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2018.03.25砂糖のお話

今日は砂糖のお話。

 

妊活に励む方、今お腹に赤ちゃんがいらっしゃる方、産後赤ちゃんのお世話に忙しい方、

甘いもの好きですか?よく召し上がりますか?

私はめっっちゃ大好きでした。

産後は、夜間授乳を頑張った自分へのご褒美として毎日シュークリームやエクレア、プリンを食べていましたが…

 

今は自分の経験も含めた上で、

治療に来られる方には甘いものは止めて欲しいと伝えます。

 

砂糖(以下、糖と記載します)を沢山摂り続けると何が問題かというと

①腸管の炎症をひきおこす

②鉄の吸収を邪魔する

③コルチゾールが大量に分泌される

からです。

 

腸管の中には善玉コレステロール(LDL)と悪玉コレステロール(HDL)の二種類のコレステロールが存在します。

 

善玉コレステロールとは血液中の余分なコレステロールを回収し運ぶことがお仕事。

悪玉コレステロールは動脈硬化を促進したり、血管を詰まらせる危険因子となります。

 

糖を摂ると、その糖を消化するために沢山の酵素を消費していきますが、酵素を使っても消化できなかった糖は胃や腸に張り付いて残ります。

張りついた糖は胃がんや胃炎を引き起こすピロリ菌の大好物。

胃炎や胃がんにならないため、体内では白血球がピロリ菌と戦ってくれるのですが、この役目を終えた白血球の死骸を掃除する度に今度は活性酵素が増えていきます。

この活性酵素が増えると悪玉コレステロールが増え、結果胃や腸管の炎症を引き起こしてしまうのです。

 

腸管の炎症が起こると栄養を吸収することができなくなりますので、炎症を起こしつづけるということは栄養失調状態を引き起こします。

炎症により吸収できなくなるものの中には「」も含まれます。

妊娠、妊娠維持、胎児の発育、産後うつの予防にも必要とされる鉄が吸収できないのは大問題ですね。

これが妊娠前後の女性には特に糖の摂りすぎを止めてほしい理由の1つです。

 

①ご飯や甘いものなど糖を摂ると、体内では血糖値が急上昇します。

②すると今度はインスリンというホルモンを出し血糖値を下げていきます。

③再び血糖値の低下をキャッチした体は、血糖値を上げるために副腎からホルモン(アドレナリンとコルチゾール)を分泌させます。

これにより、血糖値の下がりすぎを防ぐことが出来るのです。

 

体の中で起こる①~③の反応が長期的に続くと、たくさん働いた副腎はだんだんと疲れてしまいます。

副腎が疲れるとその影響は甲状腺や卵巣にまで波及します。

その結果、卵巣で作られるホルモンの低下が妊娠力の低下に繋がっていきます。

 

また血糖値の低下をキャッチし、上げようとするアドレナリンは興奮状態に導くホルモン。

アドレナリンが分泌されることで攻撃性が増し、イライラしたり怒りっぽくなったりと心を不安定にしたりギスギスさせたりさます。

糖の過剰摂取は心の状態にも影響を与えるのです。

 

甘いものを食べると、私たちは幸せな気持ちになりますよね。

脳からセロトニンという幸せホルモンが出るためです。

これが甘いものを止められない理由。

“砂糖依存症”とも言えます。

 

✔便秘や下痢をおこしやすい

✔お腹がはりやすい

✔甘いものをよく食べる

✔皮膚に不調が出やすい(湿疹、吹き出物、アトピーなど)

✔いつも疲労感を感じる、疲れやすい

✔胃薬を長く飲んでいる

✔生理の度に鎮痛剤を飲んでいる

 

いくつか当てはまる方は要注意です。

すでに腸の炎症を引き起こしているかもしれません。

妊活歴が長い方、特に卵胞が育ちにくい・排卵障害や黄体機能不全など改善したい症状がある方は砂糖断ちをお勧めします。

覚悟を決めて実践すると基礎体温から変わってきますよ。よ。

 

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