2017.08.06自宅で妊活ケア②~脚~
前回は私が治療の際、身体のどのようなところをチェックしながら診ているかをお話ししました。
今回は脚編を紹介いたします(^^)
脚からは酸素や栄養を各組織・臓器に送り届けた動脈血が、股関節を通ったあと、きちんと重力に負けずに心臓に戻ってきているかを読み取っていきます。
鼠径部・・・お腹を通った腹大動脈は、次は下半身へと続き、鼠径部を通る時には大腿動脈と名前を変えます。
この鼠径部に手を当てて、左右の違い(どちらかが硬く盛り上がっていないか)などを診ることで、鼠径部のところで動脈や静脈が詰まっていないかチェック。
内太もも・・・鼠径部を通った動脈は、やや太ももの内側を取りながら膝へと続きます。
触ってみて冷たくなっていないか、かたいズジのようなものが出来ていないかをチェック。
足首・・・ここには婦人科疾患の治療によく使用する「三陰交」というツボがあります。
整体でも「足首=子宮」と考えているので、足首の冷えなどからも子宮の状態を知る参考にします。
チェックはできましたか?
次はこの部分をケアしていきましょう!ツボは3か所ご紹介します。
今回紹介するツボはインターネットでもよく紹介されている定番のツボの組み合わせですね。
お腹編では、背中を丸め、お腹を縮こまらせながら過ごす方はお腹のところで血管も縮めてしまっているとお話ししましたが、
同時に鼠径部を折りたたんでしまっている方が多いので、股関節のところでもさらに血液の流れを悪くしていまっています。
鼠径部(衝門)を温めることで血管を広げ、さらに血海にもお灸をすることでつま先へと流れる血流を上げてあげましょう。
そしてポイントは三陰交ですが、わたしは使う時期に気をつけています。
不妊や生理痛などの生殖器系の病症の治療に使われる定番のツボですが、排卵した後には使わないようにしています。
その理由は、三陰交は難産の治療の際にも使うことから「おろす」「さげる」という効果もありますので念のためですね。
もちろん排卵後に三陰交にお灸をしたからといって着床に100%影響がでるとは言えません。
大事なことは、「足首=子宮」なので冷えが厳禁ということです!
排卵まではお灸でケアを、排卵したらお灸をするより足湯をして足首からつま先を温めてあげるのがおすすめです♬
せっかく自宅ケアされるなら、ツボを使う時期にもこだわってみましょう。
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