2018.01.25東洋医学で診る基礎体温~陰虚編~
こんにちは(^^)
今週からまた冷え込みましたね!大阪もものすごく寒いです⛄
妊活に励んでいらっしゃる方、今妊娠真っただ中の方、冷えに注意してくださいね。
さて、妊活に励む方にとって”基礎体温”の計測はとても大切なのですが・・・
なかなか妊娠に至らない時期が続くと、計測自体がストレスに感じたりしますよね。
けれど基礎体温のグラフは、今現在のご自身の体のバランスを読み解く大切な情報源にもなるので、やはり続けて計測することをおススメします。
クリニックで提出する基礎体温から、ドクターが何を読み取っているかご存知ですか?
✔卵胞ホルモンの機能
✔黄体ホルモンの機能
✔排卵の有無
こんなところでしょうか。
卵を育てるホルモンが弱ければエストロゲンホルモンの補充を、高温期を維持するホルモンが弱ければプロゲステロンホルモンの補充をお薬や注射にて行います。
不妊鍼灸を行っている鍼灸院に行くと、基礎体温を見せてほしいと言われることがあると思います。
私もサロンに来られる方には基礎体温を見せて頂くようにしています。
お医者さんでもないのに・・・と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、鍼灸師なりの診るポイントがあるのです。
女性の周期は低温期と排卵期、高温期に分けられますよね。
東洋医学ではすべてのことを陰と陽に分けて考える(陰陽学説)ので、低温期は陰・高温期は陽と診ます。
もし低温期にぴょこぴょこと高温期並みに体温が上がる方、もしくは月経が始まったのにも関わらず高温期が続く方は、体を潤す力(陰)が弱まり体内に不必要な熱がこもってしまうという見方をします。
これを東洋医学では陰虚(いんきょ)といいます。
陰虚の方はほてりや口の渇き、便秘がちで肌や粘膜の乾燥がみられます。
<陰虚の方のグラフ例↓>
こんな方には体の潤いを補い、不必要な熱をとるツボと体の潤いを補うツボを選び治療していきます。
何度も言うますが、陰虚(いんきょ)という状態は、体の中の「水」が足りておらず潤いがない状態のことをいいます。
熱を冷ますための水を補い、体に潤いが溜まるようなツボがお勧めです。
指でゆっくり押したり、お灸で温かい刺激を与えてあげましょう。
また陰は夜に作られますので、低温期に高温期並みにぴょこぴょこと体温が上がる方、生理が始まっているのに高体温が続く方は夜更かしをせずに早寝を心掛けてくださいね。
基礎体温のグラフに一喜一憂するのではなく、ご自身の体を知る一つの情報として計測を続けてみてください。
グラフからわかることはたくさんありますよ(^^)
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