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2022.11.24ご夫婦での通院について


こんにちは!
大阪 豊中少路 妊活サポート鍼灸サロン
ルリエ鍼灸院です。

当サロンは女性専門の
鍼灸サロンです。

が!!実はご夫婦での治療であれば
男性もご利用可能です。

利用条件もございますが
ご夫婦での妊活を推奨しています。

本日は
・夫婦で妊活に取り組みたいけど男性は何をすべきなのか?
・パパもお疲れだからケアしてほしい

そんな妊活さんに読んでいただきたい記事になります。

まず、不妊症というものの定義は
「1年以上夫婦生活がありながらも妊娠に至らない」
という状況を言います。

そして不妊症の原因は検査でわかるもの
検査しても分からない領域がありますが、

検査でわかる範囲で中では
以下のような因子があります。

これを見てわかるように
3~4組に1組は男性側の要因なんですよね。

精子がいない、動きが悪い、
奇形率が高いなど・・・
原因は幾つかあります。

卵子の細胞が3ヵ月もの長い時間をかけながら育てたのち
排卵する卵子と違って
精子は日々生まれてきます。

だから精液検査をしたときに
「前はよかったのに、今回はすごく悪い・・・」
なんてことはよくあるお話。

精索静脈瘤や精路閉塞、
下垂体ホルモン低下・乏精子症などを除き
『いつも検査結果良好だったのに
今回は良くなかった』というようなケース。

病院では対策としてコエンザイムQ10や亜鉛のサプリを飲んだり
生活習慣の改善を指導することが多いと思います。

では
人工授精当日、体外受精当日に
精液検査不良で中止にならないよう
鍼灸ではどのようにアプロ―チしていくのでしょうか。

男性の場合、肝経の状態を知る必要があります。
東洋医学で生殖能力は腎というイメージが強いですが、
じつは肝とも密接な関係があります。

図のように、肝経は足の親指の爪から始まり
脚の内側を通り股関節(精巣の近く)を通って
肋骨まで続きます。

『閉蔵を司るのは腎、疏泄を司るのは肝』とされ、
男子の精液の貯蔵と排泄は
腎の造ってためておく力と
肝の全身に精血津液を巡らせ発散させる力の
協調結果なのです。
※これは女性の排卵にも当てはまります

以上のことから
男性の妊活ケアをする際は
・ストレス状況
・生活(お仕事)状況
・生活習慣の癖
などをヒアリングします。

「ストレスを強く感じることが多いか」
「職場ではどんな立場なのか(役職があるのかなど)」
「パソコンを膝の上において作業していないか」
「スマホをズボンの前ポケットに入れていないか」

ストレス=余分な熱(陽)。
精子は熱に弱い性質ですので
ストレスを多く感じると肝機能を弱らせ
余分な熱が生まれ
精子の状態に影響を及ぼします。


現代のストレス社会において
ストレスが全くない、なんていう男性は
皆無なのではないかと思います・・・。

だから、奥様だけではなく
ご主人のケアも必要になるのです。

当サロンでご主人と一緒に妊活コースを受ける際は
必ず奥様がまず1度ケアにお越しください。
そして、治療内容や施術に納得いただけましたら
ぜひご夫婦でお越しください。

月に3,4日程度
土日に休日診療(午前のみ)していますので
そちらをご利用くださいね(^^)



2022年もあと一か月となりましたね。
皆様が健康に2022年も走り抜けられますように☆★


鍼灸師 yuka


2022.11.01全身で妊娠する、の意味

こんにちは。
北摂 豊中少路の
妊活サポート鍼灸サロン
ルリエ鍼灸院です。

今日から11月に入りました!
2022年もあと2か月です。
元気に2022年も走り切りたいですね。

さて先日、
妊活コース⇒マタニティコースを経て
無事に出産された方が
赤ちゃんと一緒に
会いに来てくださいました。

流産を経験され
今回妊娠した際もご不安だったかと思いますが
無理をしないよう養生を心がけて
生活されました。

「出産自体は大変だったけど、
とても素晴らしいものでした」
とメールを頂いたときは、
その言葉に感動し、そして本当にうれしかったです。


今日はなぜ妊活する上で
ただ全身の血流をあげるだけではなく、
「全身治療」が必要なのかを
お話ししていきます!



私が何度もしつこくしつこく
胃腸を元気にしましょう、
動物性タンパク質摂りましょう、
生理痛はありましたか?塊は?
早く寝れていますか?とお話するのは

「妊娠」というものは
子宮だけで成立するものではないからです。

免疫系、神経系、内分泌系・・・
すべての調和の上に
成立しています。


東洋医学では
生殖機能を司る腎にフォーカスがあたりますが
実はその他にも肝と脾も大きく関わるのです。


腎は両親から受け継いだ体質や
免疫機能、そして生殖機能に深く関わります。
生殖機能を司りますので
いわゆる妊娠力を左右する臓です。

肝は血液を全身に巡らせる働きがあるので
胎児の成長や妊娠の維持のサポートに
大きく関わります。

脾は胎盤と子宮をくっつける働きを持ちます(固摂作用)。
なので母体と胎児の両方のサポートを
受精、着床、出産までしてくれるのが脾ですね。
妊娠の維持に大きく関わります。

そして重要なのは
どこか一つが元気いっぱいであっても
その他の臓腑との不調和があると
妊娠・出産がうまくいかない、
または妊娠が不安定になるということ。

精子と卵子がタイミングよく出会い
着床するためには腎の力がいるし、

胎盤を強固にし、妊娠維持に関わり
出産までサポートするのは脾だし

吸収された栄養や酸素を
絶えず赤ちゃんへ届け続けるのには肝の力が必要。

このように
すべてのバランスとタイミングが合って
妊娠が成立するのです。

これが全身で妊娠・出産するの意味です




例えば・・・
夜更かし(23時以降の就寝)や
先天的に免疫機能が弱っている方は
夜中にトイレで起きてしまったり、
腰に怠さや痛みを感じたり、
初潮が遅かったりします。

周囲に気を遣いすぎたり
通勤時間が1時間以上あり
冷飲食が増え脾が弱まると、
空腹感を感じなくなって
ご飯が美味しく感じなくなったり、
胃下垂になったり、
倦怠感が続いたりします。

そしてお酒やストレスなどにより
肝が弱まると
生理痛など生殖器の不調が増えたり、
イライラしやすくなったり
肩こりなど筋肉に不快感が出やすくなります。

当てはまる項目はありましたか?
こちらはいつも私が行っている問診の中の
ほんの一部の項目です。


そしてこれらの項目は男性にも当てはまります。
肝の経絡(ツボの道)は精巣の近くから股関節を通ります。
なので精子はストレスに弱い。
腎が弱いと精子の数が少なくなったりと
生殖機能自体に問題が生じやすくなってしまいます。

最近では女性のみ体を整えるのではなく
男性も整える必要があるのです。
それほど男性も女性もストレスが多い
ストレスフルな時代になっているのです。


体調というものは感情や環境、
食べたものによって
すぐに揺らいでしまうものなので
ケアのたびにチェックが必用です。


病院での治療や毎月のタイミングを
より後押しするのは
ご自身の『体次第』ということを
是非是非意識の奥深くに
染み込ませて欲しいです!!


「じゃあどうしたらいいの?!」
と、いう部分をサロンでサポート
しております。
どこの機能が弱いのか・・・
そんなときはどうしたらいいのかな、
こんなところに気をつけてほしい、など
生活指導もさせて頂いております♫

わたしたちはいつまでも
妊娠できる体ではないから・・・。
妊娠が可能な期間のうちに
望んだとおり赤ちゃんを授かって
元気に出産を迎えてほしい。

妊活期間をすこしでも短縮させたい方、
もう、どうしたらいいんだ!と行き詰まっている方、
ぜひお越しください。

あなたに必要な改善ポイントを
一緒に探して見つけましょう!


鍼灸師 yuka