5月より一緒に妊活に取り組ませて頂いている方から、
3回目の胚移植後、妊娠判定が出ましたとの嬉しいご報告をいただきました。
おめでとうございます!(^^)
ご本人様よりブログにて治療の経過や内容、感想を掲載する承諾をいただきましたのでご紹介させていただきます。
大阪市在住 A様(仮)/39歳 初診時:2回目の胚移植直前に来院
Q:鍼灸治療をはじめて、何か実感できた変化はありましたか?
正直、針灸をして体感として感じたことは実はあまりわからなくて。。
それよりも、自分の体質を知ったり、それを改善していこうと努力することがしんどくない、といった感じでしょうか。。
ですが、直後なんとなく体が気持ちいい感じがするのと、ゆか先生と相性がいいような気がするのでそれも針灸の効果なのかも知れませんね。
もう少し続けていくと、自分の体が変化していくのを感じられるかも知れませんね!
との感想をいただきました。
そうですね!確かに回数を重ねれば、より効果を実感できることが増えたかもしれません。
ですが回数を重ねるごとに体は確実に変化されていました。
実はAさんが初めて来院され、脈をとり、体に触れたときに
■冷えがある(自覚はないとのこと)
■体が硬く、ゆとりがない
ということが気になりました。
赤ちゃんが大好きな場所は温かく、ふわふわしたところです。
大人だって冷たくてカチカチのベッドは嫌ですよね(^^;)
移植に向けて改善する点はたくさんありました。
そして更にご自身の体質を知って頂くための「子宝チャート」を行い、次のことを知って頂き、治療に取り組みました。
①冷えや湿気の塊が体の中にあるということを自覚していただき、普段食べている食事・間食も含めて控えたほうがいい食べ物
②脳・筋肉・呼吸・性格など全てにおいて体のゆとりを出すための方法
③体はすべての器官・臓器が連動し繋がっていること
2回目の移植は残念なことに上手く着床に至りませんでした。
その後3回目の移植に向けて、月経後~採卵までに1回、採卵後1回、移植前日1回と治療を重ね、そして判定日・・・
無事に妊娠判定が出たとのことです。
A様が約2か月という短期間で治療の結果が出たのには、アドバイスを実践し、そして治療方針を納得・理解して頂いたからではないかと思います。
今日初めて会った鍼灸師に、しかも信頼できるかどうかも分からない人に
「東洋医学では、あまいもの(特に精製された白砂糖)は体を冷やし、湿気を含んだねばねばした塊を作りやすいので控えてくださいね」といきなりいわれ、実践できる人って少ないですよね。
東洋医学はまだよくわからないけれど、とにかくやってみる!という方だったからこそ、体の変化も早く、そして良い方向に向かったのではないでしょうか。
これから妊活に取り組む方、現在すでに妊活中で大変な思いをされている方、
そのような方のお役に立てればと言って頂きましたので紹介させていただきました。
A様、お腹の赤ちゃんが順調に育ってくれますよう祈っております!
2017年7月22日2:55 PM | カテゴリー : 不妊治療, 患者様のお声, 未分類, 治療
最近、不妊治療への東洋医学(鍼灸治療や漢方治療)の効果が広く認められるようになり、
興味を持っている方や、実際に治療を受けておられる方が多いことを実感しております。
けれど実際に通いたくても、いつどのタイミングで行けばいいのか、
どんなことをするのか、鍼やお灸をすることでどんな効果があるのか、本当に効くのかナゾだらけですよね。
そんな方に是非参考にして頂きたいと思います。
質問:鍼灸治療でどんなことができるの?(’_’?)
◎女性ホルモンのバランスを整える
→排卵に向けて、質の良い卵子の成熟を促します
→黄体ホルモンの体温上昇作用が働くようになります
◎骨盤内の血流の改善
→子宮へ血流を送り、温かくふかふかの子宮内膜を作ります
◎子宮だけでなく全身のバランスを整える
→妊娠力を上げるだけではなく、妊娠を維持できる体を作ります
質問:どれくらいの頻度で通えばいい?(’_’?)
月経周期・移植スケジュールに合わせて決まります。
タイミング法で妊活されている方はこちらを参考にしてください↓
周期が長く排卵が遅れる方や、基礎体温が2層にわかれず周期が分かりづらい方は、
体を診ながら治療のタイミングを取っていくことになりますので、上記とは多少変わってきます。
次はステップアップし、体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)により胚移植される方はこちらを参考にしてください↓
上記の移植スケジュールはあくまでも一例ですので、通われているクリニックのスケジュールに合わせて行うことになります。
初診の方は、まず月経終了後~排卵までの時期に来られることをおススメします。
タイミング法の方でも、ステップアップされた方でも、基本の治療方針は同じです。
①脳と子宮との間で行われる女性ホルモンのやりとりをスムーズにし、卵子の成熟を助け排卵が行われるように整えること
②受精卵が着床しやすいように、ふかふかの温かい子宮を準備すること
③妊娠を維持できる体をつくること
その方の体質に合わせながら、各周期に必要な治療を行っていきます。
質問:本当に鍼やお灸で妊娠するの?(’_’?)
100%ではありません。どんなに医学が進歩しても、技術が進歩しても、ご期待に沿えないことが沢山あります。
けれど、鍼灸治療により骨盤内血流が上がり子宮内膜の厚さが改善されたり、
月経周期が安定してきたりと良い変化をもたらすことができ、
ホルモンバランスだけでなく体内の環境が整うことで妊娠へと導くことができます。
大まかなご紹介ですが、治療について少しでも疑問が解消できれば嬉しいです。
もし不明な点がございましたら、どんな小さな疑問でも結構ですので一度お問合せください。
これから妊活に鍼灸治療を取り入れてみようとお考えの方、
やみくもに回数をこなすような、お金と時間がもったいない通い方はしないでくださいね(^^)
2017年7月16日9:02 PM | カテゴリー : ご質問, 不妊治療, 治療
こんにちは!
関西の梅雨明けも、もうすぐですね(^^♪
さて、LuLie(ルリエ)では
妊活コースをスタートしました!
本オープンに間に合わせるべきだったのですが
きちんと考えて、納得した内容でコースを開始したかったので遅れてしまいました。
もちろん、これからももっと喜んでいただけるようにレベルアップさせていきます(^^)
こちらのコースは
自己・クリニックで妊活をされている方向けのコースです。
・タイミング法で妊娠を目指している
・ステップアップし、人工授精・体外受精・胚移植などで妊娠を目指している
・クリニックには通っていないけれど、妊活のため体を知って整え、妊娠を目指したい
もちろん不妊検査をされていない方でも受けて頂けますが、
私は統合医療(西洋医学と東洋医学の併用)を推奨しているので、まずは不妊検査を受けてからの治療をオススメします。
どのような治療をしていくのか・・・
次のブログで書きますね。
LuLie(ルリエ)は小さなサロンですが、その分ゆっくりとお話ししながら、じっくりと施術を受けて頂けます。
妊活に鍼灸治療を取り入れてみようと考えていらっしゃる方、一度お気軽に連絡下さいませ♬
2017年7月14日10:26 AM | カテゴリー : お知らせ, 不妊治療, 治療
鍼灸治療は、効果を実感するまでに時間がかかると思っていませんか?
「体質改善が健康にも妊活にも良いと分かっていますが、長期的に続けていくのがちょっと・・・」
と、いう方は少なくありませんよね。
なぜでしょうか?
すぐに効果を実感したいから、即効性がないと治療している気がしないからですよね。
その点お薬は効果が早い。
頭やお腹が痛ければ痛み止めを飲み、風邪をひき熱が出れば解熱剤を飲み、その時の辛い症状を数時間後には隠してくれます。
だから鍼灸治療のようなゆっくり効いていく治療は、よくわからない、効いている気がしない。
私も性格的にトレーニングやサプリ、化粧品でも何でも即効性を求めてしまうので、
この気持ちよくわかります。
ですが「効果が出るまでに時間がかかる」
これは少し違うかなと思います。
少し専門的なお話になりますが・・・
東洋医学は
「疾病の症状はただの現象であって、本質ではない。疾病の治療には必ずその原因を求めなければならない」という考え方を基本としています。
原因(体質)と症状は別々のものではなく、一体なのです。
木でイメージしてみてください
◎木の幹=原因(体質)
◎葉っぱ=表面に現れている症状
とします。
頭痛や生理痛、不眠、浮腫み、胃痛、肩こり、腰の冷えやだるさなどの不調は葉っぱ、その原因となるもの(体質)は木の幹とします。
私たち鍼灸師も、まずは患者様自身が悩んでいる症状を伺います。
そしてその不調の本当の原因は何か、体から出ている沢山のサインを読み取ります。
表面に出ている症状を治療しながらも後ろに隠れている本当の原因にもアプローチしているのです。
ということは表面に出ている辛い症状が少しでも軽く感じたら、それはもう体質改善の第一歩といことです。
少しイメージが変わりましたか?言葉だけでは分かりづらいですね。
伝えたいことは―
何か月も続けて治療しないと効果が分からない、なんてことはありません!
と、いうことです。
是非一度チャレンジしてみてくださいね(^^)
2017年7月3日11:59 PM | カテゴリー : マタニティ期, 不妊治療, 治療, 産後
【鍼灸治療ってこんなもの】
鍼灸治療って・・・?のご質問にお答えしますね(^^)
Q:鍼を刺すとき凄く痛いイメージがあり、怖いのですが・・・
A:そうですね。血流が悪く筋肉が硬くなっているところに鍼が入ると「ずーん」という感覚があり、それが痛いと感じ苦手な方はいらっしゃると思います。
その「ずーん」は鍼灸用語で「得気:とっき」といい、体にとっては良い反応の1つです。
苦手な方はこの「ずーん」がないように調整しながら治療させて頂きますので、ご安心ください。
また注射針をイメージされる方も多いですが、鍼灸治療に使われる鍼は髪の毛より細いものを使っており、皮膚に入る感覚も非常に少ないです。
肩やお顔など、まずは1部分から試しをしてみてはいかかでしょうか。
Q:どれくらいの頻度で通えばいいですか?
A:月経周期や、不調を感じる場所の痛みの強さ・状態によっても変わりますが・・・
◆急性の症状(ぎっくり腰・寝違えなど)-できる限り間隔を詰めて
◆慢性の症状(肩こり・腰痛・関節炎・腱鞘炎など)-1か月に1~2回程度
◆妊活のための体質改善を目的とした治療-1か月に1回程度を半年~1年
◆マタニティ期や産後の治療-1か月に1回程度
◆美容鍼-噛み癖や生活の癖にもよりますが2~3週間に1度程度
あくまでも目安となりますが、ご参考になさってください。
当サロン・LuLie(ルリエ)では患者様の「自主性」を大切にしたいと考えております。
「行かないといけない」といった義務ではなく、「行きたい」と心や体が求めた時の感覚を目安にしてください。
もちろん体の状態を診て「〇日後・〇週間後に来てほしい」とこちらからお声をかけることもございますが、以降の来院についてはご相談次第となります。
Q:子供と一緒に行けますか?
A:はい、大丈夫です。
まだお座りが出来ない小さなお子様には、バウンサーやマット、赤ちゃん用のイスもご用意しております。
Q:行くときの服装はどうしたらいいですか?
A:普段の服装のままお越しください。お着替えもご用意してあります。
施術中は鍼をさす部分だけを出しますので、服を脱ぐことはございません。
Q:鍼を刺した後はすぐに抜くのですか?
A:鍼をさした後、すぐに抜く方法(単刺:たんし)と、そのまましばらく刺したまま(置鍼:ちしん)という方法があります。基本は15分ほど刺したままにしておきます。
Q:治療した日はお風呂に入っても大丈夫ですか?痕は残りますか?
A:はい、大丈夫です。鍼をした当日も普段通り生活して頂けます。
基本は跡が残ることはありませんが、ごくまれに刺した部分に皮下出血ができることがございます。1週間ほどで吸収され消えていきますのでご安心ください。
鍼灸治療って、どんなことをするか未知の世界ですよね。
少しでも不安なことや、聞いてみたいことがあれば、お気軽に問合せくださいませ。
2017年6月29日12:47 PM | カテゴリー : ご質問, マタニティ期, 不妊治療, 治療, 産後
不妊治療に鍼灸治療が効果的だと知り、取り入れてみる方は多いと思いますが、
効果が出やすいタイプとそうではないものがあります。
検査でも特に原因がみつからない「機能性不妊」に対しての治療効果は良好とされています(学生だった頃の教科書にはそう記されていました)。
しかし原因がはっきりしている「器質性不妊(卵管狭窄・閉塞、卵管周囲癒着、頸管炎・子宮奇形など)」に対して治療の効果は落ちるとされおり、
ご自身の状態が鍼灸治療の適応となるのかどうか、まずは知ることが大切です。
私は西洋医学で原因がはっきりとわからない「機能性不妊」のかたへ、特に鍼灸治療をオススメします。
理由は3つあります。
①オリジナルの体質改善
子宮や卵管・卵巣など臓器だけに原因を探しません。
全身の状態を診て、お一人お一人の体質やその時の状態に合わせて全身から変えていきます。
例えば特に原因が見つからないにも関わらず、妊娠にいたらない方の場合。
東洋医学では更に細かく考えていきます。
妊娠に至るために必要な体のエネルギーが足りていないのか、血流が悪く温かい子宮内膜が作れていないのか、
着床を邪魔をするものがあるのか、など体の状態や体質を読み取り、アプローチ方法や治療方針を考えていくのです。
②副作用の不安がない
治療後に「眠気」や「だるさ」を感じることがありますが、これは副作用ではなく副交感神経(リラックスするときの神経)がよく働くようになるためです。
もちろん「合う・合わない」はありますが、服用後の眠気とは違いますし、吐き気や頭痛などの不調も伴いません。
私はクリニックに通っていたころ、黄体ホルモンを増やす薬の副作用がとてもストレスになり、3周期ほど飲んでやめてしまいました。
鍼灸治療は薬のような副作用のストレスなく、続けて受けて頂けます。
③体の総合力を高める
不妊治療で処方されるホルモンの薬はもちろん妊娠するためにドクターが処方してくれるものですが、
それは黄体ホルモンを高めるだけだったり、排卵をさせるためだけだったり、ピンポイントの効果のものです。
鍼灸治療は体の総合力を高めるような治療で、その結果、妊娠力を高めることができます。
これが、私がオススメする理由です。
特に異常がないものに対して薬を出すことは出来ないため、西洋医学ではそれ以上アプローチできないのです。
そして「西洋医学&東洋医学」の併用がよりオススメです。
ある名古屋の大学病院の研究結果によると、西洋医学と東洋医学の両面からアプローチしたグループの方が、妊娠率が高まったということです。
まずはエコーや造影剤による検査をして、器質的な原因がないのかを検査してもらいましょう。
ただ原因が明らかになっている器質性不妊の中でも
◆子宮内膜が排卵時期にも薄い
◆多嚢胞性卵巣症候群
◆黄体機能不全
などは鍼灸治療により改善していけるものです。
薬のようにすぐに効果が出るものではなく、時間をかけて体質を変える治療にもどかしくなるかもしれません。
ですが、妊娠できるということは、妊娠を維持できる力があるということだと思います。
産まれてからの何十年間の生活で作った体質を戻し、妊娠を維持できる力を作っていくには、やはり時間が必要なのです。
もしも今、妊活のために食事や生活も見直して、クリニックに通い続けて、
そんな生活に疲れてしまっている方がいらっしゃるならば、鍼灸治療を取り入れてみてはいかがでしょうか。
妊娠を諦めずに、でも少しだけ心の力を抜いて、クリニックでの治療を続けられるきっかけになるかもしれません。
体質改善にオススメのベーシックコース
◆◆ご予約はこちらから◆◆
http://lulie-shinkyuin.com/online/calendar/
2017年6月27日12:03 PM | カテゴリー : 不妊治療, 治療
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