を飲んだのに一方は妊娠に至り、もう一人はなかなか授かることが出来ない。

同じような治療をしたのにみんながみんな妊娠できるとは限りません。

人工授精1回目で妊娠に至る人もいれば、5回行ってもダメな人もいる。

採卵・培養が上手く進み、高額な移植を数回行っても着床できない人もいる。

 

例えば1000万円治療にかければ赤ちゃんを必ず授かることが出来るなら、きっと頑張って支払う人は多いと思います。

でもそうではない。

思うように進まない。

思い描いていたように妊娠できない。

治療には金がかかる。

だから仕事はやめられないけど、仕事のストレスが不妊の原因かもしれないなら仕事を辞めたい。

不妊治療には色々な不安があり、葛藤があり、もどかしさがあり、我慢や制限が存在します。

 

妊娠できる日を楽しみに色々と取り組まれる方がいらっしゃいます。

ホルモン剤投与などのクリニックでの治療の他に、ヨガ・サプリ・よもぎ蒸し・・・など

世の中には妊活に良いと言われている事がたくさん存在しますが、結果に結びつくかは人それぞれです。

 

 

◯◯はしてもいいと思いますか?

◯◯するといいと聞くのですが、先生はどう思われますか?

よく質問を頂きますが、私の答えは「いいと思いますよ!でも合うか合わないかはやってみないと分からないですね」です。

疲れやすい人、発散が上手に出来ずに熱がこもりやすい人、運動を控えた方がいい人、逆にゆっくりのお散歩程度の運動がいい人。

色々なタイプの不妊女性がいらっしゃいますので、世の中でオススメしている妊活方法が一概にあなたに合うとは言えません。

 

誰にでもできる治療法としては

早寝・食事の見直しのみです。

 

栄養は妊娠する体作り、そして妊娠を維持する力のためにしっかり見直すべきテーマです。

血やコレステロールがないのに女性ホルモンやふっくらとした子宮内膜を作ることなんてできませんよね。

腸内からの栄養を邪魔してしまう砂糖の摂取は止めた方がいいです。

そしてお野菜中心の精進料理よりも、血の原料となるお肉や魚を増やした食事にしてください。

 

また十分な睡眠は良質な卵胞を作り、着床しやすい子宮を作り出してくれます。

睡眠時は副交感神経(リラックス神経)が働く時間が長くなりますので、食べた物を消化し、栄養を吸収してくれます。

早く寝ることはいいことしかありません。

あなたの自力を育ててくれます。

 

この2つは万人に効く治療法とも言えますね。

簡単なようで難しい早寝と栄養改善。

副作用もないし体にはいい効果しかありませんので、不妊女性はこの二つを徹底して取り組んでみてほしいと思います。

働きながら実践するにはどうしたらいいか?それはあなたにしか決められません。

 

あなたを応援しています。

私も一緒に頑張ります。

こちらでも施術しております↓