2018.08.29流産後の治療
こんにちは。
豊中少路・不妊鍼灸専門のルリエ鍼灸院です。
前回は流産予防のための治療をご紹介しました。
妊活女性、不妊治療中の女性には流産予防の治療も知って頂きたいのですが、流産してしまった後の治療のことも知って頂きたいと思っています。
初期流産を経験する女性はとても多いのに、その後のケアについての重要性は広まっていません。
もしも流産となった場合、すぐに治療を受けて頂きたい理由は2つあります。
①お母さんの悲しみを、流産後初回の生理と共に排出させるため
②栄養不足の体を元気にさせるため
産婦人科学会によると妊娠12週未満の早い時期での流産が最も多く、流産全体の約80%を占めています。
妊娠の15%前後が流産に至るとの統計もあり、流産は多くの女性が経験してしまうことなのです。
しかしどんなに週数が少なくても、まだ人のカタチをしてなくても、お腹の中にいると知った時からもう大切な我が子です。
子供を失ったお母さんは
「私がもっと◯◯すればよかった」
「◯◯しなければよかったのかな」
「ごめんね」
と、ご自身を責める方もいらっしゃるかもしれません。
赤ちゃんを亡くしたお母さんの体は、精神的にも身体的にもボロボロです。
それでも
悲しいけど、つらいけど、そこから立ち上がって歩んでいかないといけないのです。
それにはまず
お母さんやお父さんに会いたかったであろう赤ちゃんの思いや、
お母さん自身の悲しみを子宮と心の中に残さないように、
流産後の初回生理と共にスッキリと出さないといけません。
また流産後の体は一度出産をした体と同じ状態となっています。
栄養も血液も使い、自分の体を滋養するものが足りていない状態。
まるでスカスカの穴だらけのスポンジです。
そんな状態でまた妊娠できるでしょうか?
再び赤ちゃんを宿すためには食べたものをしっかりと消化して、そこからたっぷりと栄養を吸収し、
体を元気な状態へと戻さなければなりません。
基礎体温は元通りですか?
疲れを表すガタガタグラフではないですか?
排卵から高温期へのグラフはスムーズな上がり方をしていますか?
2~3回生理くれば「元通り」では決してないのです。
生理開始から早くても半年は体元気モリモリの状態に戻す期間が必要です。
ただ20代の妊活と違い、30代40代の妊活は時間が限られています。
バリバリお仕事したい気持ちを抑えて、妊活へと比重を置いている方もいらっしゃいますよね。
焦りと心配、不安が募ります。
だからこそ体を元気な状態へと戻してから妊活を再スタートさせましょう。
遠回りのようですが、それが近道だと思います。
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