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2025.04.28高温期の誤解

こんにちは。

豊中少路の妊活サポ―ト鍼灸サロン
ルリエ鍼灸院です。

今日はクライアント様から
実際にいただいた質問について
お話ししたいとおもいます!


どんな質問だったかというと
「高温期は何度まで上がればいいですか?」
というものでした。



高温期の体温が
37℃ないと妊娠しづらいという内容を
SNSで見かけたそうです。


自分は37℃も上がらないから
だから妊娠しづらいのかと
不安になられたそうです。

誰がそんなデマをーーーーー?!

でも、もしかすると
同じ不安を持っている妊活さんも
いらっしゃるかもしれませんね。


結論は
「温度は関係ない」の一言です。

むしろ37℃まで上がるというのは
東洋医学的には
よろしくありません。


その理由や改善点を
お話ししていますね。

|高温期とは??

まず、高温期とは
排卵してから基礎体温が上昇する期間の事です。

この時期に基礎体温で
4つチェックしてほしいことがあります。

①高温期が10日以上あるか
②低温期との差が0.3℃以上あるか
③高温期途中で陥落しないか
④排卵は3日以内か

高温期が10日以内だったり
途中でガクッと下がる場合は
黄体機能不全のような
黄体ホルモンの働きが
弱い可能性があります。


逆に17日以上の場合は
妊娠の可能性もありますし
ホルモン剤の影響が考えられます。



高温期の基礎体温からは
黄体ホルモンのパワーの強さは
診ることができるので

つまり、、、

着床環境は整った状態なのか
妊娠を維持できるパワーはあるのかが
分かるのです。



|チェックするのは日数だけじゃない

高温期の日数や
低温期との温度差も必要なチェック項目ですが

ほかにも見てほしいポイントがあります。

それは・・・
【波形のカタチ】です。

台形になっているか?
剣山みたいにギザギザしていないか?
ヨコヨコの多い変動の少ないカタチか?

基礎体温は
寝不足だったりお疲れ気味だったり

風邪などの体調不良や
旅先など場所や時間が変わると
すぐにギザギザしだします。

ギザギザしていて
ツンツンとした波形は

そのまま今の緊張状態や
栄養状態
自律神経の状態を表しています。


逆に
睡眠がとれていたり
気持ちの揺れ幅が少ないなど

栄養も心もからだも安定していると
基礎体温はジグザグせずに
ヨコヨコの多いどっしりとした形になります。


こちらの方の高温期は
スバラシイ(^^♪

初めはツンツンしていましたが
生活改善と鍼灸コンディショニングで

どっしりとした高温期へと
作り直しされました!!(拍手)

その後妊娠・元気に出産されましたよ(^V^)

|東洋医学的な高温期

東洋医学的に
高温期は「陽の気」が旺盛になる期間です。

陽は内膜や身体を温めて
着床のために環境を整えて

着床後は
受精卵を子宮内に留めて
つなぎとめる働きを担っています。


わたしは冒頭で
「37℃はむしろ妊活においてはよくない」
とお話ししました。

その理由は・・・
熱すぎるのです。

陽と熱は全く別物で
37℃もあるのは陽気ではなく
もう熱になってしまっていて

妊活においても
良い方には働きません。


これは過度なストレスとか
めちゃめちゃ緊張する体質だとか

子宮内膜症やチョコレート嚢腫などの
婦人科疾患だったり

ホルモンのお薬を飲んでいたり

高プロラクチン血症のような
交感神経が昂りやすい体質とか

そんな状況や体質の方が
熱を作り籠りやすく
37℃がでたりします。


たまにSNSで

「このサプリを飲んだら
高温期が37℃まであがるようになりました♪」

と、あたかも37℃を超えることが理想、
良いというような投稿も目にするのですが

ホルモン過多
ストレス過多
の状態ですので誤解しないで
妊活に取り組んでいただければと思います。



こういう場合の鍼灸治療は
東洋医学独特の考え方「清熱」といって
余分な熱を取り
身体を冷まし潤いである陰を増やす治療をします。

簡単に言うと・・・

余分なホルモン剤や疲労、疲れを解毒し
体から排出する力を強化する治療を行います。

わたしはこの熱取りと解毒に
月経周期療法を併用して行っています。



熱取りとかほんと~?!
怪しい~!!
と思わずに(笑)

37℃超えちゃう体の方は
まず1周期試してみてくださいね~( ´∀` )

応援しています。



鍼灸師 YUKA


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