こんにちは。
豊中少路・不妊鍼灸専門のルリエ鍼灸院です。
前回は流産予防のための治療をご紹介しました。
妊活女性、不妊治療中の女性には流産予防の治療も知って頂きたいのですが、流産してしまった後の治療のことも知って頂きたいと思っています。
初期流産を経験する女性はとても多いのに、その後のケアについての重要性は広まっていません。
もしも流産となった場合、すぐに治療を受けて頂きたい理由は2つあります。
①お母さんの悲しみを、流産後初回の生理と共に排出させるため
②栄養不足の体を元気にさせるため
産婦人科学会によると妊娠12週未満の早い時期での流産が最も多く、流産全体の約80%を占めています。
妊娠の15%前後が流産に至るとの統計もあり、流産は多くの女性が経験してしまうことなのです。
しかしどんなに週数が少なくても、まだ人のカタチをしてなくても、お腹の中にいると知った時からもう大切な我が子です。
子供を失ったお母さんは
「私がもっと◯◯すればよかった」
「◯◯しなければよかったのかな」
「ごめんね」
と、ご自身を責める方もいらっしゃるかもしれません。
赤ちゃんを亡くしたお母さんの体は、精神的にも身体的にもボロボロです。
それでも
悲しいけど、つらいけど、そこから立ち上がって歩んでいかないといけないのです。
それにはまず
お母さんやお父さんに会いたかったであろう赤ちゃんの思いや、
お母さん自身の悲しみを子宮と心の中に残さないように、
流産後の初回生理と共にスッキリと出さないといけません。
また流産後の体は一度出産をした体と同じ状態となっています。
栄養も血液も使い、自分の体を滋養するものが足りていない状態。
まるでスカスカの穴だらけのスポンジです。
そんな状態でまた妊娠できるでしょうか?
再び赤ちゃんを宿すためには食べたものをしっかりと消化して、そこからたっぷりと栄養を吸収し、
体を元気な状態へと戻さなければなりません。
基礎体温は元通りですか?
疲れを表すガタガタグラフではないですか?
排卵から高温期へのグラフはスムーズな上がり方をしていますか?
2~3回生理くれば「元通り」では決してないのです。
生理開始から早くても半年は体元気モリモリの状態に戻す期間が必要です。
ただ20代の妊活と違い、30代40代の妊活は時間が限られています。
バリバリお仕事したい気持ちを抑えて、妊活へと比重を置いている方もいらっしゃいますよね。
焦りと心配、不安が募ります。
だからこそ体を元気な状態へと戻してから妊活を再スタートさせましょう。
遠回りのようですが、それが近道だと思います。
2018年8月29日2:30 PM | カテゴリー : 不妊治療, 未分類, 治療, 産後
こんにちは。
豊中少路・不妊鍼灸専門のルリエ鍼灸院です(^^)
今日は流産が続く方の治療について。
初期の流産が続く、移植後陽性反応出るものの妊娠が継続しない。
そういう方は脾のケアを特に念入りに、時間をかけて治療しなければなりません。
この脾の働きを中医学で言うと
◯食べ物を消化し、吸収した栄養を全身に散布し、五臓を温める
◯内臓が落ちないように持ち上げる
◯血液が脈外へ漏れ出さないように統制する(固める)
この内臓が落ちないように持ち上げる力は赤ちゃんが下に落ちないように持ち上げる力。
外に漏れ出さないように固める力は、赤ちゃんを子宮内に留めておく力、
また卵巣からプッと吐き出された卵胞を腹腔内に落とすことなく、卵管へとキャッチする力です。
つまり妊娠維持力ですね。
こんなことがありました。
先日2人目の赤ちゃんを授かりましたと、嬉しい報告を頂きました。
その方は1人目を出産してからすぐに産後ケアを受けに来られ、産後1年経ってからは育児と仕事で疲れが溜まる体を整えるために、必ず1ヶ月に1度通われていました。
消化器系が弱くお腹がカチンコチンであること、貧血症状があることから私は消化器系である脾のケアを念入りにしてきました。
そして産後2年たった頃めでたく妊娠です。
驚いたことに、その方は1人目を妊娠される前に2回流産されているのだそう。
今回こんなに順調に安定期まで来られてビックリです、とおっしゃっていました。
2年間知らず知らずに続けていた脾のケアが、結果的に流産予防のケアになったいたのでしょう。
もちろん甲状腺ホルモンに異常ある方や、子宮に問題がある方は、きちんと治療を行うべきです。
そこにプラスして、お薬以外でも自分の妊娠維持力を高めていきましょうq(^-^q)
□食が細い
□お腹が張りやすい
□便秘と下痢を繰り返す
□疲れやすい
□くよくよ落ち込みやすい
このような症状は脾のケアが必要な方です。
もうすぐ実りの秋ですね。
あなたの妊活も実りますように。
2018年8月23日11:43 AM | カテゴリー : マタニティ期, 不妊治療, 未分類, 治療, 産後, 美容, 育児
こんにちは。久しぶりの投稿となってしまいました。(^^;)
豊中少路・不妊鍼灸専門 LuLie鍼灸院です。
最近興味がある「食べ物の陰陽」についてご紹介したいと思います。
東洋医学の治療理論の一つに「陰陽」というものがあるので、食べ物にも陰陽があるということはもともと知っていました。
詳しく知りたいと思い、まずはある書籍を参考に読んでみると・・・すっごく面白かったです!!
まず食べ物の陰陽というものを簡単に言うと、温める作用がある食材・冷やす作用がある食材・どちらの作用も持っていない食材があるということです。
それらを食べることで、私たちの体(体質)は冷えたり、温まったりとシーソーのように揺れ動くのです。
詳しく知りたい方は“食べ物 陰陽”で調べてみてください。
マクロビオティックと陰陽論とは少し違います(^^)
妊活に良いとされている食べ物といえば豆腐や納豆などの大豆製品やナッツ類、妊活ジンクスのパイナップルジュース。
他にもたくさんありますが・・・中には陰陽論で考えると体を冷やすものもありました。
その一つに大豆製品があります。
大豆製品に多く含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをするため、妊娠を目指す方に良いとされていて、そのことから一生懸命豆腐や納豆を食べている女性も多いと思います。実際、治療に来る女性の中にも大豆製品を多く食べる方も多いです。
けれど陰陽論から見ると大豆製品は身体を冷やす作用を持ち、血液に粘りを持たせてしまう食材なのです。
豆腐や納豆などの大豆製品を沢山食べる方は生理痛が酷かったり、子宮内膜の薄さを指摘されている方が多いように思います。
このように子宮や身体を温めるために沢山の工夫をして、時間を使っているのに、妊活のために自ら選んで食べているその食材で身体を冷やしてしまっているかもしれない。
生理は女性の身体のバロメーターです。もし生理痛があったり、生理に血の塊が多く混じってしまっていたり、何か不調があるなら食べているものを見直すのはどうでしょうか。
身体は冷えすぎると生理痛が酷くなったり、子宮内膜が薄くなったりするし、温まりすぎると生理周期が短くなり未成熟の卵胞を吐き出してしまいます。
中庸(ちゅうよう)といって中間を保てるように食事でバランスをとりましょう。
一度ではなく何度も何度も食事を見直して、生理が整うように試してみるのです。
今あなたが妊活を実らせるために一生懸命食べているものは、どちらかに偏ったりしていませんか?
一度見直してみてくださいね。
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2018年8月16日2:00 PM | カテゴリー : マタニティ期, 不妊治療, 治療, 産後, 美容, 育児