2023.11.22香りのチカラ
こんにちは。
北摂 豊中少路の
妊活サポート鍼灸サロン
ルリエ鍼灸院です。
実はわたしは
アロマも好きで10年以上前に
アロマテラピーアドバイザーという
資格も取りました。
完全に趣味の範囲ですが…(^^;)
でも大好きです。
アロマ精油の心身への効果は
お灸とリンクする部分が多いので
どうやって心と体に作用しているのかを
ご紹介したいと思います(^^)
まずお灸やアロマ精油の成分が
どうやって身心に作用していくかご存知ですか?
まず経路は大きく2つ。
①鼻から入り脳へ伝わる方法
②皮膚や粘膜から吸収され血液循環によって全身へ伝わる方法
香りの成分が鼻へ入ると
鼻の奥の粘膜に付着し嗅細胞を興奮させます。
するとその刺激が電気信号となって脳へ伝わります。
この電気信号が伝わる部分が
自律神経や内分泌系を調整したり
情動(思考、怒り、恐怖、不安、喜び)に関わる部分。
アロマ芳香やお灸、あとはお香を焚いて
女性ホルモンや自律神経のバランスを整えることが出来るのは
こういった身体のメカニズムからです。
血液循環による作用の経路は
皮膚、呼吸器、消化器がありますが
日本アロマ協会は精油を飲むことはお勧めしていませんので
消化器からの吸収経路の説明は省きますね。
(お灸も飲み込んだりしませんし(笑)
でもよもぎ餅は消化器からの吸収にあたるか)
まずお灸の煙や芳香浴によって
呼吸器から吸いこんだ成分は
気道の粘膜から血管内に入り
さらに奥の肺胞を通って体内へ入り
血液循環によって体内を巡ります。
アロママッサージなどアロマオイルを使った施術や
皮膚に乗せたお灸の成分は
真皮層にある抹消血管やリンパ管に入り
血液循環によって体内を巡ります。
こんな風に体の仕組みを上手に使って
香りの成分を届けているのです。
アロマとお灸の心身への作用の方法は
全く同じなのです。
違うのはお灸には温熱作用が加わるといった点でしょうか。
ちなみにお灸の原料はよもぎ。
ハーブの女王と呼ばれています。
女王よもぎには
主にこれらの香り成分が含まれています
※参照:日本植物生理学会
・ゲルマクレンD
:鎮痛、抗炎症作用
・1,8-シネオール
:肝機能調整、抗炎症、抗ウイルス、抗菌、抗真菌
・β-カリオフィレン
:PMSのような黄体期のイライラ改善
・β-ピネン
:鎮痛、抗炎症、抗ウイルス、ストレス緩和
・セスキテルペン
:鎮静(リラックス効果)、エストロゲン作用
鬱血除去、静脈強壮作用、抗真菌
お灸をすると
鼻からは香りで、口からは煙で、そして皮膚からの吸収で
これらの成分をぎゅっと吸収できるのです。
そして電気信号によって脳(大脳辺縁系)へ
血液によって全身へ巡ることで
わたしたち鍼灸師は
クライアント様の不調を治療していきます。
当サロンではお灸をする際、
この紫根エキスを混ぜだクリームを
先に皮膚に塗るのですが
こちらにもアロマ精油を混ぜて作っています。
妊活さん、妊活さん以外の方、産後の方には
ティートゥリーとゼラニウム精油を
妊娠中の方には
ティートゥリーとベルガモット精油。
肩こりや、腰痛などの
筋肉系の不調にももちろんですが
女性ホルモンのバランスが、
体調や情緒に大きく影響する女性だからこそ
ぜひお灸ケアも取り入れてみてほしいと思います。
日々のケアの一つとして
通って下さっているクライアント様へは
体質や症状に合ったツボへのセルフ施灸の
アドバイスさせていただいています。
ご興味ある方は
気軽にご相談くださいませ。
お灸もアロマ精油を使ったマッサージなども
ケア方法としておススメです♪
(アロマ精油を使った施術は
資格取得者のサロンへ)
鍼灸師 yuka