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2018.04.02逆子の治療

最近は逆子の治療が続いております。

なぜか逆子治療は20代の妊婦さんの治療はあまりなく、30代の妊婦さんがほとんど。

妊娠30週くらいまでは子宮の中にまだゆとりがあるために、赤ちゃんの頭の位置はくるくると変わります。

通常赤ちゃんの頭はお母さんのつま先の方向に向いているのですが、体が大きくなり子宮の中で動くスペースがなくなると、頭が上の位置のまま戻れなくなってしまいます。

 

逆子の治療として外回転術などがありますが、リスクのことを考え取り入れていない産婦人科も多いようですね。

 

原因としてはお母さんの骨盤の狭さ、臍の緒が短いなど、色々とあげられております。

赤ちゃんの頭の向きによっても色々名前はついていますが、治療方法に違いはありませんのでこちらでは詳しくは記載しません(^^;)

※知りたい方はネットで検索してみてください。

鍼灸師が逆子の治療を行うときは「冷え」を取るためにお灸を使います。

 

しかしお灸をする前にしなくてはいけないことが・・・

お母さんの体を緩めること!!

スペースのない窮屈な子宮のままでは、どんなに逆子体操やお灸を頑張って行っても戻らない。

子宮も筋肉ですから、お母さんが緊張したり難しいことばかり考えて交感神経を使ってばかりいるとお腹も血管も縮こまってしまいます。

 

なので逆子の治療で必須なことは

お母さんにリラックスしてもらい緩んで頂くことです。

 

リラックスすると血管も全身だけではなく子宮の筋肉もゆるむので、体操やお灸の効果も出やすくなります。

さてお母さんの骨盤やお腹の硬さ、冷えの状況を確認したら治療スタートです(^^)

 

使うツボは血の病を治すツボ、子宮の位置を戻すツボ、体を温めるツボ、状態に合わせて心をリラックスさせるツボなども使います。

逆子のツボとして有名な至陰ももちろん使います。

 

一度で赤ちゃんが戻ることもあれば、数回治療しても戻らない場合もあります。

戻るか戻らないかは赤ちゃんが決めるのでしょうね。

 

もし治療をするのであれば32週までには受けることをおススメします。

34週でも戻る赤ちゃんはいらっしゃいましたので、一度お近くの鍼灸院に相談してみてはいかかでしょうか(^^)

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