2021.03.15もっと気軽に
こんにちは。
大阪 豊中・少路の妊活サポート鍼灸サロン ルリエ鍼灸院です。
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3月になり、東洋医学に携わる人たちは「体も春になったね~」と感じたりします。季節によって不調の傾向や、起こりやすい病気があるんです。
これを東洋医学では人間も宇宙の一部だと言います。
「えっ。なんかいかがわしい・・・」と少し身構えず、すこーしだけお付き合いくださいませ(^^)
まず季節や天候に自分の体調や気分が少なからず影響されることは、ご自身の経験からすでに体験されていると思います。
地球もひろーーーい宇宙の中の1つの惑星の一つであり、引力による潮の満ち引きがあるように月や太陽の影響を受けています。
さらに言うと、成人男性の60%、成人女性の55%は水分でできていますので、潮が満ちたり引いたりするように私たちの体内の水分も月や太陽、地球の影響を受けております。
漢字や聞きなれない言葉が多いですが、何も難しいことは言っていないんです。
地球は月や太陽の影響を受けているでしょ?その地球に住んでいるのだから私たち人間も宇宙の影響を受けて生活しているんだよっていうのが東洋医学の基本の考え方なんです。
(宇宙って出ると一気にいかがわしさが増しちゃうかな?笑)
こういう考え方を基本とする学問なので、むかしむかーーーーしの賢い方たちが各季節をどうやったら健やかに、心穏やかに生きられるかを書き残してくれています。
『春の三か月は・・・
天地ともに伸びて成長が始まり万物はその変化のパワーを受けて新たに成長する。
私たちは早寝早起きをしてゆっくり散歩をし、体も髪の毛もきつい恰好をせずに自分のやる気を伸びやかにする。
これは春の気に応じた養生の道なり。』 黄帝内経素問より
秋や冬の風(木枯らし)のイメージ地面を這うような風。
逆に春の風はふわっと上へ舞い上がる風。
春の風は「上昇気流」なので血も気も心も上へ舞い上がりやすく、下へ降りにくい性質があります。また天気が激しく変化する季節でもあります。
ゆったりとした運動は上に昇った血や気を巡らせて下におろしてくれるのでお勧めです。
頭痛やめまいなども起こりやすく、高血圧の方や脳卒中にも注意です。妊娠中の方で血圧が高めの方は要注意ですね。
春は肝が旺盛(元気いっぱい)になりすぎると消化器に不調をもたらします。日頃から消化不良を起こしやすいお疲れタイプの妊活中の方も、消化機能が弱る妊娠中の方もご注意ください。
旬のものを食べるのは食養生の基本なのですが、春におすすめのものはもやし・ねぎ・春タケノコなどでしょうか。
春は酸味を少なめにして、甘味(かぼちゃやサツマイモのような自然の甘味)を少し増やすと良いとされています(^^)
※春は肝の季節であり、酸味は弱っている肝を養生すると言われていますが、肝が元気すぎるときは酸味を減らす方が落ち着きます
そして私が特に気を付けてほしいなという点は、春は「鬱が出やすい」ということ。
五月病といった言葉があるように春は心に眠っていたざわざわや不安、環境の変化への戸惑いが春の風のように一気に舞い上がりやすい季節。
これまでに心療内科で治療を受けていた方や現在薬を服用をされている方、妊娠中の方でこういった既往がある方はそういう季節が来たんだということを頭において、ゆったりと過ごしてください。
少しでも心がざわざわしたときや不安がぴょこっと芽をだしたとき、早め早めのケアが大切です。
今日は少しでも「東洋医学って面白いかも」と身近に、気軽に感じてもらえたらなと季節の養生についてお話ししてみました。
次回は4月から新たに増えるメニューや、そのメニューを始めた理由をお話ししたいと思います。
生理へのケアをしてきた私が将来の子供たちへ繋げたいな、伝えていってほしいな、と思ったことをメニュー化しました。
ではまた次回に♪
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