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2018.09.02妊活を実らすためには

こんにちは。

豊中少路・不妊鍼灸専門のルリエ鍼灸院です(^^)

先日は明治東洋医学院専門学校で開催された、不妊鍼灸治療のセミナーへ参加してきました。

沢山の鍼灸師の方と、同じ空間で勉強できて楽しかったです。

ここで培った内容はまた治療に生かしていきますね。

さて、そのセミナーの中でどんなことでも「土台」が肝心というお話がありました。

よく東洋医学は根本治療だと言われております。

 

これを不妊治療に置き換えて考えてみましょう。

※卵管閉塞や子宮奇形などの器質的な原因は除外します。

 

不妊は根本(原因)だと思いますか?

排卵障害、黄体ホルモン異常、子宮内膜の薄さ、高プロラクチン血症、精液異常、EDなど不妊の要因とされる病名や症状は沢山あります。

しかしこれらの症状は不妊症の根本ではなく現象でしかありません。

 

では根本は?

それは流産の記事でも書きましたが、つまり消化器系ではないかと考えています。

 

女性ホルモンや免疫ホルモンなどのホルモンの原料となるものも、たっぷりと栄養を含んだ血液も、すべて食べ物から作られます。

赤ちゃんを育てるための栄養も、お母さんが食べた物から補給します。

 

消化・吸収がしっかり出来ていなければ、ホルモンも栄養も作られません。

栄養状態がうつやパニック障害などの精神疾患にも影響していることは既に知られていることです。

つまり体と心が元気でいるためには、食べた物を消化し、栄養を吸収できる胃や腸などの消化器系の働きが良いことがポイントなのだと言えます。

胃に入った食べ物を消化し、吸収した栄養を全身に散布する働きを持つ脾は、東洋医学では土に属します。

小さな花でも、大きな木でも、土の中に根を張りそこから栄養を吸い上げ大きく成長し、花や果実を実らせますよね。

人間も同じで土、つまり土台がしっかりとしてこそ実(赤ちゃん)を実らせることができるのです。

 

当サロンに妊活目的で来られる方へは、消化器系の働きを高める治療も念入りに行います。

冷えも、お腹の張りも、貧血症状も、脾のケアで随分と変わりますよ。

現象である症状にもアプローチしていきますが、それだけの小手先治療ではなく、きちんと人間の土台であるところを強くして妊娠成立を目指します。

30代、40代は本気で体を作り直しましょう。

 

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子宝セラピー(約60分)/4500円
マタニティセラピー(約30分)/4000円
産後リカバリーセラピー(約60)/6500円
鍼灸・整体ベーシックコース(70分)/7500円

2018.08.29流産後の治療

こんにちは。

豊中少路・不妊鍼灸専門のルリエ鍼灸院です。

前回は流産予防のための治療をご紹介しました。

妊活女性、不妊治療中の女性には流産予防の治療も知って頂きたいのですが、流産してしまった後の治療のことも知って頂きたいと思っています。

初期流産を経験する女性はとても多いのに、その後のケアについての重要性は広まっていません。

 

もしも流産となった場合、すぐに治療を受けて頂きたい理由は2つあります。

①お母さんの悲しみを、流産後初回の生理と共に排出させるため

②栄養不足の体を元気にさせるため

産婦人科学会によると妊娠12週未満の早い時期での流産が最も多く、流産全体の約80%を占めています。

妊娠の15%前後が流産に至るとの統計もあり、流産は多くの女性が経験してしまうことなのです。

しかしどんなに週数が少なくても、まだ人のカタチをしてなくても、お腹の中にいると知った時からもう大切な我が子です。

 

子供を失ったお母さんは

「私がもっと◯◯すればよかった」

「◯◯しなければよかったのかな」

「ごめんね」

と、ご自身を責める方もいらっしゃるかもしれません。

赤ちゃんを亡くしたお母さんの体は、精神的にも身体的にもボロボロです。

 

それでも

悲しいけど、つらいけど、そこから立ち上がって歩んでいかないといけないのです。

 

それにはまず

お母さんやお父さんに会いたかったであろう赤ちゃんの思いや、

お母さん自身の悲しみを子宮と心の中に残さないように、

流産後の初回生理と共にスッキリと出さないといけません。

 

 

また流産後の体は一度出産をした体と同じ状態となっています。

栄養も血液も使い、自分の体を滋養するものが足りていない状態。

まるでスカスカの穴だらけのスポンジです。

そんな状態でまた妊娠できるでしょうか?

 

再び赤ちゃんを宿すためには食べたものをしっかりと消化して、そこからたっぷりと栄養を吸収し、

体を元気な状態へと戻さなければなりません。

基礎体温は元通りですか?

疲れを表すガタガタグラフではないですか?

排卵から高温期へのグラフはスムーズな上がり方をしていますか?

2~3回生理くれば「元通り」では決してないのです。

生理開始から早くても半年は体元気モリモリの状態に戻す期間が必要です。

 

ただ20代の妊活と違い、30代40代の妊活は時間が限られています。

バリバリお仕事したい気持ちを抑えて、妊活へと比重を置いている方もいらっしゃいますよね。

焦りと心配、不安が募ります。

だからこそ体を元気な状態へと戻してから妊活を再スタートさせましょう。

 

遠回りのようですが、それが近道だと思います。

2018.08.23流産が続く

こんにちは。

豊中少路・不妊鍼灸専門のルリエ鍼灸院です(^^)

今日は流産が続く方の治療について。

 

初期の流産が続く、移植後陽性反応出るものの妊娠が継続しない。

そういう方は脾のケアを特に念入りに、時間をかけて治療しなければなりません。

 

この脾の働きを中医学で言うと

◯食べ物を消化し、吸収した栄養を全身に散布し、五臓を温める

◯内臓が落ちないように持ち上げる

◯血液が脈外へ漏れ出さないように統制する(固める)

 

この内臓が落ちないように持ち上げる力は赤ちゃんが下に落ちないように持ち上げる力。

外に漏れ出さないように固める力は、赤ちゃんを子宮内に留めておく力、

また卵巣からプッと吐き出された卵胞を腹腔内に落とすことなく、卵管へとキャッチする力です。

つまり妊娠維持力ですね。

 

こんなことがありました。

先日2人目の赤ちゃんを授かりましたと、嬉しい報告を頂きました。

その方は1人目を出産してからすぐに産後ケアを受けに来られ、産後1年経ってからは育児と仕事で疲れが溜まる体を整えるために、必ず1ヶ月に1度通われていました。

 

消化器系が弱くお腹がカチンコチンであること、貧血症状があることから私は消化器系である脾のケアを念入りにしてきました。

そして産後2年たった頃めでたく妊娠です。

驚いたことに、その方は1人目を妊娠される前に2回流産されているのだそう。

今回こんなに順調に安定期まで来られてビックリです、とおっしゃっていました。

 

2年間知らず知らずに続けていた脾のケアが、結果的に流産予防のケアになったいたのでしょう。

 

もちろん甲状腺ホルモンに異常ある方や、子宮に問題がある方は、きちんと治療を行うべきです。

そこにプラスして、お薬以外でも自分の妊娠維持力を高めていきましょうq(^-^q)

 

□食が細い

□お腹が張りやすい

□便秘と下痢を繰り返す

□疲れやすい

□くよくよ落ち込みやすい

このような症状は脾のケアが必要な方です。

 

 

もうすぐ実りの秋ですね。

あなたの妊活も実りますように。

2018.08.16知らないうちに身体を冷やしている

こんにちは。久しぶりの投稿となってしまいました。(^^;)

豊中少路・不妊鍼灸専門  LuLie鍼灸院です。

 

最近興味がある「食べ物の陰陽」についてご紹介したいと思います。

東洋医学の治療理論の一つに「陰陽」というものがあるので、食べ物にも陰陽があるということはもともと知っていました。

詳しく知りたいと思い、まずはある書籍を参考に読んでみると・・・すっごく面白かったです!!

 

まず食べ物の陰陽というものを簡単に言うと、温める作用がある食材・冷やす作用がある食材・どちらの作用も持っていない食材があるということです。

それらを食べることで、私たちの体(体質)は冷えたり、温まったりとシーソーのように揺れ動くのです。

詳しく知りたい方は“食べ物  陰陽”で調べてみてください。

マクロビオティックと陰陽論とは少し違います(^^)

 

妊活に良いとされている食べ物といえば豆腐や納豆などの大豆製品やナッツ類、妊活ジンクスのパイナップルジュース。

他にもたくさんありますが・・・中には陰陽論で考えると体を冷やすものもありました。

その一つに大豆製品があります。

大豆製品に多く含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをするため、妊娠を目指す方に良いとされていて、そのことから一生懸命豆腐や納豆を食べている女性も多いと思います。実際、治療に来る女性の中にも大豆製品を多く食べる方も多いです。

けれど陰陽論から見ると大豆製品は身体を冷やす作用を持ち、血液に粘りを持たせてしまう食材なのです。

豆腐や納豆などの大豆製品を沢山食べる方は生理痛が酷かったり、子宮内膜の薄さを指摘されている方が多いように思います。

 

このように子宮や身体を温めるために沢山の工夫をして、時間を使っているのに、妊活のために自ら選んで食べているその食材で身体を冷やしてしまっているかもしれない。

生理は女性の身体のバロメーターです。もし生理痛があったり、生理に血の塊が多く混じってしまっていたり、何か不調があるなら食べているものを見直すのはどうでしょうか。

身体は冷えすぎると生理痛が酷くなったり、子宮内膜が薄くなったりするし、温まりすぎると生理周期が短くなり未成熟の卵胞を吐き出してしまいます。

中庸(ちゅうよう)といって中間を保てるように食事でバランスをとりましょう。

一度ではなく何度も何度も食事を見直して、生理が整うように試してみるのです。

 

今あなたが妊活を実らせるために一生懸命食べているものは、どちらかに偏ったりしていませんか?

一度見直してみてくださいね。

 

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2018.07.25(追記)治療のタイミング~豊中少路・不妊鍼灸専門 LuLie鍼灸院~

こんにちは(^^)

妊活・マタニティ期&産後ケアを東洋医学でサポートするLuLie鍼灸院です。

さて、私が不妊鍼灸を受ける女性へお勧めしている治療のタイミングは

①排卵直前(2日前あたり)

②生理予定日の1週間前あたり

ですが、その理由としては、体だけではなく心を緩めることで上手く受精まで導き、そして体が受精卵を受け入れやすくするためです。

 

しかし、このタイミングで半年ほど治療を行っても妊娠に至らない場合は、治療の方向性(治則)やタイミングを考え直す工夫が必要です。

そこで考えました(-_-;)

まず受精卵になるためには、卵胞と精子が出会わなければなりません。

強い(質の良い)卵胞であれば、精子と出会い受精卵となることも、卵管から子宮へおりてきて内膜に潜り込むことも容易なのではないか、と。

ですから半年ほど治療しても結果が出ない方へは

①生理開始3~5日ほど

②生理開始予定日の1週間前あたり

をお勧めします。

質の良い卵胞を育むには沢山の栄養と酸素が必要なので、生理が来てすぐに卵胞へのケアを行うことが大切と考えます。

それと同時に良い卵胞や子宮内膜を作るために血液を作り、全身へ滞りなく循環させられるように体を整えることも忘れてはいけません。

1周期に2回受けられない場合は、生理開始後3~5日あたりに治療へ行ってみてください。

結果が出ていないことを続けるのではなくて、妊活にも工夫が必要です(^^)

その努力はきっと実るはずです!

2018.06.22大阪市 30代M様 ご出産

こんにちは。

豊中少路  不妊鍼灸専門  LuLie(ルリエ)鍼灸院です。

大阪北部では先日大きな地震があり、余震も続いているので熟睡できない日々です。

皆様お怪我などされていないですか?

 

そんな中、嬉しいニュースが。

M様から無事に出産のご報告を頂きました。

不妊検査では多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と判明し、排卵が不規則であるということでした。

M様とはそんな状態でちゃんと妊娠できるのか、生理が来る度に不安になる等妊活中の不安についても色々お話しました。

妊娠が分かるとすぐにつわりも始まり、30週を前に逆子が戻らず治療もしました。

 

そして、無事に出産です。

おめでとうございます(^^)

 

妊活に取り組まれている姿も知っているので私もとても嬉しいです。

産後の養生は二人目の妊活や、更年期にまで影響を及ぼすほど大切です。

赤ちゃんの事が第一になりますが、どうかご自身の体も大切にしてくださいね。

 

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2018.05.28不妊症を舌から診る

こんにちは(^^) 豊中少路・不妊鍼灸専門のLuLie鍼灸院です。

 

私たち鍼灸師は、治療に入る前に色々なところから体の情報を集めます。

その内の1つ、舌は臓腑の異常を知るとっても大切な情報源。

 

舌自体の色や形、苔の色や光沢を診ていきます。

健康な状態の時は淡紅色で、薄くて白い苔がのっており、柔らかくて適度に湿っている舌。

臓腑間のバランスが崩れ不調が隠れているいる方は、舌の苔が黄色くなったり、地図状舌になったり、舌が震えたりと様々な合図が現れます。

子宝治療に来る方にはどんなタイプの舌が多いかご紹介しますね!

 

タイプ1◆薄いピンクの舌+舌の苔がない+ぼてっとしていて歯の痕がある

薄い(白に近い)ピンクの舌は血液が不足している状態、そして苔がなく歯の痕がついているのは脾や胃が弱っている状態を表します。

消化機能の低下は冷えの原因へと繋がるので

◯生理痛がある(温めると和らぐ)

◯貧血症状がある

◯肩のこりを強く感じる

◯疲れやすい

◯呼吸が浅い

◯お腹が張りやすい

◯細かいことが気になる、許せない

というような症状が現れます。

 

妊娠を目指すためには消化器の働きを良くし、まずは血液をしっかりと作れるようにしていくことが大事。

冷えは血液が足りない状態(血虚)と、血を押し出す気のエネルギーが無い(気虚)が作り出してしまうものなので、冷えの改善には消化機能の改善は必須なのです!!

また脾が弱い方の傾向として少し神経質なところがあります。

自分の中の許容範囲を広げて、小さなことにこだわらない・許すことを心掛けることも治療には必要です。

 

ご自身のことを褒めてあげたり、許すことはできていますか?

 

タイプ2◆真っ赤な舌+赤いツブツブ+割れ目

真っ赤な舌と赤いツブツブ、イチゴのような舌。これは腎が弱り身体を冷やすための水が不足することで、心や肝に熱を溜めこんでいる状態を反映しています。

また舌にある割れ目は体のなかの熱が旺盛になり、水分を蒸発させてしまったために乾燥して出来てしまったのです。

 

◯ストレスを強く感じる

◯イライラしやすい

◯排卵が14日より早め

◯生理時に塊が出る

◯甘いものが好き

◯口内炎や湿疹、吹き出物など炎症症状がでやすい

 

こんな風に熱による症状が現れるのが、イチゴ舌の方の傾向です。

足りない水分を補い、不要な熱を取り除くことが治療のポイントですが足りていないものを補う治療よりも、熱を取り除くほうが難しいのです。

熱の原因はストレス。ストレスの発散や気持ちの切り換えがうまく出来ないために体の中に蓄積してしまいます。

上手に発散することが熱を溜めない大切なポイントとなります。

 

 

多く見られるのはこの2つの舌。

中医学では肝・腎・脾の調和がとれていてこそ妊娠に結び付くと考えています。

肝は生殖器、脾は妊娠維持力に、腎は性ホルモンに深く関係している臓腑。

どこかが弱まっても、強すぎても妊娠は出来ません。

この弱まっている臓腑や強くなりすぎている機能を知るための情報が舌にはあるのです。

 

是非、毎日の体調チェックに舌を見てみてください(^^)

体の中の状態を診ることができますよ♬

 

 

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2018.05.09万人に効く不妊治療

こんにちは。あっという間にGWが終わってしまいましたね。

私はゆっくりとさせてもらいましたが、通常運転になりGW中に補給したエネルギーをもうすでに使い果たしてしまいそうです(^^;)

 

最近不妊治療のサポートをさせて頂くなかで思うことは

妊娠を望んでいる人みんなに、赤ちゃんが来てほしい、ということ。

 

不妊治療には正解がありませんよね。

同じ症状があって、同じ薬を飲んだのに一方は妊娠に至り、もう一人はなかなか授かることが出来ない。

同じような治療をしたのにみんながみんな妊娠できるとは限りません。

人工授精1回目で妊娠に至る人もいれば、5回行ってもダメな人もいる。

採卵・培養が上手く進み、高額な移植を数回行っても着床できない人もいる。

 

例えば1000万円治療にかければ赤ちゃんを必ず授かることが出来るなら、きっと頑張って支払う人は多いと思います。

でもそうではない。

思うように進まない。

思い描いていたように妊娠できない。

治療には金がかかる。

だから仕事はやめられないけど、仕事のストレスが不妊の原因かもしれないなら仕事を辞めたい。

不妊治療には色々な不安があり、葛藤があり、もどかしさがあり、我慢や制限が存在します。

 

妊娠できる日を楽しみに色々と取り組まれる方がいらっしゃいます。

ホルモン剤投与などのクリニックでの治療の他に、ヨガ・サプリ・よもぎ蒸し・・・など

世の中には妊活に良いと言われている事がたくさん存在しますが、結果に結びつくかは人それぞれです。

 

 

◯◯はしてもいいと思いますか?

◯◯するといいと聞くのですが、先生はどう思われますか?

よく質問を頂きますが、私の答えは「いいと思いますよ!でも合うか合わないかはやってみないと分からないですね」です。

疲れやすい人、発散が上手に出来ずに熱がこもりやすい人、運動を控えた方がいい人、逆にゆっくりのお散歩程度の運動がいい人。

色々なタイプの不妊女性がいらっしゃいますので、世の中でオススメしている妊活方法が一概にあなたに合うとは言えません。

 

誰にでもできる治療法としては

早寝・食事の見直しのみです。

 

栄養は妊娠する体作り、そして妊娠を維持する力のためにしっかり見直すべきテーマです。

血やコレステロールがないのに女性ホルモンやふっくらとした子宮内膜を作ることなんてできませんよね。

腸内からの栄養を邪魔してしまう砂糖の摂取は止めた方がいいです。

そしてお野菜中心の精進料理よりも、血の原料となるお肉や魚を増やした食事にしてください。

 

また十分な睡眠は良質な卵胞を作り、着床しやすい子宮を作り出してくれます。

睡眠時は副交感神経(リラックス神経)が働く時間が長くなりますので、食べた物を消化し、栄養を吸収してくれます。

早く寝ることはいいことしかありません。

あなたの自力を育ててくれます。

 

この2つは万人に効く治療法とも言えますね。

簡単なようで難しい早寝と栄養改善。

副作用もないし体にはいい効果しかありませんので、不妊女性はこの二つを徹底して取り組んでみてほしいと思います。

働きながら実践するにはどうしたらいいか?それはあなたにしか決められません。

 

あなたを応援しています。

私も一緒に頑張ります。

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2018.04.20詰まって生理が来ない人の不妊治療

こんにちは(^^)

豊中少路の不妊鍼灸専門・LuLie鍼灸院の楠田由佳です。

 

前回は”足りなくて生理が起こらない人”の内容でしたね。

今回は“詰まって生理が起こらない人”です。

 

生理や妊娠に関係するツボの道は1つではありません。

生殖器の道、消化器系の道、生命力に関係する道、それらの調和を保とうとする道。

生理や妊娠はそれらのすべての巡りが順調で、調和がとれており、元気だからこそ成立するのです。

 

ツボの道を詰まらせて生理を遅らせる原因は冷え・ストレス・どろどろの血の塊(血瘀)です。

 

①冷えタイプ

消化が悪く食物からエネルギーを得られない人に多い。

その他日頃周りに気を遣いすぎる性格の人、接客業をしている人、人と多く接し頭を沢山使う人などは血や気を沢山使うため不足しており、そのことによって冷えや痛みが生まれてしまいます。

◆生まれつき虚弱体質

◆経血量は少ない

◆血の色は暗赤色

◆小さい塊が出る

◆いつも下腹部が冷たい。押すと痛みがひどくなる

◆温めると和らぐ

◆糖質>タンパク質(肉・魚・卵など)の食事バランス

 

このタイプの方は、生理後や出産後の子宮が疲れた後に生ものや冷たい物を食べると冷えが悪化するため気をつけましょう。

 

②ストレスタイプ

世の中には上手にストレスを発散できる人、そうではない人がいますよね。

このタイプの方はストレスや怒りを上手に発散することができずにいることで気を巡らせることが出来ずに詰まらせてしまうことが原因です。

 

◆よくイライラする

◆昔にあった嫌なことを思い出してイライラ・くよくよしてしまう

◆生理が7日以上50日まで遅れる

◆経血量は少ない

◆胸やお腹、脇腹が張っている

 

生まれつき繊細な方です。でも怒りすぎたりクヨクヨしすぎは自分を傷つけることにもなります。

些細なことで怒らないこと、寛大になり自分のことも許す。それがポイントです。

そして香辛料は余分な熱を発生させて詰まらせる原因にもなるので控えましょう(^^)

 

③ドロドロ血瘀タイプ

血液や気はツボの道に沿って一定のスピード・量で巡って、体に栄養を届けています。

そして血が充分になると生理が起こります。

この流れが滞って体に悪い血(血瘀)が溜まってしまい生理や妊娠に関わる道を阻害してしまうことが、生理が遅れる原因です。

 

◆7日以上生理が遅れる

◆経血は紫に近く、黒っぽい塊が出る

◆顔色は青暗く血色が悪い

◆ストレスを感じやすい

◆考えすぎる傾向かある

◆よく体をどこかにぶつける

 

ドロドロ血瘀タイプの方もストレスタイプの方と同じで「発散」が苦手な方。

自分なりの発散方法を見つけてください。

考えすぎずに、前向きで楽観的な心を持つように自分を訓練するのです。

食事面では香辛料を使った料理、高カロリーな食事や生ものは血瘀になりやすいので控えてください。

 

病院でもらう薬はみんなに効くものです。

でも東洋医学で診る原因はもっと細かくて人それぞれ違います。性格や生活習慣が違うのですから当たり前ですね。

薬で治療していくのもいいですが、ご自身の力で生理を起こさせるようにしていくのも立派な治療です。

「生理がこない」とずーーーとお薬を飲む人生を送りたいですか?そこから抜け出すのは自分の努力次第です。

 

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2018.04.17生理が遅れる人の不妊治療

こんにちは!

女性専門鍼灸師  LuLie鍼灸院の楠田由佳です(^^)

先日逆子治療をした30週の方から、頭の位置が戻っていました~と嬉しい連絡をいただきました。

こういう報告は励みになりますね♬嬉しい!!

 

さて、不妊鍼灸をする際に生理周期への対応ははとても大切な項目です。

25~38日が正常周期と言われていますが、

ホルモンの分泌異常や甲状腺の分泌異常があると、この周期から大きく外れたり、不安定な周期になったりします。

 

私は月経開始日から排卵までの日数を14日、もしくは14日以上になるように整えていくようにしています。

まずは生理周期が40日間隔で来る稀発月経(きはつげっけい)について。

 

稀発月経とは周期が40日間隔と遅れがちの生理のこと。

字の通り、月経の発生が稀(まれ)なのです。

初潮が始まる時期や、40代以降の閉経期は周期が安定せずに乱れがちになるのですが、

それ以外の時期で比較的周期が安定してくる20~40歳前の時期に、

周期が39日以上に延びる場合はまず婦人科の受診をするべきでしょう。

ホルモンの分泌異常や、甲状腺機能異常、強いストレスが関わっている場合もあります。

 

この稀発月経を東洋医学で診ると・・・

弱りタイプ(虚証)詰まりタイプ(実証)に分けられます。

 

弱りタイプの人の多くは、生まれつき虚弱体質であったり、長期的な不調により胃腸の働きが弱くなっているために、

食事から栄養などのパワーを吸収できなくなっているのです。

 

子宮=コップとしましょう。

コップの中に少しずつ血が溜まっていきます。コップの中の血がいっぱいになり溢れることで生理が始まります。

弱りタイプの方はこのコップに溜めるべき血が作れないことで、生理を起こすことができないのです。

 

◆初潮が遅かった

◆生理中下腹部が冷えて痛い。温めると和らぐ。

◆経血はさらさらとして色は薄い

◆生理がだらだらと始まり、1~2日目に生理痛がある

◆唇の色は薄紫、または薄ピンク

◆めまい、立ち眩みがある

◆少食、またはご飯を中心に食べる(魚や肉の摂取量が少ない)

少しずつ、少しずつ食べ物からのパワーをもらい、

血液を作れるような体にしていかないといけません。

弱々しい体では赤ちゃんを育てられませんからね。

まずは消化の悪いもの揚げ物や油分の多いクリーム系の料理などを控える、

冷たいものを摂らない、

お肉は鶏肉や豚肉を中心に食べる(それでも胃が張る方はミンチ肉から)

工夫して、少しずつ食べ物からの血の原料を吸収できるようにしましょう。

お臍とみぞおちを結んだラインの真ん中に、へそ灸(←レンジで温めるタイプのやつ)を置くのもオススメです!

消化機能を高めて、しっかりパワーを作り込みましょう。

まずはそこからです♪

 

 

 

 

 

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