こんにちは。
北摂 豊中少路の
妊活サポート鍼灸サロン
ルリエ鍼灸院です。
すっかり朝晩は涼しくなり
やっと秋を感じる様になりましたね♪
最近日本では暑い日が長くなり
秋を吹っ飛ばして
すぐ冬がきたように感じるので
四季ではなく三季と
言われてるそうですね(笑)
さてさて
秋は脾胃の季節。
脾胃とは簡単に言えば「胃腸」のこと。
さつまいもやかぼちゃ栗など
秋の味覚が持つ自然の「甘味」は
脾胃を養い丈夫にしてくれます。
今日は妊活と脾胃の力について
東洋医学的な観点から
お話ししてみようと思います。
①運ぶ(運化)
食べた物を消化吸収し、
全身に運ぶ(輸布)します。
気血(栄養、酸素など)だけを
全身へ運ぶのではなく
食べ物からは水分も一緒に吸収し
肺と腎へ送り、
汗や尿として体外へ排出します。
この「運ぶ」力が弱ってしまうと
・貧血
・倦怠感
・食欲不振
・痩せ、やつれる
などの症状が現れます
②持ち上げる(昇清)
栄養物質を吸収したのち
心・肺・頭・顔面部へ上らせる
役割を持ちます。
この上に「上げる力」のことを
昇清といいます。
そして持ち上げた(上らせた)
栄養物質は
心と肺を使って栄養を全身に送るのです。
この持ち上げる力(昇清)が
弱ってしまうと
・胃下垂
・精神疲労
・無力感
・お腹が張る
・下痢
・眩暈(めまい)
など、胃腸症状だけではなく
感情面を不安定にさせます。
③まとめる、固める(統血)
血が脈中を循行するように導き
脈外に血が漏れ出さないように
防いでくれています。
(固摂作用)
この固摂作用が
弱まってしまうと
・血便
・血尿
・不性器出血
のような血が漏れ出す症状が起こります
脾の持っているこれらの力は
妊娠の際にも深く関わってきます。
まず栄養面。
卵胞や内膜を育ててくれる
性ホルモンも
ストレスから体を守ってくれる
ステロイドホルモンも
すべて食事から得た
栄養物質(コレステロール)
から作られます。
ほかにも
不妊治療は不安との付き合い方が
とっても重要ですよね。
メンタルを安定させるのも
栄養素(鉄や亜鉛などのミネラルなど)です。
また性ホルモン生成や細胞分裂には
亜鉛などのミネラルが使われます。
身体が栄養で満たされないと
ホルモン生成や分泌が十分にできなかったり
メンタルが不安定になりやすく
治療だけではなく日常生活でも
鬱々としてきてしまいます。
脾が持っている
消化・吸収・全身へ栄養物質を運ぶ力が
正常に働いてこそ
ホルモン分泌が行われ
血液に乗ってホルモンが各組織へ届き
しっかり作用するのです。
そしてもっと視点を小さくして
子宮へフォーカスしてみます。
いのちが育まれる
子宮周囲は肝腎脾で支えています。
今回のテーマである「脾」は
子宮の内側。
黄色の部分です。
胎盤や
胎盤を子宮壁にくっつける
働きをするのが脾の役割。
脾がもっている
「持ち上げる力」
「漏れ出ないように固めておく力」
が、妊娠時には
赤ちゃんが10カ月の間
子宮外へ出てしまわないように
(流産、早産)
胎盤が剥がれてしまわないように
(胎盤早期剥離、前置胎盤)
子宮の中にとどめて
持ち上げてくれるのです。
このように脾という臓腑は
妊活時からとーーっても重要な
働きをしてくれます。
染色体異常率、流産率が
ぐっと上がってくる
35歳以降の妊活さんでも
生殖力が元気であると言われる
20歳代の妊活さんでも
タイミング法でもIVFでも
結果が出やすい女性の
「体質」の共通は
「胃腸が強い」こと。
妊娠力には
胃腸の強さが深く関わっていると
サロンを立ち上げてから現在まで
20代~40代の妊活さんの
サポートをしてみて
肌で感じていることです。
そして
胃腸が強い人の
「生活」の共通点は
夜しっかり寝ていて
朝はおなかが空いて
菓子パンやヨーグルトではなく
朝からお米や動物性たんぱく質を
意識して摂取している人。
体質が生活をつくり
生活が体を作っていきます。
わたし、しっかり食べてるし
早寝してるけど
うまくいかないけど!?!?と
そんな方は
食べた物を上手に
消化吸収できていなかったり
他の臓腑とうまく連携できていないのかも。
よければ一度、
体を診せにお越しください(^^)
人間の生命力の源は
「胃腸」です。
サロンに来てくださった際には
どんな風に胃腸を強くしていくか
どんな食事が妊活さんにいいのか
お話ししながらサポートしていきますね。
脾を養うのに
絶好の季節である今。
秋の旬の素材を食べて、
そして早寝で疲労を取って
ホルモン分泌の時間を確保して
しっかりコンディショニング
していきましょう~!!
鍼灸師 yuka
2023年10月18日3:00 PM | カテゴリー : 不妊治療, 未分類
こんにちは!
北摂 豊中・少路
妊活サポート鍼灸サロン
ルリエ鍼灸院です。
9月も終盤ですが
まだまだ暑いですね!
台風や夕方の大雨を重ねて
少しずつ秋になりそうな雰囲気(^^)
今日は秋分の日。
昼と夜の長さが同じになる日。
儒教の用語的に言うと中庸の日。
占星学的にみると
バランス調整する日、だそうです(^^)
仕事とプライベートなど
一旦ご自身のベストバランスを探ってみる
いい日ですね♪
さて先月8月は
30代妊活さんの初診の方や
体外受精へステップアップの方が多く
通院や妊活の進め方について
たくさんお話ししたので
このブログでも
私の考え方をお話ししますね。
なぜ35歳という
あえてボーダーをひいて
お話しするのか・・・
流産率が
ともに34歳と35歳では
大きく変わるからです。
【参考】日本製生殖医学会
一般社団法人日本生殖医学会|一般のみなさまへ – 生殖医療Q&A(旧 不妊症Q&A):Q23.女性の加齢は流産にどんな影響を与えるのですか? (jsrm.or.jp)
一般社団法人日本生殖医学会|一般のみなさまへ – 生殖医療Q&A(旧 不妊症Q&A):Q24.加齢に伴う卵子の質の低下はどのような影響があるのですか? (jsrm.or.jp)
妊娠12週までの
初期流産の大きな要因は
「染色体異常」と言われています。
34歳と35歳では
流産率が2倍近く上がります。
40歳以降では約50%です。
この染色体異常率が増え、
流産の確立がぐんっとあがるのが
35歳というラインなのです。
ですので30代の妊活さん
特に35歳以上の妊活さんは
「スピード感」を
意識することが大事だと思います。
妊活を開始するタイミング
通院を始めるタイミング
ステップアップを考えはじめて
行動に移すタイミング
すべてのタイミングに
スピードを持たせる。
生理があって
避妊さえしなければ
何歳でも妊娠する、できる
というわけではないのです。
もちろん
今は子供を考えていない、という
ご夫婦の選択も
間違ってはいません。
正解です。
だけど
私たち女性の細胞は有限で
妊娠できる年齢にも限りがあって
いざ、
そろそろこどもが欲しいと思った時には
なかなか難しい状況だった、
ということも起こり得るということを
自覚しておきましょう。
(特に男性ね)
では、スピードをもって
妊活を進めていくために
参考にしてみてほしい
ポイントについてです。
STEP1:不妊治療専門病院に行く
→産婦人科ではなく、不妊治療の専門病院へ
行きましょう
STEP2:不妊一般検査を受ける
→基本的なホルモン検査、画像検査
AMH(卵巣予備能検査)などで
ご自身の状況を把握しましょう。
まずはこれです。
そして鍼灸サポートをさせて頂くうえでも
とても大事なことー
血液検査の結果を
必ずもらってください。
病院によっては口頭のみで
結果用紙を頂けない病院もありますが
そもそも個人情報なので
しっかりと頂いてください。
内科にかかって血液検査をしたら
必ず結果用紙もらいますよね?
不妊治療だからって
「見ても分からないでしょ」って
先生がおっしゃったって
自分の体のことですから
もらわなくていいってことなんて
ないのです。
(この結果用紙を分析して
対応できることが
あります)
STEP1を踏み
一般不妊検査をしたら
まず確認しておきたいのが
「AMH」の数値です。
AMHを簡単に言うと
卵巣の中に
あとどれくらい卵子が
あるのかな~?を
知ることが出来る検査です。
【参考】
「アクセスAMH(IVD)」測定値の年齢別分布(中央値)|AMH検査に関する医療従事者向け情報サイト~amh-info.jp~
女性は
約100~200万個の卵母細胞
をもって生まれてきます。
毎月1回の排卵では
実は1個の卵子が排卵されるのではなく
約1000個消費され
約1000個のうちの一番いいタイミングで
成熟した1個の卵子が排卵されているのです。
(1年間では12000個という計算ですね)
10代~20代で約40万個が
30代では2~3万個消費され
加齢に伴って減っていきます。
このAMHが
年齢に対して高いときは
排卵障害があると分析できます。
一方で低いとき。
AMHが低い=
残留卵子が少ない=
タイミング法や人工授精での
妊娠を目指すのは
無理ではないが時間がかかる。
なので
補助医療で採卵、受精をサポートできるうちに
体外受精にまで進むのかも含めて
ご夫婦で話し合ってください。
スピードをもって!!
でも焦らずに
自己分析をして
一つ一つ進みましょう。
当サロンは
20歳でも
30歳以降でも
元気に妊娠・出産を応援します。
鍼灸師 yuka
2023年9月23日9:00 AM | カテゴリー : 不妊治療, 妊活, 未分類, 治療
こんにちは。
北摂・豊中少路の妊活サポート鍼灸サロン
ルリエ鍼灸院です!
先日、12年ぶりに再会した
鍼灸専門の友人と
小児はりの勉強会に参加してきましたので
今日はその勉強会でインプットした情報や
改めて再認識したことを
ちょこっと皆さんと共有したいと思います!
小児はりの発祥は
ここ、大阪なんですよ~!!
250年以上前、江戸時代からある
歴史が長い治療法です。
「はり」といっても子供へのはりは
皮膚に一切刺入はしません。
表面の近くにある感覚神経などを刺激し
その神経刺激が大脳へ神経伝達されることで
自律神経を整えることができ、
こどもが感じる不快な症状を改善することができます。
このようなアイテムを使って
表面を優しく撫で
皮ふ刺激を与えていくので
優しく治療が出来るのです。
不調というものは
心と体の「不調和」です。
こどもというものは
身体の発達スピードよりも
脳の発達スピードの方が速いので
身体や心のアンバランスが引き起こす症状が
とっても多い。
そこに
兄弟姉妹の誕生、入園や習い事など
環境の変化も加わることで不調和が起き
大人よりも早く様々な症状が出やすいのです。
講演プログラムの中には
小児科のドクターの講演もあり、
その中で「ハッ!」とさせられたのは
「子供は小さな大人
・・・ではないのです」という言葉です。
こどもはとても賢いし
肌で色々感じ取るから敏感。
だからって中に大人が入っているなんてことはなく
体と心の中は未熟な時期。
とってもアンバランスで歪みが多く、
そのままにしておくと
ひずみはどんどん大きくなってしまうんだ、と
こどものSOSに気付くこと、
向き合う事の重要さを再認識しました。
わたしが小児はりをしようと思ったきかっけは
長女の夜泣きでしたが
小児はりの適応疾患は
夜泣き以外にもたっくさんあります。
かん虫、夜驚症、アトピー性皮膚炎
夜尿症、胃腸機能障害(下痢、便秘)
喘息、虚弱体質、起立性調節障害
自律神経失調症、、、、などなど。
多くのこどもたちの
表現できない、言語化できないような
「なんかしんどい」や
「気持ち悪い」を改善できるのが
小児はりなのですが・・・
「周知」がまだまだされていない点が
問題点の一つだな、と思います。
そして
「小児はり」というものがある、と
知るタイミングもとても大切だと思います。
例えば「夜泣き」に悩んだ
私の場合・・・
長女は布団では30分程度しか寝ず。
抱っこだと数時間寝てくれるから
朝も昼も夜も、
ソファや壁に布団で背もたれ作って
抱っこしながら寝ていました。
それが生後3か月から1歳ぐらいまで
続いたかな??
疲労困憊、精神崩壊です。
そんな時は
小児はりが夜泣きを改善できると知っていても
なかなか動けません。
外出したくないんです。
夜眠れてないから、日中も疲れて眠たいんだもん。
布団に横になって眠れない夜が来るから
昼間は外出して体力使いたくない。
夜のために体力残したいんです。
昼間外出して、体力使ったら
夜誰がこの子に付き合うのって。
パパが深夜の夜泣きに対応して
代わりにミルクあげて
寝かしつけて、その後また起きて泣いたら
抱き上げてあやして寝かしつけてくれるなら
いいけども・・・。
1人目の子育てから気が利くなんてことは
全くなくて・・・
ほんとに戦力にならなかった。
(2人目は頑張ってくれてましたよ笑)
人間って本当に疲労困憊の時は
アドバイスを聞き入れる力も動く力も
出ないんですよね・・・。
だから
これから出産を迎えるご夫婦、
これから赤ちゃんをお迎えに行くご夫婦には
是非出産をする前に知っておいてほしい。
赤ちゃんの心身の「不調和」には
「小児はり」というものがあるんだと。
育児の中心になることが多いママの心身が
ギリギリのところまで頑張らずに
動く気力体力がある内に
「小児はり」受けてみてほしいです。
病院で行われるプレママ教室や
助産師の方の口から
これから出産を迎えるママへ
広めていってほしいな。
わたしも
出産を迎える方への準備の一つとして
まずはこのサロンから
「小児はり」をお伝えしていきます。
今回参加した勉強会は
小児科医のドクターの言葉に
じ~としたり、
長女の夜泣きでへとへとで
精神まいっていた時のことを思い出したり・・・
いろんなことを感じた勉強会でした(*^▽^*)
Thaks!
鍼灸師 yuka
2023年8月10日11:48 AM | カテゴリー : マタニティ期, 未分類, 産後, 育児
こんにちは。
北摂・少路の妊活サポート鍼灸サロン
ルリエ鍼灸です。
今回は無事に安定期に入りました方の症例報告です。
不妊症の原因とされている中でも
非常に多い、と言われている
【多嚢胞性卵巣症候群 以下PCOS】さんの
治療開始から妊娠に至るまでの歩みを
ご紹介いたします。
《初診時》2022/9月
年齢:29歳 仕事:事務(正社員)
飲酒(〇) 喫煙(✕)
妊活ステップ:自己タイミング法
《体質》
・血虚症状(貧血)
多夢、貧血検査で引っかかったことがある、頭痛持ち
肩こり、せっかち、情緒の波が大きい、爪が脆い
・気虚症状(疲労)
朝にお腹が減ることがない、疲れやすい、人との約束が億劫
答えが出ないことをぐるぐる考えてしまう
天気が悪いと体が怠くなる
・気滞症状(ストレス過多、自律神経失調)
歯ぎしり・食いしばり、ストレスを感じる
《月経》
周期:不定期 生理痛:あり(D1~2)
PMS:あり(生理前のイライラ、落ち込みやすい、眠気・だるい)
《血液検査》レディースクリニックにて検査
TSH:2.882
プロラクチン:13.4
LH:11.6
FSH:7.0
FT4:1.3
エストラジオール:53.8
テストステロン:28
⇒血液検査からPCOSと診断を受ける
・PCOSの治療を開始
・THS:2.882は妊活時の基準を上回っているので
不妊治療専門の病院への転院を勧める
・プロラクチンも高めのため転院先で相談
・生活の改善
(21時就寝、白砂糖除去、乳製品控える
動物性たんぱく質摂取量を増やす)
2022/11月:不妊治療専門クリニック初診
・頭痛なし
・タイミング法
★ケア回数を2週間に1度に増やす
2023/1月 : 造影剤、ホルモン負荷検査実施(高プロラクチン)
⇒高プロラクチン血症と診断。投薬開始。
・ 鍼灸治療でもPCOS治療に加えて高プロラクチン血症の治療を開始
・タイミング法
2023/2月: 卵胞の成長ゆっくり⇒卵胞育ち切らず薬にて生理を起こす
2023/3月:タイミング法⇒妊娠反応陽性。その後妊娠継続。
PCOSの方の妊活のポイントは
一般的な「28日周期にする」ことでは
ありません。
目指すのは
「30~40日周期を安定させる」ことです。
安定的に血液を送り
自分のペースで卵胞を育て上げることが
大切なのです。
だから14日で排卵しなくたって
いいんです。
そして
ご自身の体を把握するためにも
ぜひスマホで
多嚢胞性卵巣症候群 卵巣皮質、と
画像検索してみてください。
視覚で認識することって
とっても大事です。
検索してもらえると
分かりますが…
PCOSの方の卵巣皮質は
白く肥厚し、硬くなっているのです。
硬くなっているという事は
血流障害を起こしています。
血流障害があるので
卵巣へ卵胞を育てるホルモンが届きにくいし
反応しづらい。
血流障害は酸化、老化でもあります。
そのため一個の卵胞を
大きく育てるのが苦手なのです。
なのでPCOSさんは
- 卵巣皮質の血流障害の改善
- 細胞からのアンチエイジング
- 周期を安定させる
これらを目的に
2週に一度治療を行っていきます。
(※理想は1週間に1度×3カ月)
この方も頑張って通われました。
体質改善にご協力頂き有難うございます!!
無事に妊娠、妊娠継続ということで
私もうれしく思います。
PCOSさんの生活養生については
初診時や治療の際にお話ししています。
薬飲んでもうまくいかないな・・・
わたし、大丈夫かな、、、
おひとりで不安を抱えずに
頼ってくださいね(^^)
こちらでもPCOSさんの治療について
紹介しています↓↓
https://www.instagram.com/p/CtGb_p6u7EA/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==
Thanks!!
鍼灸師 yuka
2023年6月19日12:00 PM | カテゴリー : 不妊治療, 妊活, 未分類, 症例報告
こんにちは。
大阪・豊中少路の妊活サポート鍼灸サロン
ルリエ鍼灸院です。
一気に気温が上がり
春らしい季節になりました♪
春は命芽吹く季節。
冬にしっかりと腎精を貯められましたか?
冬の間にためたパワー、
命芽吹く季節に実りますように☆
さて今日は基礎体温をつけている方なら
一度は「わたしの高温期はこれで大丈夫??」と
心配になったことがあるのではないか・・・
「高温期のパワーがない人」への
対策についてお話していきます。
「高温期にパワーがない」というのは
基礎体温がこのような波形をとる人です。
①高温期の途中で体温がガクッと下がる
②月経数日前から体温が下がってくる
③高温期への移行がゆっくりで3日以上かけて上がり、高温期12日未満
この状態は
「黄体の息切れサイン」なのです!
あなたの高温期はどんな波形をしていますか??
この①~③のような波形をする
【陽虚(冷え)・気虚(疲労)・血虚(貧血)】
を表しています。
高温期途中で下がってしまったり
生理数日前から下がってしまうのは
血の栄養不足+エネルギー不足により
高温期を保つ力が無く、体の熱を保てないために起こります。
排卵に時間がかかる、
3日以上かけて高温期に上がり
高温期自体が12日未満となる人も
血の栄養不足+エネルギー不足により
排卵しづらく、かつ高温期を保つ余力がないのです。
このような波形の方は
・プロラクチンの値が高い
(15以上、または13~14と高め)
・黄体機能不全
・低温期から体温が高め
(月経期のFSH,LHが高い)
・ストレスを感じやすい人
・自律神経が乱れやすい、または乱れている人
・疲れやすい人、幼いころから虚弱体質の人
・貧血気味の人
・胃腸機能が弱い人
といった特徴が多いです。
では・・・
高温期を元気にするためには
どうすればいいのか??
ポイントは「低温期」です。
そもそも妊娠を成立・維持する黄体ホルモンは
どこからくるかご存じでしょうか??
実は排卵を終えた卵胞(卵子を包んでいた膜)が
黄体化して多量のプロゲステロンを分泌するんです。
プロゲステロンは同じく黄体から分泌されたエストロゲンと一緒に
子宮内膜を着床にピッタリの環境に整え、受精卵の受け入れをします。
つまり・・・
低温期にしっかりと気血を補って、
いかに栄養が充足した卵胞・元気な卵胞を育てるか、が
高温期途中で息切れを起こしたりしない黄体を
作るポイントとなります。
①ストレス対策
②自律神経の安定化
③冷え対策のために胃腸機能の改善
④低温期改善(高プロラクチン対策、低温期のFSH・LH対策)
①~④すべて鍼灸治療の得意分野です。
特に月経期のFSH・LH高値を下げる
陰部神経を狙った治療は
お薬ではできないアプローチです。
鍼灸治療で低温期にアプローチを行った結果↓↓
<改善点>
・低温期の平均が下がった(黄色のライン)
・排卵がスムーズに(2日で上がる)
・高温期の波形が三角から台形へ
もちろんセルフケアも重要。
ストレスや疲労の原因となっている
環境や原因を改善なさってください。
気血を作るために食事を見直してみてください。
動物性たんぱく質は摂れていますか??
ビタミン・ミネラルは??
わたしはその時の体は変えられますが、
あなたのストレスとなっている環境をかえることも
毎回の食事を用意することも出来ません…。
あなたの行動が必要なのです。
だから協力しましょう!!
基礎体温の計測はストレスになるから、と
測ることを辞める方もいらっしゃいますが、
ただ病院の先生の言うとおりにタイミングっを取って
お薬を飲む・・・のは
私は危ないと思います。
基礎体温からは体質や栄養状態など
たくさんの情報が得られるのです。
ご自身の体を知ることは
妊活を遠回りさせないために
必要なことです。
あなたの妊活をお手伝いしますよ(^^)
一緒に妊活を実らせましょうね。
鍼灸師 yuka
2023年3月21日10:00 AM | カテゴリー : 不妊治療, 妊活, 未分類
こんにちは。
北摂・豊中少路の妊活サポート鍼灸サロン
ルリエ鍼灸院です。
この記事の下書きを書いたのは1月だったのに
もう3月・・・アレ⁇
せめて2月には公開しよう、と思っていましたが
あっという間に3月になっていましたΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
今日は以前からご紹介したかった
「妊娠性腰痛」のケアについて
ご紹介したいと思います!
*************************************
【妊娠性腰痛とは】
ホルモン分泌の影響により
骨盤周囲の靭帯が緩み筋肉への負担が大きくなることで起こる腰痛。
また妊娠周期が進むにつれてお腹が大きく前に突き出すことで
上体をそらす(腰を反らす)姿勢となることでも起こる
*************************************
当サロンの本当の❞妊活コース卒業❞は
出産したとき、です。
産み落としたその瞬間が
妊活のゴールだと思って妊活のサポートをしています。
なので妊活の時からお越しくださっている方には
陽性反応が出たあとは、
心拍確認するまで一旦小休止ですが
心拍確認後できたらマタニティケアにお越しいただいています。
(初診の方は心拍確認&母子手帳交付の後)
つわりの症状は、実は初期は黄体ホルモン由来で
後期は赤ちゃんが成長したことによって
胃が圧迫されるので器質的なつわりへと変わるのです。
初期から後期まで
胃腸機能を整えるようにケアをしますよ。
そして早い人だとつわりの症状が落ち着き始めるあたりから
腰や仙腸関節(腰の下の方)のあたりが
ギシギシと痛くなり始める方が多いです。
まだまだ小さな胎児でも
母体からすると大きく重心が変わるんですよね。
腰がギシギシしてきた方や
起き上がるときに骨盤周囲に痛みが出てきた方は
「妊娠性腰痛」のケアをプラス。
私たちの体は受精した瞬間から
出産に向けて準備を始めます。
リラキシンというホルモンを出して
いろんな靭帯を緩めていくんです。
出産に向けて緩めるのはいいんだけど
骨盤まわりの靭帯も緩めるので
不安定性が増して骨盤の周りの筋肉に
負荷がかかってきます。
そこで行うのが「臍返しの灸」。
これは昔から
妊婦さんの腰痛の治療として行われてきた灸治療です。
こんなお灸もあります!!
こんな小さなお灸でもいい仕事するんです。
全部燃やすと火傷するので
実際に燃やすのは皮ふに温かさを感じる
7割程度です。
この小さなお灸を作って、
硬いところや痛みが走るところに置いて
筋肉の緊張を取っていきます。
気持ちいいですよ(^^)(^^♪
そして腰回りの痛みでもう1つ多いのが仙腸関節の痛み。
(仙腸関節ってここです↓赤いラインのところ)
このあたりが寝ていて体勢を変えるときなどに
ズッキーーーーーーン!!!!!!って痛むのが仙腸関節痛です。
こういう時は寝て頂いて灸治療を行います。
お灸の原料のよもぎには
鎮痛・鎮静作用があるので
妊娠期のケアにもとってもオススメです。
お腹にいる頃からママがお灸をして育った赤ちゃんは
とっても穏やかで胃腸の元気な子が多い。
ママが元気でいることは
赤ちゃんへ送る最初のプレゼントです。
妊娠初期は原則的に当サロンでは鍼は使いません。
鍼が嫌だな〜、苦手だな〜、という方も
ご安心くださいませ(^^)
妊娠してから腰の痛みで起き上がるのもつらい方
もともと腰痛持ちの妊婦さんや
ぎっくり腰などを繰り返して不安がある妊婦さん、
早めに一度お越しください(^^)
鍼灸師 yuka
2023年3月3日12:29 PM | カテゴリー : マタニティ期, 未分類
こんにちは!
豊中・少路 妊活サポート鍼灸サロン
ルリエ鍼灸院です。
本日、28日で
年内の診療が終わりました♪
今年一年も
ほんとーーーーーーーうに
ありがとうございました(;_;)
私は東洋医学という医学と
鍼灸という手技が
とっても大好きです。
自分自身が救われた経験もあります。
日々気血のバランスが変わる女性には特に合う治療だと思います。
だから
1人でも多くの女性にも知ってほしいし、好きになってほしいのです。
そして
私は鍼灸師だから
わたしが皆さんにできる「鍼灸治療」で
幸せになってほしい。
・女性と子供に幸せになってもらう
赤ちゃんが欲しい、痛みや不調から解放されたい、うまく言えないしんどさを楽にしたい、という希望を叶える
・地域だけでなく社会への貢献
これは鍼灸師としての理念ですが
当サロンの理念でもあります。
これを実現させるため、叶えるためには
まだまだ修練が必要ですが
一歩一歩、歩みをとめずに進みたいと思います。
最後に
こんな小さなサロンを見つけてくださり、
選んで通ってくださり、
本当にありがとうございます。
より「結果」と「質」にこだわるサロンにしていきます。
どうぞ今後ともよろしくお願い致します。
鍼灸師 yuka
2022年12月28日6:59 PM | カテゴリー : 未分類
こんにちは。
北摂 豊中・少路の
妊活サポート鍼灸サロン
ルリエ鍼灸院です
本日は
当サロンをご利用くださっている方へ
1点ご報告です。
今年も、無事に・・・
皆様からお預かりした売り上げの一部を
寄付させて頂くことが出来ました~~~!!
自分で開業をするのであれば
「社会貢献していきたい」
というのが、当サロンの目標の一つです。
今年も皆様のお力で無事に実現させて頂き
本当に感謝しております。
ありがとうございます。
以下、寄付先となります。
どうぞご確認ください。
※寄付先は私自身で探しております。
寄付先の勧誘や紹介などはご遠慮くださいませ。
この二つの施設は病気の治療を行うお子様とその家族が
一緒に過ごすことが出来る施設です。
私の姉は4年前に他界しました。
突然もことでしたので
両親もわたしも亡くなった後に会いました。
姉が亡くなった時の年齢はもう立派な大人の年齢でしたが
両親にとってはいつまでも子供ですよね。
病気、事故・・・理由は違えど、
子供を見送らなければならない親の気持ちは
子育て中の私にも容易に想像できます。
家族との未来を作るために頑張ることが
家族と過ごせる時間を断ってしまうのは
とても悲しい。
だから寄付先を探すとき、
子供とその家族が一緒に過ごせる場所を
選びたいと思うようになりました。
私が直接できることは少ないですが
間接的にならできるのではないか。
微力ながら施設運営の力になれればいいな、と思っております。
どうぞご理解くださいませ。
そして今後ともよろしくお願い致します。
鍼灸師 yuka
2022年12月23日3:00 PM | カテゴリー : お知らせ, 未分類
こんにちは。
北摂 豊中・少路の
妊活サポート鍼灸サロン
ルリエ鍼灸院です。
妊活さんにはとっても大事な
『冬』になりましたね!
冬は性ホルモンや成長ホルモンなど
受精・受胎・妊娠維持には
とっても大事な季節ですよ!
生活養生&セルフ灸でしっかり妊娠力を
養っていきましょうね♪
さてタイトルにもありますように
検査の結果が返ってきたら、
わたしにも見せてほしいな♡というおなはしです。
なんで鍼灸師が血液の検査見るの??
と思われますか?
東洋医学的な診断もしておりますが、
実際の血液検査の数値も踏まえて分析しないといけません。
なので血液検査をしたら、
その結果用紙はお持ちいただくか写メで送ってください。
排卵までの期間の例として・・・
月経期(D1~5)の検査には
次の項目を調べることが出来ます。
◆E2(エストラジオール)
:LHサージを起こさせる
子宮に働きかけて内膜を増殖させる
頸管粘液を分泌させる
◆FSH(卵胞刺激ホルモン)
:卵胞を発育・成熟させる
◆LH(黄体ホルモン)
:LHサージを起こさせる
正常であればこの月経期には
E2:20~50pg/mlを示し
FSHは10mlU/ml以下かつ
LHはFSHより低値
を示します。
この状態であれば、
月経周期に応じてケアができるのです。
しかし無排卵の方や
採卵のために卵巣への刺激が続き
卵巣が疲労状態だと
FSHが上昇したり
PCOS症候群の方は
LHがFSHよりも高くなったりします。
LH高値、FSF高値の時は
LHを下げて卵胞の成長を助けてあげたり
卵巣の膜を柔らかくしてあげたり
胃経のツボを使って排卵を促したり
肩頸ガチガチの
自律神経が交感神経優位な人には
肩頸の緊張も取ります。
採卵周期の場合。
E2は排卵前だと200pg/mlあたりが正常ですが
採卵直前、卵巣刺激をしていると
E2の値はもっと高値です。
(最近だと1800pg/ml超えの人が
いらっしゃいました。お腹パンパンっ。)
そうなると・・・
採卵後に心配なのは
卵巣刺激症候群ですよね。
なので採卵後は卵巣の腫れを防止するために
卵巣刺激に使った薬剤を
排出しやすくするツボを組み合わせるのです。
血管をブワッと広げて
流しだすイメージ。
初めて採卵後に子宮の腫れ止めのケアをした方が
(今まではしたことなかった)
「お腹も張らなかったし、すっごく楽でした。
全然違います」と喜んでくださっていたのが
とても嬉しかったです。
鍼灸を組み合わせれば
不妊治療の体はもっと楽になれるのです。
スケジュール調整して
薬も飲んで
もう十分なほど頑張ってるんだから
身体を楽にするところは
ぜひ私たち鍼灸師にゆだねてください。
と、いうわけで
大事な治療方針を決める情報源ですので、
検査用紙を病院から受け取った際は
ご提供くださると助かります(^^♪
鍼灸師 yuka
2022年12月12日5:00 PM | カテゴリー : 不妊治療, 妊活, 未分類, 治療
こんにちは。
北摂 豊中少路の
妊活サポート鍼灸サロン
ルリエ鍼灸院です。
今日から11月に入りました!
2022年もあと2か月です。
元気に2022年も走り切りたいですね。
さて先日、
妊活コース⇒マタニティコースを経て
無事に出産された方が
赤ちゃんと一緒に
会いに来てくださいました。
流産を経験され
今回妊娠した際もご不安だったかと思いますが
無理をしないよう養生を心がけて
生活されました。
「出産自体は大変だったけど、
とても素晴らしいものでした」
とメールを頂いたときは、
その言葉に感動し、そして本当にうれしかったです。
今日はなぜ妊活する上で
ただ全身の血流をあげるだけではなく、
「全身治療」が必要なのかを
お話ししていきます!
私が何度もしつこくしつこく
胃腸を元気にしましょう、
動物性タンパク質摂りましょう、
生理痛はありましたか?塊は?
早く寝れていますか?とお話するのは
「妊娠」というものは
子宮だけで成立するものではないからです。
免疫系、神経系、内分泌系・・・
すべての調和の上に
成立しています。
東洋医学では
生殖機能を司る腎にフォーカスがあたりますが
実はその他にも肝と脾も大きく関わるのです。
腎は両親から受け継いだ体質や
免疫機能、そして生殖機能に深く関わります。
生殖機能を司りますので
いわゆる妊娠力を左右する臓です。
肝は血液を全身に巡らせる働きがあるので
胎児の成長や妊娠の維持のサポートに
大きく関わります。
脾は胎盤と子宮をくっつける働きを持ちます(固摂作用)。
なので母体と胎児の両方のサポートを
受精、着床、出産までしてくれるのが脾ですね。
妊娠の維持に大きく関わります。
そして重要なのは
どこか一つが元気いっぱいであっても
その他の臓腑との不調和があると
妊娠・出産がうまくいかない、
または妊娠が不安定になるということ。
精子と卵子がタイミングよく出会い
着床するためには腎の力がいるし、
胎盤を強固にし、妊娠維持に関わり
出産までサポートするのは脾だし
吸収された栄養や酸素を
絶えず赤ちゃんへ届け続けるのには肝の力が必要。
このように
すべてのバランスとタイミングが合って
妊娠が成立するのです。
これが全身で妊娠・出産するの意味です
例えば・・・
夜更かし(23時以降の就寝)や
先天的に免疫機能が弱っている方は
夜中にトイレで起きてしまったり、
腰に怠さや痛みを感じたり、
初潮が遅かったりします。
周囲に気を遣いすぎたり
通勤時間が1時間以上あり
冷飲食が増え脾が弱まると、
空腹感を感じなくなって
ご飯が美味しく感じなくなったり、
胃下垂になったり、
倦怠感が続いたりします。
そしてお酒やストレスなどにより
肝が弱まると
生理痛など生殖器の不調が増えたり、
イライラしやすくなったり
肩こりなど筋肉に不快感が出やすくなります。
当てはまる項目はありましたか?
こちらはいつも私が行っている問診の中の
ほんの一部の項目です。
そしてこれらの項目は男性にも当てはまります。
肝の経絡(ツボの道)は精巣の近くから股関節を通ります。
なので精子はストレスに弱い。
腎が弱いと精子の数が少なくなったりと
生殖機能自体に問題が生じやすくなってしまいます。
最近では女性のみ体を整えるのではなく
男性も整える必要があるのです。
それほど男性も女性もストレスが多い
ストレスフルな時代になっているのです。
体調というものは感情や環境、
食べたものによって
すぐに揺らいでしまうものなので
ケアのたびにチェックが必用です。
病院での治療や毎月のタイミングを
より後押しするのは
ご自身の『体次第』ということを
是非是非意識の奥深くに
染み込ませて欲しいです!!
「じゃあどうしたらいいの?!」
と、いう部分をサロンでサポート
しております。
どこの機能が弱いのか・・・
そんなときはどうしたらいいのかな、
こんなところに気をつけてほしい、など
生活指導もさせて頂いております♫
わたしたちはいつまでも
妊娠できる体ではないから・・・。
妊娠が可能な期間のうちに
望んだとおり赤ちゃんを授かって
元気に出産を迎えてほしい。
妊活期間をすこしでも短縮させたい方、
もう、どうしたらいいんだ!と行き詰まっている方、
ぜひお越しください。
あなたに必要な改善ポイントを
一緒に探して見つけましょう!
鍼灸師 yuka
2022年11月1日9:00 AM | カテゴリー : ご質問, マタニティ期, 不妊治療, 妊活, 未分類
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