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2019.06.111番、胎教に良いのは◯◯

こんにちは。北摂 豊中・少路の妊活鍼灸専門 ルリエ鍼灸院です。

最近は妊活の方だけではなくマタニティケアに来られる女性が増えてきました(^^)

 

マタニティ期からのケアは、お母さんの体のためだけではなくて赤ちゃんにとっても大切ですよね。

よく妊娠中に体のためにしておいたらいいことってありますか?ダメなことって何ですか?とご質問を頂きます。

 

そこで今日はマタニティ期の養生法などをご紹介したいと思います♪

養生法では春には春、夏には夏の四季に合わせた妊娠中の過ごし方を説いていますが、その中で一番のポイントは「心静かに養生すること」。

つまり「平穏」です。

 

これが妊婦さんの体には一番良いし、胎教にも一番良い!!

 

 

皆さん、心穏やかに過ごせていますか?

 

 

昔の人?賢人曰く

「心静かに養生することが最も大切で、日ごろ細かいことに一喜一憂せずに、気を消耗させず、損得を争うことをせず、心労をさせず、嫉妬しなければ「血」は自然に充分に生じる。

妊娠中は性交渉をせずに「精血」を守る。

そうすれば心の安定とリラックスを保つことができ、それが一番の胎教となる。

す妊娠中を安定した気持ちで過ごせば、出産も無事である。」

とのこと。

 

そして生まれてくる赤ちゃんについてもこう残しています。

「良い子が欲しいのであればまず気を養うこと。

胎児の気が平静であれば出生後も性格良く、親孝行もよくする。それはすべてお腹の中にいる胎児のときから母親の言行により教育を受けているためである。」

 

 

ほぅ。つまり「仙人」のように過ごせば、穏やかな子供が生まれますよ~ということでしょうか(^^;)笑)

ではどうやって「平穏」を生み出し保っていくのか。

私は2つのポイントがあると思います。

 

1つは環境です。

ご主人との関係性・お仕事とのバランス・自分がストレスに感じていることを分析して整えて、ストレスを感じる環境を減らすこと。

 

 

もう1つは「血」を整えること。

 

東洋医学では

「血気は人の精神を生み出す物質なので、大切にしなければならない。」

「血脈が順調に流れていてこそ、精神も健全である」

として、「血」は正常な精神活動行うための役割を担っていると捉えています

 

血の状態を整えて体の中を滞ることなく巡らせることは、心と体の余裕を生み出し、平穏を保つためには必要なことです。

(これは妊活中の方にも大切なポイントです)

 

もしも原因は何であれ、貧血や闘病などで血の損傷が発生したり循環障害が発生してしまうと

元気がなくなったり、イライラしやすくなったり、ぼんやりしたり、心臓がどきどきしたり、もっと悪くなるとうわごとや昏睡など意識の乱れによる様々な症状が現れます。

 

 

ではお母さんにとって平穏が良いのは分かりました。

それがお腹の中にいる赤ちゃんにとって良いのはなぜでしょうか?

 

 

胎盤を介して赤ちゃんに流れる血液があたたかーい、心地良い温度のものなのか。

それともいつもイライラ・些細なことでカリカリしている血が流れているかどうか。

この違いは大きいと思います。

 

 

頭に血がのぼる・血が引く・血が沸くなど、血を使った慣用句が日本にも数多くあるように、昔の中国の人たちは血が熱を持ったり、冷えたり、体の中を昇ったり降りたりと、温度や動きがあると表現し「血」に対しても治療にあたってきました。

 

些細なことでイライラしたり、怒ったり、カリカリしている時の血はまるで煮えたぎったお湯そのもの。

その血が胎盤を介して赤ちゃんに流れることは、お母さんの怒りのエネルギーをぎゅっと詰め込んだ激マズなキャンディーを与えて続けているようなものです。

 

そんなキャンディーを送られ続けた赤ちゃんがどうなるか・・・なんとなくイメージはできますよね(^^;)

助産師の方に「怒っている時やイライラしている時に授乳しないこと」とアドバイスをもらったり、ネットでも同じことを書いている記事を読んだことがありますがこういうことなのかなぁ、と思います。

 

また生理学的に言えば、イライラ・カリカリしている状態は交感神経がフル活動している状態です。

この状態の時、血管は細くなり血は十分に巡っていません。

消化機能は最低限の活動しかせず、そのために体内の取り込めるまでの大きさに分解もできず、母体も胎児も栄養失調状態となります。

 

こうした点からも、心の「平穏」を保ちながら過ごすことはお母さんにとっても、赤ちゃんにとっても最高の過ごし方なのです。

 

 

心穏やかに過ごすー・・・。

私は1人目妊娠中は、とてもじゃないけど心穏やかに過ごしていたと言えませんでしたΣ(゚д゚lll)ガーン

ほぼ主人に対してなのですが(笑)

今となっては、もう少し穏やかに過ごせるように整えられたはずだと思っています。

 

 

私が言う胎教に良いとは、
親孝行をする子に育ってほしい、頭によい子になってほしいといった目的ではなく、
お母さんをリラックスに導き、穏やかなマタニティ期を過ごすことが目的です。

 

 

でも環境を整えてあげられるのはあなた自身しかありません。

わたしがお手伝いできるのは栄養たっぷりのあたたかーい血を作る体を作り、全身を巡らせるところまで。

 

 

日々の中で感情の移り変わりは当たり前ですが、

怒りすぎ、泣きすぎ、思いすぎ、喜びすぎ、驚きすぎ、

なんでも「過度」なものは中国医学からすると病気の状態なんです。

栄養が行き渡っていないために、余裕が生まれない「病気」。

 

まずは体の中から整えて、栄養がぎゅっと詰まった健康な心と体を作りましょう。

 

 

 

あなたのマタニティ期が、穏やかで心地のよい時間になりますように。

それは赤ちゃんにとっても、ご主人にとっても、心地の良い幸せな時間となるでしょう。

◆マタニティケアコース  30~40分/4000円

少しずつ、でも大きく変わっていく妊娠期の体のバランスを、整体とお灸で整えながらマタニティ期に多い不調やトラブルをケアするコースです。

冷えや逆子、妊娠初期に多い頭痛、中期から後期にかけて増えてくる背中や腰・股関節の痛みや坐骨神経痛のような症状の改善に。

 

(内容)

・整体

・お灸治療

(頻度)

・月に1回~2回程度

 

 

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2019.05.15幸せな再会

こんにちは。北摂 豊中少路・妊活鍼灸専門 ルリエ鍼灸院です(^^)

GWのランチ準備は予想以上に大変で、いつもご飯のことばかり考えていましたので、GWが終わって通常運転に戻りホッとしております(笑)

 

 

さて、GW中に嬉しい再会がありました。

不妊治療中から来て頂いておりましたEさんと、生後2カ月ほどになる息子さんが来てくれました♪

妊活コースから来ていただき、マタニティ期間のケアを経て、無事に出産を迎えた方と改めてお会いできるのはとても感慨深いものがあるのですが、

その中でもEさんは特に思い入れが深い方。

 

初めてお会いしたのは2回目に移植周期の時でした。

そのあと無事に着床したものの、忘れ物をしてしまったのか赤ちゃんは一度お空へ帰ってしまいました。

 

とても悲しかったですが、また戻ってくる赤ちゃんをお迎えできるように、子宮を整え、体を整え、そして環境を整えようと2人で試行錯誤を繰り返す日々でした。

骨盤内の血流を上げるためにピンポイントでケアをしつつ、ホルモンの原料となる栄養を取り入れられるように胃腸にもアプローチ。

そして何よりこの方はお仕事が大好きでバリバリ働いていらっしゃる方で、交感神経を働かせている時間がとても長かったので働き方についてもご相談させて頂きました。

 

本来であれば、鍼灸師がお仕事のことにまで口を出すことは範疇外ないのかもしれませんね。

でもEさんにはど~しても必要なことだったのです。

だから私も悩んで悩んで悩んだ末にお伝えし、Eさんも理解をして勤務時間や日数、役職を工夫してくれました。

 

そしてその後、採卵・移植と順調に進み、再度妊娠されて今に至ります。

 

するっと妊娠に至らない方が「妊娠」という一つ目のハードルを越えるためには、時には体のことを直接的に診るのではなく、お仕事や性格など体を作り上げる間接的なことから見直す必要があるのです。

それは「出産」にたどり着くためにとても大切な工夫となるからです。

 

 

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Eさん、本当におめでとうございます。

出産お疲れさまでした。

今までは妊娠・出産するために体を整えてきましたが、これからは仕事と育児を楽しむためにご自身の体を大事になさってくださいね。

 

 

 

妊活カウンセリングコース    120分/8500円
マタニティセラピー        30分/4000円
産後リカバリー整体        60分/6500円

 

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2019.01.24マタニティケアの変化

こんにちは。豊中少路 不妊鍼灸専門 ルリエ鍼灸院です。

1月とは思えないくらいの気温ですが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか(^^)

 

いつもツボのお話や治療のお話なので、たまには施術前後の変化のご紹介をしたいと思います!!

1人で鍼灸サロンをやっていると、どうしてもお写真を撮り忘れたりしてしまうんですよね(-_-;)

 

今回はマタニティケアに来ていただいている方の変化をご紹介です。

お1人目のAさんは妊活中からの長いお付き合いで、妊娠されてからは月齢が変わるタイミングで月に1回来て頂いております。

腰痛はありませんが、足の冷えと全身のむくみ、妊娠後期に入り食後の胃酸が上がってくる症状にお悩みです。

変化としては

■腰の反りが軽減

■特にお腹周りがスッキリ

■肩の位置も上がり、全体的に上に上がった感じ

 

 

お2人目は妊娠周期が増えるにしたがって、腰の痛みが強くなってきたBさん。

初めて施術したころには既にお腹も大きく、腰の反りがきつい。

施術後は腰の反りやお腹の前への突き出しも軽減していますが、すでに痛みの神経回路が出来上がってしまっているのですっきり痛みナシ!とはなりませんでした。申し訳ないです(;;)

やはり周期または月齢が変わるタイミングで体も整えたほうが、骨盤の準備もスムーズなのでしょう。

 

 

妊婦さんの腰痛にならないためのこつは「赤ちゃんの成長に合わせた骨盤を作る」ことだと思います。

 

重い段ボールの箱や荷物を持つときのことをイメージしてください。

肘を伸ばして体から話して抱えるよりも、肘をまげて脇を占めて体に密着させて持つほうが楽ですよね?

身体から離れれば離れるほど、体には負荷がかかります。

 

これと同じことで赤ちゃんの重心軸(体重)がお母さんの中心(体)から離れれば離れるほど、お母さんの腰や肩には負荷がかかってきますので、

お母さんの骨盤の開きをスムーズにしてあげることで、赤ちゃんがお腹の前に出ることなく真ん中に居やすくなるのです。

 

お腹が大きくなってきてから起こるお尻から太ももにかけて起こる神経痛のような症状も、

股関節の痛みも、

お母さんの体の癖や体重の偏りを調整することで、赤ちゃんの居る位置が変わり、症状が楽になることが多いですよ(^_-)-☆

 

妊娠してつわりが落ち着いたら、お腹が大きくなる前から準備しましょう!

貴重なマタニティ期が楽しいものになりますように。

 

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2019.01.18つわりにはコレ

こんにちは。豊中少路 不妊鍼灸専門ルリエ鍼灸院です。

年明けから子供がインフルエンザにかかってしまい、みなさまには予約の変更をお願いしたりとご迷惑をおかけしました。

お陰ですっかりと元気になりました♪

 

 

さて治療に使うツボは多種多様、鍼灸師によっても変わったり、人によって反応するツボが違ったりとするのですが・・・

いわるゆる「基礎」となるベースの使用穴は学校の授業や教科書で学びます。

 

やっぱり基礎ってあなどれないなぁ~と思います。

 

 

 

妊活をされている女性について妊娠は待ち望んでいたものです。

しかし、幸せな瞬間もつかの間・・・つわりの苦しさに心が折れそうになったり、何とも言えないつらい時期を過ごすことになります。

 

つわりの症状や重さは人それぞれ。

軽い・重いに関わらず、すこしでも楽に過ごしたいものですよね。

 

そんな時は「鳩尾」「中脘」「足三里」にお灸をしてみてください。

 

これらのツボは教科書に載っている「つわりの治療」に使われるベーシックなツボたちですが、効果はなかなかです。

つわりケアの後、まったく無くなるわけではないけれど、気持ち悪さが軽くなって気分的にも助かりましたとお声を頂いております。

症状が重い方は水分を摂ることもできず、起き上がって日常を送ることさえままならなくなりますので、少しでも楽に過ごしていただけたら嬉しいです。

 

つわりの原因はhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)という妊娠中に産生されるホルモンの影響とされていますが、はっきりとは分かっていません。

だから治療方法もありません。

でも本当につらいんですよ~。どうにかしてほしい(/_;)

 

そんなときは是非「お灸」を思い出してほしいです。

お灸をするときのポイントは

・まずは一番熱くないものを使う

・においや煙に敏感になる時期なので無煙・無臭のお灸を使う

・熱さを感じたら少し浮かすか、横にずらして加減を調節する

 

お灸をするのはお臍からみぞおちの上腹部の部分です。

なので子宮を収縮させたり、流産を引き起こすような作用はありませんし、これまでお灸の後に流産をされた方はいらっしゃいませんでしたが、

少しでも不安に感じる方は避けたほうがいいでしょう。

 

つわりにも楽になれる方法があるのです(^^)

幸せな妊娠が「つらいもの」になりませんように。

 

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2018.11.15血が躍る

こんにちは。豊中少路 不妊鍼灸専門 ルリエ鍼灸院です。

 

血が躍る:気持ちを昂ぶらせるような性質を持っているさま

血が騒ぐ:気持ちが高ぶってじっとしていられなくなる。心が躍る。

 

 

 

 

日本には体の一部を使った表現がたくさんありますよね。

辞書で調べなくても何となーく言葉の雰囲気が伝わります。

 

私たち鍼灸師は治療の見立てを立てるべく、まず脈をとって、舌を見て、目を見て、そして状態を聞いてある程度の体の状態(タイプ)を知ろうとします。

身体をチェックさせていただき、反応のあるツボなどを確認したら、その内容を本人へとフィードバックしていきます。

 

出来る限り伝わりやすいように、専門用語を使わずに、イメージしやすいようにお伝えすることを心がけていますが、これがとっても難しい。

何年鍼灸師をしていてもちっとも慣れません(^^;)

 

東洋医学では血に熱がこもるとか、血が冷えているとか、そういう考え方をするので、西洋医学に触れる機会の多い日本では普段聞きなれないことが沢山あります。

鍼灸師同士の会話では血熱で(体が熱を帯びている状態)とか、血虚で(血が不足している状態)とか、専門用語で話してもなんとなーくその方の体質をイメージできるのですが・・・

 

血が強い、血が熱を持っている、血が興奮している・・・

これを東洋医学をご存じでない方に「〇〇さんの今の体に状態としてはこういう状態で・・・」と分かりやすくお伝えしなくてはならないのですが。

 

 

特に脈の状態をどうお伝えしようかいつも悩んでいました。

でもやっと最近、自分の中でしっくりくる表現が見つかりました(笑)

 

 

 

 

血の状態は脈の拍動から導き出すのですが

「血が強すぎる」「血に熱がこもる」のイメージ写真がこちら↓

 

お祭り騒ぎのこと。太鼓がどーーーんっ!!

脈が強すぎていけいけどんどん、神経が緊張状態、血が血気盛んな状態。

 

 

 

 

良い脈、良い血のイメージはこちら↓

クラシックコンサート。

ある程度の太さがあって、でも柔らかに脈打つ感じ。ゆったり大きい状態。

聞いているとリラックスできて、リラックスしすぎて眠たくなっちゃう感じ。

 

 

 

どちらの血(脈)が良い状態なのかというと・・・クラシックコンサートを聴いている状態です。

リラックスして、深い呼吸が出来ている証拠だから。

 

はじめはドンドンお祭り騒ぎの血(脈)でも、治療後はゆったりクラシックコンサート状態になります。

脈って正直なんですよね~。

頭で詰まっているのか、おなかで詰まっているのか、ご主人と喧嘩した後なのか、何か落ち込むことがあったのか・・・

色々な情報を教えてくれます。

 

1つ解決しましたが、まだまだ表現に悩む症状はたくさんあって困っちゃいます。

色々な本を読んで言葉の語彙力を育てたいと思います。

 

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2018.10.09瘀血って何やの

こんにちは。

豊中少路 不妊鍼灸専門院  ルリエ鍼灸院です。

 

今日は生理についてのお話です。

「生理」というものは女性の体のバロメーターと言いくらい、体の状態を映し出してくれます。

妊活をしている方だけではなく、生涯に渡って体の状態を教えてくれる大切なものです。

 

周期が短い、排卵までが長い、出血量が多い、生理痛がひどい・・・。

血の塊が混じる方もいらっしゃいます。

大きさは小さいものから大きいものまで人それぞれですが、大きな病気が隠れているサインかもしれません。

 

日本産婦人科学会は正常な生理について次のように定義しています。

◆生理周期:25~28日

◆出血持続日数:3~7日

◆出血量:20~140ml

◆随伴症状:日常生活に支障のない経度のもの

 

血の塊が混じることは西洋医学的に診てもよろしくはないということですね。

血の塊と一緒に出血が多い方(月経過多)や、生理痛が強い方は子宮筋腫などの病気が隠れていることもありますので、診察をおすすめします。

 

さて東洋医学では血の塊を「瘀血(おけつ)」と呼びます。

体の中の血が異常を起こし集まって固まってしまった(凝集した)ことによる病理産物なのです。

 

<主な原因>

①栄養失調や病気による疲労(脾性)疲れにより血管内の血を押し出すことができていない

②ストレスによる疲労(肝性):ストレスから気を停滞させてしまい、それが血液にまで及ぶ

③冷えによるもの:冷えにより血脈が拘急(ひきつられて)、血が凝滞してしまう

④熱によるもの:熱により血が煮詰まってしまい、潤いがなくなってしまった

※発熱とは違います

⑤血脈の損傷:けがや病気によって出血した、血が熱を帯びてしまい経脈を無茶苦茶に進んでいる

 

体内に瘀血を生じると、その部分は押すと痛みを伴います。

お腹チェックの際に痛みがあるところは、血の運行がスムーズではなく瘀血を作ってしまっている可能性がありますね。(お腹チェックはこちらから

 

体の特徴としては、静脈瘤がある、生理痛がある、

また性格的にちゃかちゃかと行動する人、スムーズに物事を進めたい人、すぐに解決しないことを延々と考えてしまう方に多い。

つまり真面目過ぎる方、頑張りすぎてしまう方、です。

 

 

ですので瘀血治療の難しいところは、瘀血を作ってしまっている原因が疲れからなのか、イライラストレスからなのか、冷えからなのか、

沢山の原因がある中から、人それぞれで異なる原因を探っていかなければならないところです。

 

 

 

ストレスや精神的疲労が原因の人は「太衝」や「曲泉」や「中封」

冷えや疲れが原因の人には「公孫」や「三陰交」や「血海」

熱による人は「熱を冷ますツボ」

などを組み合わせて使ったりもします。

 

あとオススメは吸玉(カッピング)です!!(^^)

私もちゃかちゃか動きたいくせに細かいところが気になる瘀血タイプの人間なので、かかりつけの鍼灸師の先生のところで月イチ治療していただいております。

光の加減や、角度が若干違いますが(^^;)

はじめは青紫でしたが、3カ月すると色味がだいぶ変わりましたよね。

興味ある方はお近くの鍼灸院で是非試してみてください。

 

あくまでわたしの持論ですが…瘀血治療については漢方薬を飲むほうが早い気がします(”_”)

 

女性にとって生理を整える、ということは元気な体に直結していきます。

閉経前後はさらに体の変化も加速していきますので、妊活をされている女性だけではなく、

じきに初潮を迎えるお子様から子育て真っただ中の女性、子育てが一段落した女性みんなに必要なことです。

 

ご自身の体のサインを見逃さないでくださいね。

 

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12月まではこちらでも診療しております↓

大阪市北堀江 柔之道整骨院

 

 

子宝セラピー     60分/4500円
マタニティセラピー  30分/4000円
産後リカバリー整体  60分/6500円

2018.09.02妊活を実らすためには

こんにちは。

豊中少路・不妊鍼灸専門のルリエ鍼灸院です(^^)

先日は明治東洋医学院専門学校で開催された、不妊鍼灸治療のセミナーへ参加してきました。

沢山の鍼灸師の方と、同じ空間で勉強できて楽しかったです。

ここで培った内容はまた治療に生かしていきますね。

さて、そのセミナーの中でどんなことでも「土台」が肝心というお話がありました。

よく東洋医学は根本治療だと言われております。

 

これを不妊治療に置き換えて考えてみましょう。

※卵管閉塞や子宮奇形などの器質的な原因は除外します。

 

不妊は根本(原因)だと思いますか?

排卵障害、黄体ホルモン異常、子宮内膜の薄さ、高プロラクチン血症、精液異常、EDなど不妊の要因とされる病名や症状は沢山あります。

しかしこれらの症状は不妊症の根本ではなく現象でしかありません。

 

では根本は?

それは流産の記事でも書きましたが、つまり消化器系ではないかと考えています。

 

女性ホルモンや免疫ホルモンなどのホルモンの原料となるものも、たっぷりと栄養を含んだ血液も、すべて食べ物から作られます。

赤ちゃんを育てるための栄養も、お母さんが食べた物から補給します。

 

消化・吸収がしっかり出来ていなければ、ホルモンも栄養も作られません。

栄養状態がうつやパニック障害などの精神疾患にも影響していることは既に知られていることです。

つまり体と心が元気でいるためには、食べた物を消化し、栄養を吸収できる胃や腸などの消化器系の働きが良いことがポイントなのだと言えます。

胃に入った食べ物を消化し、吸収した栄養を全身に散布する働きを持つ脾は、東洋医学では土に属します。

小さな花でも、大きな木でも、土の中に根を張りそこから栄養を吸い上げ大きく成長し、花や果実を実らせますよね。

人間も同じで土、つまり土台がしっかりとしてこそ実(赤ちゃん)を実らせることができるのです。

 

当サロンに妊活目的で来られる方へは、消化器系の働きを高める治療も念入りに行います。

冷えも、お腹の張りも、貧血症状も、脾のケアで随分と変わりますよ。

現象である症状にもアプローチしていきますが、それだけの小手先治療ではなく、きちんと人間の土台であるところを強くして妊娠成立を目指します。

30代、40代は本気で体を作り直しましょう。

 

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【治療メニュー】

子宝セラピー(約60分)/4500円
マタニティセラピー(約30分)/4000円
産後リカバリーセラピー(約60)/6500円
鍼灸・整体ベーシックコース(70分)/7500円

2018.08.23流産が続く

こんにちは。

豊中少路・不妊鍼灸専門のルリエ鍼灸院です(^^)

今日は流産が続く方の治療について。

 

初期の流産が続く、移植後陽性反応出るものの妊娠が継続しない。

そういう方は脾のケアを特に念入りに、時間をかけて治療しなければなりません。

 

この脾の働きを中医学で言うと

◯食べ物を消化し、吸収した栄養を全身に散布し、五臓を温める

◯内臓が落ちないように持ち上げる

◯血液が脈外へ漏れ出さないように統制する(固める)

 

この内臓が落ちないように持ち上げる力は赤ちゃんが下に落ちないように持ち上げる力。

外に漏れ出さないように固める力は、赤ちゃんを子宮内に留めておく力、

また卵巣からプッと吐き出された卵胞を腹腔内に落とすことなく、卵管へとキャッチする力です。

つまり妊娠維持力ですね。

 

こんなことがありました。

先日2人目の赤ちゃんを授かりましたと、嬉しい報告を頂きました。

その方は1人目を出産してからすぐに産後ケアを受けに来られ、産後1年経ってからは育児と仕事で疲れが溜まる体を整えるために、必ず1ヶ月に1度通われていました。

 

消化器系が弱くお腹がカチンコチンであること、貧血症状があることから私は消化器系である脾のケアを念入りにしてきました。

そして産後2年たった頃めでたく妊娠です。

驚いたことに、その方は1人目を妊娠される前に2回流産されているのだそう。

今回こんなに順調に安定期まで来られてビックリです、とおっしゃっていました。

 

2年間知らず知らずに続けていた脾のケアが、結果的に流産予防のケアになったいたのでしょう。

 

もちろん甲状腺ホルモンに異常ある方や、子宮に問題がある方は、きちんと治療を行うべきです。

そこにプラスして、お薬以外でも自分の妊娠維持力を高めていきましょうq(^-^q)

 

□食が細い

□お腹が張りやすい

□便秘と下痢を繰り返す

□疲れやすい

□くよくよ落ち込みやすい

このような症状は脾のケアが必要な方です。

 

 

もうすぐ実りの秋ですね。

あなたの妊活も実りますように。

2018.08.16知らないうちに身体を冷やしている

こんにちは。久しぶりの投稿となってしまいました。(^^;)

豊中少路・不妊鍼灸専門  LuLie鍼灸院です。

 

最近興味がある「食べ物の陰陽」についてご紹介したいと思います。

東洋医学の治療理論の一つに「陰陽」というものがあるので、食べ物にも陰陽があるということはもともと知っていました。

詳しく知りたいと思い、まずはある書籍を参考に読んでみると・・・すっごく面白かったです!!

 

まず食べ物の陰陽というものを簡単に言うと、温める作用がある食材・冷やす作用がある食材・どちらの作用も持っていない食材があるということです。

それらを食べることで、私たちの体(体質)は冷えたり、温まったりとシーソーのように揺れ動くのです。

詳しく知りたい方は“食べ物  陰陽”で調べてみてください。

マクロビオティックと陰陽論とは少し違います(^^)

 

妊活に良いとされている食べ物といえば豆腐や納豆などの大豆製品やナッツ類、妊活ジンクスのパイナップルジュース。

他にもたくさんありますが・・・中には陰陽論で考えると体を冷やすものもありました。

その一つに大豆製品があります。

大豆製品に多く含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをするため、妊娠を目指す方に良いとされていて、そのことから一生懸命豆腐や納豆を食べている女性も多いと思います。実際、治療に来る女性の中にも大豆製品を多く食べる方も多いです。

けれど陰陽論から見ると大豆製品は身体を冷やす作用を持ち、血液に粘りを持たせてしまう食材なのです。

豆腐や納豆などの大豆製品を沢山食べる方は生理痛が酷かったり、子宮内膜の薄さを指摘されている方が多いように思います。

 

このように子宮や身体を温めるために沢山の工夫をして、時間を使っているのに、妊活のために自ら選んで食べているその食材で身体を冷やしてしまっているかもしれない。

生理は女性の身体のバロメーターです。もし生理痛があったり、生理に血の塊が多く混じってしまっていたり、何か不調があるなら食べているものを見直すのはどうでしょうか。

身体は冷えすぎると生理痛が酷くなったり、子宮内膜が薄くなったりするし、温まりすぎると生理周期が短くなり未成熟の卵胞を吐き出してしまいます。

中庸(ちゅうよう)といって中間を保てるように食事でバランスをとりましょう。

一度ではなく何度も何度も食事を見直して、生理が整うように試してみるのです。

 

今あなたが妊活を実らせるために一生懸命食べているものは、どちらかに偏ったりしていませんか?

一度見直してみてくださいね。

 

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2018.06.22大阪市 30代M様 ご出産

こんにちは。

豊中少路  不妊鍼灸専門  LuLie(ルリエ)鍼灸院です。

大阪北部では先日大きな地震があり、余震も続いているので熟睡できない日々です。

皆様お怪我などされていないですか?

 

そんな中、嬉しいニュースが。

M様から無事に出産のご報告を頂きました。

不妊検査では多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と判明し、排卵が不規則であるということでした。

M様とはそんな状態でちゃんと妊娠できるのか、生理が来る度に不安になる等妊活中の不安についても色々お話しました。

妊娠が分かるとすぐにつわりも始まり、30週を前に逆子が戻らず治療もしました。

 

そして、無事に出産です。

おめでとうございます(^^)

 

妊活に取り組まれている姿も知っているので私もとても嬉しいです。

産後の養生は二人目の妊活や、更年期にまで影響を及ぼすほど大切です。

赤ちゃんの事が第一になりますが、どうかご自身の体も大切にしてくださいね。

 

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