2017.09.19妊娠中の秋の過ごし方
こんにちは(^^)
9月も半分を過ぎて、ますます秋らしくなりましたね!
この時期は夏の疲れがドッと出てきたり、空気が変わり不調を感じやすくなる方も多いと思います。
妊娠中は特にホルモンバランスも1日1日変化するので、体調や心の状態もコロコロ変わりますよね。
だからこそ、季節に合わせた生活をして体を整えてみませんか?
妊娠中は血液中の水分の含有量が高くなることで、血液が薄くなり特に貧血傾向になりやすくなります。
それに加えて、夏を乗り切った体には造血の原料となるものが不足しているため、さらに貧血傾向に向かってしまいます。
実りの秋、食欲の秋・・・秋に美味しいものが多いのは、暑さで食欲が落ちて栄養不足になりやすい夏の体に栄養を補給するためかもしれませんね。
食欲が回復する秋の間に、美味しい食事から鉄分を補給しましょう!
そんな秋に摂って頂きたい食品は・・・
温かいスープ・レバー・あずき・たまご(加熱してあるもの)
あずき・レバー(動物の内臓)・たまごには鉄分が豊富なので、秋の鉄分補給にはおススメ。
わたしはレバーが苦手なので、鉄分の他に亜鉛や女性ホルモンを作る原料となるコレステロールを含んでいる砂肝を取り入れています。
またこれらのものと、フルーツのようなビタミンCを含む食材を一緒に摂ると鉄分の吸収を促進してくれます。
よく鉄分補給にはほうれん草とも言われていますが、ほうれん草に含まれる鉄分は非ヘム鉄であり、体への吸収率は低くなります。
また、ほうれん草に含まれている苦み成分「シュウ酸」は鉄分と結合しやすい性質を持っています。
鉄分と結合しやすいと何が問題かというと、シュウ酸と結合してしまった鉄分は体内に吸収されることなく排泄されてしまい、利用される鉄分はほんのわずかだということ。
その他にも「シュウ酸」は味覚・食欲にかかわる「亜鉛」や、胎児の骨形成に不可欠なカルシウムなどの「ミネラル」とも結合し、便から排出してしまったり、結石の一因ともなってしまいます。
これらのことから、妊娠中はほうれん草ではなくあずきやレバーなど、他の食品から鉄分を補給しましょう。
身体の水分を補給し蓄えるには、温かいスープ。
お味噌汁でも、スープでもどちらでも大丈夫です(^^)
やまいもやさつまいも、さといもなどの秋の養生に役立つ食材を具にするのがおすすめです。
注意することは、いくらおすすめの食材だからと言ってこればかりを食べたりしないこと。
体に良いとされるものでも、摂りすぎは毒となることを覚えていてください。
秋は「収:シュウ」の季節といって、気や汗を体内に収め、潤い(陰)を補う季節といわれています。
温かいスープ・食事からの鉄分補給など、季節に合った食事や生活をすることで、体と心を整え、日々を健やか過ごすことができますよ。
最近マタニティライフが始まった方も、あと少しで出産を迎える方も、赤ちゃんとご自身のために是非取り入れてみてくださいね。
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