2018.11.15血が躍る
こんにちは。豊中少路 不妊鍼灸専門 ルリエ鍼灸院です。
血が躍る:気持ちを昂ぶらせるような性質を持っているさま
血が騒ぐ:気持ちが高ぶってじっとしていられなくなる。心が躍る。
日本には体の一部を使った表現がたくさんありますよね。
辞書で調べなくても何となーく言葉の雰囲気が伝わります。
私たち鍼灸師は治療の見立てを立てるべく、まず脈をとって、舌を見て、目を見て、そして状態を聞いてある程度の体の状態(タイプ)を知ろうとします。
身体をチェックさせていただき、反応のあるツボなどを確認したら、その内容を本人へとフィードバックしていきます。
出来る限り伝わりやすいように、専門用語を使わずに、イメージしやすいようにお伝えすることを心がけていますが、これがとっても難しい。
何年鍼灸師をしていてもちっとも慣れません(^^;)
東洋医学では血に熱がこもるとか、血が冷えているとか、そういう考え方をするので、西洋医学に触れる機会の多い日本では普段聞きなれないことが沢山あります。
鍼灸師同士の会話では血熱で(体が熱を帯びている状態)とか、血虚で(血が不足している状態)とか、専門用語で話してもなんとなーくその方の体質をイメージできるのですが・・・
血が強い、血が熱を持っている、血が興奮している・・・
これを東洋医学をご存じでない方に「〇〇さんの今の体に状態としてはこういう状態で・・・」と分かりやすくお伝えしなくてはならないのですが。
特に脈の状態をどうお伝えしようかいつも悩んでいました。
でもやっと最近、自分の中でしっくりくる表現が見つかりました(笑)
血の状態は脈の拍動から導き出すのですが
「血が強すぎる」「血に熱がこもる」脈のイメージ写真がこちら↓
お祭り騒ぎのこと。太鼓がどーーーんっ!!
脈が強すぎていけいけどんどん、神経が緊張状態、血が血気盛んな状態。
良い脈、良い血のイメージはこちら↓
クラシックコンサート。
ある程度の太さがあって、でも柔らかに脈打つ感じ。ゆったり大きい状態。
聞いているとリラックスできて、リラックスしすぎて眠たくなっちゃう感じ。
どちらの血(脈)が良い状態なのかというと・・・クラシックコンサートを聴いている状態です。
リラックスして、深い呼吸が出来ている証拠だから。
はじめはドンドンお祭り騒ぎの血(脈)でも、治療後はゆったりクラシックコンサート状態になります。
脈って正直なんですよね~。
頭で詰まっているのか、おなかで詰まっているのか、ご主人と喧嘩した後なのか、何か落ち込むことがあったのか・・・
色々な情報を教えてくれます。
1つ解決しましたが、まだまだ表現に悩む症状はたくさんあって困っちゃいます。
色々な本を読んで言葉の語彙力を育てたいと思います。
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