2023.10.18結果が出やすい人の共通点
こんにちは。
北摂 豊中少路の
妊活サポート鍼灸サロン
ルリエ鍼灸院です。
すっかり朝晩は涼しくなり
やっと秋を感じる様になりましたね♪
最近日本では暑い日が長くなり
秋を吹っ飛ばして
すぐ冬がきたように感じるので
四季ではなく三季と
言われてるそうですね(笑)
さてさて
秋は脾胃の季節。
脾胃とは簡単に言えば「胃腸」のこと。
さつまいもやかぼちゃ栗など
秋の味覚が持つ自然の「甘味」は
脾胃を養い丈夫にしてくれます。
今日は妊活と脾胃の力について
東洋医学的な観点から
お話ししてみようと思います。
①運ぶ(運化)
食べた物を消化吸収し、
全身に運ぶ(輸布)します。
気血(栄養、酸素など)だけを
全身へ運ぶのではなく
食べ物からは水分も一緒に吸収し
肺と腎へ送り、
汗や尿として体外へ排出します。
この「運ぶ」力が弱ってしまうと
・貧血
・倦怠感
・食欲不振
・痩せ、やつれる
などの症状が現れます
②持ち上げる(昇清)
栄養物質を吸収したのち
心・肺・頭・顔面部へ上らせる
役割を持ちます。
この上に「上げる力」のことを
昇清といいます。
そして持ち上げた(上らせた)
栄養物質は
心と肺を使って栄養を全身に送るのです。
この持ち上げる力(昇清)が
弱ってしまうと
・胃下垂
・精神疲労
・無力感
・お腹が張る
・下痢
・眩暈(めまい)
など、胃腸症状だけではなく
感情面を不安定にさせます。
③まとめる、固める(統血)
血が脈中を循行するように導き
脈外に血が漏れ出さないように
防いでくれています。
(固摂作用)
この固摂作用が
弱まってしまうと
・血便
・血尿
・不性器出血
のような血が漏れ出す症状が起こります
脾の持っているこれらの力は
妊娠の際にも深く関わってきます。
まず栄養面。
卵胞や内膜を育ててくれる
性ホルモンも
ストレスから体を守ってくれる
ステロイドホルモンも
すべて食事から得た
栄養物質(コレステロール)
から作られます。
ほかにも
不妊治療は不安との付き合い方が
とっても重要ですよね。
メンタルを安定させるのも
栄養素(鉄や亜鉛などのミネラルなど)です。
また性ホルモン生成や細胞分裂には
亜鉛などのミネラルが使われます。
身体が栄養で満たされないと
ホルモン生成や分泌が十分にできなかったり
メンタルが不安定になりやすく
治療だけではなく日常生活でも
鬱々としてきてしまいます。
脾が持っている
消化・吸収・全身へ栄養物質を運ぶ力が
正常に働いてこそ
ホルモン分泌が行われ
血液に乗ってホルモンが各組織へ届き
しっかり作用するのです。
そしてもっと視点を小さくして
子宮へフォーカスしてみます。
いのちが育まれる
子宮周囲は肝腎脾で支えています。
今回のテーマである「脾」は
子宮の内側。
黄色の部分です。
胎盤や
胎盤を子宮壁にくっつける
働きをするのが脾の役割。
脾がもっている
「持ち上げる力」
「漏れ出ないように固めておく力」
が、妊娠時には
赤ちゃんが10カ月の間
子宮外へ出てしまわないように
(流産、早産)
胎盤が剥がれてしまわないように
(胎盤早期剥離、前置胎盤)
子宮の中にとどめて
持ち上げてくれるのです。
このように脾という臓腑は
妊活時からとーーっても重要な
働きをしてくれます。
染色体異常率、流産率が
ぐっと上がってくる
35歳以降の妊活さんでも
生殖力が元気であると言われる
20歳代の妊活さんでも
タイミング法でもIVFでも
結果が出やすい女性の
「体質」の共通は
「胃腸が強い」こと。
妊娠力には
胃腸の強さが深く関わっていると
サロンを立ち上げてから現在まで
20代~40代の妊活さんの
サポートをしてみて
肌で感じていることです。
そして
胃腸が強い人の
「生活」の共通点は
夜しっかり寝ていて
朝はおなかが空いて
菓子パンやヨーグルトではなく
朝からお米や動物性たんぱく質を
意識して摂取している人。
体質が生活をつくり
生活が体を作っていきます。
わたし、しっかり食べてるし
早寝してるけど
うまくいかないけど!?!?と
そんな方は
食べた物を上手に
消化吸収できていなかったり
他の臓腑とうまく連携できていないのかも。
よければ一度、
体を診せにお越しください(^^)
人間の生命力の源は
「胃腸」です。
サロンに来てくださった際には
どんな風に胃腸を強くしていくか
どんな食事が妊活さんにいいのか
お話ししながらサポートしていきますね。
脾を養うのに
絶好の季節である今。
秋の旬の素材を食べて、
そして早寝で疲労を取って
ホルモン分泌の時間を確保して
しっかりコンディショニング
していきましょう~!!
鍼灸師 yuka