こんにちは。
豊中少路 不妊鍼灸専門院 ルリエ鍼灸院です。
今日は生理についてのお話です。
「生理」というものは女性の体のバロメーターと言いくらい、体の状態を映し出してくれます。
妊活をしている方だけではなく、生涯に渡って体の状態を教えてくれる大切なものです。
周期が短い、排卵までが長い、出血量が多い、生理痛がひどい・・・。
血の塊が混じる方もいらっしゃいます。
大きさは小さいものから大きいものまで人それぞれですが、大きな病気が隠れているサインかもしれません。
日本産婦人科学会は正常な生理について次のように定義しています。
◆生理周期:25~28日
◆出血持続日数:3~7日
◆出血量:20~140ml
◆随伴症状:日常生活に支障のない経度のもの
血の塊が混じることは西洋医学的に診てもよろしくはないということですね。
血の塊と一緒に出血が多い方(月経過多)や、生理痛が強い方は子宮筋腫などの病気が隠れていることもありますので、診察をおすすめします。
さて東洋医学では血の塊を「瘀血(おけつ)」と呼びます。
体の中の血が異常を起こし集まって固まってしまった(凝集した)ことによる病理産物なのです。
<主な原因>
①栄養失調や病気による疲労(脾性):疲れにより血管内の血を押し出すことができていない
②ストレスによる疲労(肝性):ストレスから気を停滞させてしまい、それが血液にまで及ぶ
③冷えによるもの:冷えにより血脈が拘急(ひきつられて)、血が凝滞してしまう
④熱によるもの:熱により血が煮詰まってしまい、潤いがなくなってしまった
※発熱とは違います
⑤血脈の損傷:けがや病気によって出血した、血が熱を帯びてしまい経脈を無茶苦茶に進んでいる
体内に瘀血を生じると、その部分は押すと痛みを伴います。
お腹チェックの際に痛みがあるところは、血の運行がスムーズではなく瘀血を作ってしまっている可能性がありますね。(お腹チェックはこちらから)
体の特徴としては、静脈瘤がある、生理痛がある、
また性格的にちゃかちゃかと行動する人、スムーズに物事を進めたい人、すぐに解決しないことを延々と考えてしまう方に多い。
つまり真面目過ぎる方、頑張りすぎてしまう方、です。
ですので瘀血治療の難しいところは、瘀血を作ってしまっている原因が疲れからなのか、イライラストレスからなのか、冷えからなのか、
沢山の原因がある中から、人それぞれで異なる原因を探っていかなければならないところです。
ストレスや精神的疲労が原因の人は「太衝」や「曲泉」や「中封」
冷えや疲れが原因の人には「公孫」や「三陰交」や「血海」
熱による人は「熱を冷ますツボ」
などを組み合わせて使ったりもします。
あとオススメは吸玉(カッピング)です!!(^^)
私もちゃかちゃか動きたいくせに細かいところが気になる瘀血タイプの人間なので、かかりつけの鍼灸師の先生のところで月イチ治療していただいております。
光の加減や、角度が若干違いますが(^^;)
はじめは青紫でしたが、3カ月すると色味がだいぶ変わりましたよね。
興味ある方はお近くの鍼灸院で是非試してみてください。
あくまでわたしの持論ですが…瘀血治療については漢方薬を飲むほうが早い気がします(”_”)
女性にとって生理を整える、ということは元気な体に直結していきます。
閉経前後はさらに体の変化も加速していきますので、妊活をされている女性だけではなく、
じきに初潮を迎えるお子様から子育て真っただ中の女性、子育てが一段落した女性みんなに必要なことです。
ご自身の体のサインを見逃さないでくださいね。
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◆大阪市北堀江 柔之道整骨院
子宝セラピー 60分/4500円
マタニティセラピー 30分/4000円
産後リカバリー整体 60分/6500円
2018年10月9日8:30 AM | カテゴリー : マタニティ期, 不妊治療, 未分類, 治療, 産後, 育児
こんにちは。
豊中少路・不妊鍼灸専門のルリエ鍼灸院です(^^)
先日は明治東洋医学院専門学校で開催された、不妊鍼灸治療のセミナーへ参加してきました。
沢山の鍼灸師の方と、同じ空間で勉強できて楽しかったです。
ここで培った内容はまた治療に生かしていきますね。
さて、そのセミナーの中でどんなことでも「土台」が肝心というお話がありました。
よく東洋医学は根本治療だと言われております。
これを不妊治療に置き換えて考えてみましょう。
※卵管閉塞や子宮奇形などの器質的な原因は除外します。
不妊は根本(原因)だと思いますか?
排卵障害、黄体ホルモン異常、子宮内膜の薄さ、高プロラクチン血症、精液異常、EDなど不妊の要因とされる病名や症状は沢山あります。
しかしこれらの症状は不妊症の根本ではなく現象でしかありません。
では根本は?
それは流産の記事でも書きましたが脾、つまり消化器系ではないかと考えています。
女性ホルモンや免疫ホルモンなどのホルモンの原料となるものも、たっぷりと栄養を含んだ血液も、すべて食べ物から作られます。
赤ちゃんを育てるための栄養も、お母さんが食べた物から補給します。
消化・吸収がしっかり出来ていなければ、ホルモンも栄養も作られません。
栄養状態がうつやパニック障害などの精神疾患にも影響していることは既に知られていることです。
つまり体と心が元気でいるためには、食べた物を消化し、栄養を吸収できる胃や腸などの消化器系の働きが良いことがポイントなのだと言えます。
胃に入った食べ物を消化し、吸収した栄養を全身に散布する働きを持つ脾は、東洋医学では土に属します。
小さな花でも、大きな木でも、土の中に根を張りそこから栄養を吸い上げ大きく成長し、花や果実を実らせますよね。
人間も同じで土、つまり土台がしっかりとしてこそ実(赤ちゃん)を実らせることができるのです。
当サロンに妊活目的で来られる方へは、消化器系の働きを高める治療も念入りに行います。
冷えも、お腹の張りも、貧血症状も、脾のケアで随分と変わりますよ。
現象である症状にもアプローチしていきますが、それだけの小手先治療ではなく、きちんと人間の土台であるところを強くして妊娠成立を目指します。
30代、40代は本気で体を作り直しましょう。
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子宝セラピー(約60分)/4500円
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鍼灸・整体ベーシックコース(70分)/7500円
2018年9月2日1:37 PM | カテゴリー : マタニティ期, 不妊治療, 未分類, 治療, 産後, 育児
こんにちは。
豊中少路・不妊鍼灸専門のルリエ鍼灸院です(^^)
今日は流産が続く方の治療について。
初期の流産が続く、移植後陽性反応出るものの妊娠が継続しない。
そういう方は脾のケアを特に念入りに、時間をかけて治療しなければなりません。
この脾の働きを中医学で言うと
◯食べ物を消化し、吸収した栄養を全身に散布し、五臓を温める
◯内臓が落ちないように持ち上げる
◯血液が脈外へ漏れ出さないように統制する(固める)
この内臓が落ちないように持ち上げる力は赤ちゃんが下に落ちないように持ち上げる力。
外に漏れ出さないように固める力は、赤ちゃんを子宮内に留めておく力、
また卵巣からプッと吐き出された卵胞を腹腔内に落とすことなく、卵管へとキャッチする力です。
つまり妊娠維持力ですね。
こんなことがありました。
先日2人目の赤ちゃんを授かりましたと、嬉しい報告を頂きました。
その方は1人目を出産してからすぐに産後ケアを受けに来られ、産後1年経ってからは育児と仕事で疲れが溜まる体を整えるために、必ず1ヶ月に1度通われていました。
消化器系が弱くお腹がカチンコチンであること、貧血症状があることから私は消化器系である脾のケアを念入りにしてきました。
そして産後2年たった頃めでたく妊娠です。
驚いたことに、その方は1人目を妊娠される前に2回流産されているのだそう。
今回こんなに順調に安定期まで来られてビックリです、とおっしゃっていました。
2年間知らず知らずに続けていた脾のケアが、結果的に流産予防のケアになったいたのでしょう。
もちろん甲状腺ホルモンに異常ある方や、子宮に問題がある方は、きちんと治療を行うべきです。
そこにプラスして、お薬以外でも自分の妊娠維持力を高めていきましょうq(^-^q)
□食が細い
□お腹が張りやすい
□便秘と下痢を繰り返す
□疲れやすい
□くよくよ落ち込みやすい
このような症状は脾のケアが必要な方です。
もうすぐ実りの秋ですね。
あなたの妊活も実りますように。
2018年8月23日11:43 AM | カテゴリー : マタニティ期, 不妊治療, 未分類, 治療, 産後, 美容, 育児
こんにちは。久しぶりの投稿となってしまいました。(^^;)
豊中少路・不妊鍼灸専門 LuLie鍼灸院です。
最近興味がある「食べ物の陰陽」についてご紹介したいと思います。
東洋医学の治療理論の一つに「陰陽」というものがあるので、食べ物にも陰陽があるということはもともと知っていました。
詳しく知りたいと思い、まずはある書籍を参考に読んでみると・・・すっごく面白かったです!!
まず食べ物の陰陽というものを簡単に言うと、温める作用がある食材・冷やす作用がある食材・どちらの作用も持っていない食材があるということです。
それらを食べることで、私たちの体(体質)は冷えたり、温まったりとシーソーのように揺れ動くのです。
詳しく知りたい方は“食べ物 陰陽”で調べてみてください。
マクロビオティックと陰陽論とは少し違います(^^)
妊活に良いとされている食べ物といえば豆腐や納豆などの大豆製品やナッツ類、妊活ジンクスのパイナップルジュース。
他にもたくさんありますが・・・中には陰陽論で考えると体を冷やすものもありました。
その一つに大豆製品があります。
大豆製品に多く含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをするため、妊娠を目指す方に良いとされていて、そのことから一生懸命豆腐や納豆を食べている女性も多いと思います。実際、治療に来る女性の中にも大豆製品を多く食べる方も多いです。
けれど陰陽論から見ると大豆製品は身体を冷やす作用を持ち、血液に粘りを持たせてしまう食材なのです。
豆腐や納豆などの大豆製品を沢山食べる方は生理痛が酷かったり、子宮内膜の薄さを指摘されている方が多いように思います。
このように子宮や身体を温めるために沢山の工夫をして、時間を使っているのに、妊活のために自ら選んで食べているその食材で身体を冷やしてしまっているかもしれない。
生理は女性の身体のバロメーターです。もし生理痛があったり、生理に血の塊が多く混じってしまっていたり、何か不調があるなら食べているものを見直すのはどうでしょうか。
身体は冷えすぎると生理痛が酷くなったり、子宮内膜が薄くなったりするし、温まりすぎると生理周期が短くなり未成熟の卵胞を吐き出してしまいます。
中庸(ちゅうよう)といって中間を保てるように食事でバランスをとりましょう。
一度ではなく何度も何度も食事を見直して、生理が整うように試してみるのです。
今あなたが妊活を実らせるために一生懸命食べているものは、どちらかに偏ったりしていませんか?
一度見直してみてくださいね。
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2018年8月16日2:00 PM | カテゴリー : マタニティ期, 不妊治療, 治療, 産後, 美容, 育児
こんにちは。
豊中少路 不妊鍼灸専門 LuLie(ルリエ)鍼灸院です。
大阪北部では先日大きな地震があり、余震も続いているので熟睡できない日々です。
皆様お怪我などされていないですか?
そんな中、嬉しいニュースが。
M様から無事に出産のご報告を頂きました。
不妊検査では多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と判明し、排卵が不規則であるということでした。
M様とはそんな状態でちゃんと妊娠できるのか、生理が来る度に不安になる等妊活中の不安についても色々お話しました。
妊娠が分かるとすぐにつわりも始まり、30週を前に逆子が戻らず治療もしました。
そして、無事に出産です。
おめでとうございます(^^)
妊活に取り組まれている姿も知っているので私もとても嬉しいです。
産後の養生は二人目の妊活や、更年期にまで影響を及ぼすほど大切です。
赤ちゃんの事が第一になりますが、どうかご自身の体も大切にしてくださいね。
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2018年6月22日10:13 AM | カテゴリー : お知らせ, マタニティ期, 不妊治療, 患者様のお声
こんにちは。妊活から産後までを東洋医学でサポートするLuLie(ルリエ)鍼灸院です。
先日、母乳育児をしたいママをサポートするBirth Keeper様主催の講習会へいってきました。
テーマは「スキンシップ育児」
親と子の愛着関係には、特に乳幼児期のスキンシップがとっても大切という内容です。
愛着(心理学的):親と子の間に築く、特別で情緒的な関係のこと。
つまりは信頼関係ということです。
この愛着(信頼)関係の形成は次のような過程を経て作られるようです。
(不安・苛立ちのような不快な感情)
①抱っこなどのスキンシップ
②温かい、お母さんのにおい(快の感覚)
③安心・安全(快の感情)
④自分にとっての安全基地と認識
両親は自分が不安な時、怖いとき、必ず答え応えてくれる!
両親が心の拠り所となり、安心できる場所となるのです。
この繰り返しによって子供との信頼関係が築かれていくわけですね。
スキンシップには、子供の体と心にとっても、両親にとっても更にいいことがあります。
抱っこなどの皮膚接触は感覚神経を通して脳へ伝わり、
抱っこされている子供・したいる大人も共に幸せホルモンと言われるオキシトシンを分泌させるのです。
このオキシトシンはストレス耐性や免疫力、精神安定、知能数にまで良い影響を与えてくれます。
以前、ネグレクトや暴力を行う両親によって育てられ愛着関係がない子供は将来、慢性疼痛を引き起こす確率が高いという発表を聞いたことがあります。
親が子供に与える影響って、本当に大きいですね。
抱っこ1つで大人も子供も心も体も大事に大きく変わる。
ただ、これらはあくまで愛情のオマケ。
頭が賢い子供になるから!
体が強くなるから!
と、大人の欲でするスキンシップはただの皮膚接触でしかありません。
今回の講演者である山口創先生もおっしゃっていました。
心と目が子供に向いてないスキンシップでは、意味がないと。
抱っこやバグは大好きを伝えるものですもんね。
純粋な気持ちで向き合いたいものです。
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2018年6月11日9:40 AM | カテゴリー : マタニティ期, 治療, 育児
こんにちは
豊中少路 不妊鍼灸専門 LuLie鍼灸院
楠田由佳です。
さてさて・・・
私の趣味の1つはネットサーフィンなのですが、
Instagramの記事を徘徊しておりましたら「つわり」についての投稿を見つけました。
つわりが酷くげーげーしてダウンしている奥様に
「つわりは病気じゃないんだからー」と、いう旦那様。
これ腹立ちますよね~。
私は幸い軽い方でしたが、それでも通勤時の電車は辛かった(;_;)
東洋医学から診るとつわりは病気です。
人の体の中身はこんな感じです。
※腎臓や子宮、肺や心臓などは省いております。
胃に入った食べ物は、膵臓や肝臓の助けを借りて消化を始めます。
そして腸へ送られて栄養を吸収し、食べ物のカスは便として外へ出す、という流れがあります。
上から下へおろしていきます。
妊娠をすると、この上から下へおろす機能が (消化→大腸へ送る→便をだす)弱まってしまうのです。
人間の正常機能である”おろす”ということが出来なくなっているのですから、
つわりは病気なのです。
この上から下へおろす、という行程は気や血も同様に行われています。
そして下へおろせなくなったものが詰まり、
つわりの症状を引き起こすと考えられています。
つわりの治療は
◎消化機能を高める
◎任脈を整え、詰まっているものを流す
これがポイントとなります。
任脈というツボの道は、生殖器系や消化器系の真上を通る道です。
その中でも中脘(ちゅうかん)といわれるツボはつわり治療で使われる常用穴です。
子宮を収縮させたりするものではありませんので、安心して使ってもらえるツボです。
肝臓から出る管や膵臓から出る管、胃から庁へ消化したものを送る管がみぞおち当たりに集まっています。
ここが詰まるとげっぷや気持ち悪さが酷くなりますので、
電子レンジで温めたへそ灸をみぞおち~お臍の辺りにおいて温めてあげると、上に上がってくるような気持ち悪さを和らげてくれます
サロンではお腹だけではなく骨盤をみたり、
脚のツボを使って腹部の流れだけではなく全身の治療して詰まりを起こさないようにしていきます。
しかしつわり対策は妊娠前からしっかり行っておくことで、酷くなることを予防できちゃいます。
疲れや交感神経を使うことはつわりの症状を酷くさせてしまいます。
どうか休めるならお仕事休んで、
家事はほどほどにして体を休めてくださいね。
なぜなら寝込まないといけないくらいのつわりは病気だから!
我慢ではなく治療が必要なのです!
2018年5月15日10:41 AM | カテゴリー : マタニティ期, 未分類, 治療, 産後
こんにちは。あっという間にGWが終わってしまいましたね。
私はゆっくりとさせてもらいましたが、通常運転になりGW中に補給したエネルギーをもうすでに使い果たしてしまいそうです(^^;)
最近不妊治療のサポートをさせて頂くなかで思うことは
妊娠を望んでいる人みんなに、赤ちゃんが来てほしい、ということ。
不妊治療には正解がありませんよね。
同じ症状があって、同じ薬を飲んだのに一方は妊娠に至り、もう一人はなかなか授かることが出来ない。
同じような治療をしたのにみんながみんな妊娠できるとは限りません。
人工授精1回目で妊娠に至る人もいれば、5回行ってもダメな人もいる。
採卵・培養が上手く進み、高額な移植を数回行っても着床できない人もいる。
例えば1000万円治療にかければ赤ちゃんを必ず授かることが出来るなら、きっと頑張って支払う人は多いと思います。
でもそうではない。
思うように進まない。
思い描いていたように妊娠できない。
治療には金がかかる。
だから仕事はやめられないけど、仕事のストレスが不妊の原因かもしれないなら仕事を辞めたい。
不妊治療には色々な不安があり、葛藤があり、もどかしさがあり、我慢や制限が存在します。
妊娠できる日を楽しみに色々と取り組まれる方がいらっしゃいます。
ホルモン剤投与などのクリニックでの治療の他に、ヨガ・サプリ・よもぎ蒸し・・・など
世の中には妊活に良いと言われている事がたくさん存在しますが、結果に結びつくかは人それぞれです。
◯◯はしてもいいと思いますか?
◯◯するといいと聞くのですが、先生はどう思われますか?
よく質問を頂きますが、私の答えは「いいと思いますよ!でも合うか合わないかはやってみないと分からないですね」です。
疲れやすい人、発散が上手に出来ずに熱がこもりやすい人、運動を控えた方がいい人、逆にゆっくりのお散歩程度の運動がいい人。
色々なタイプの不妊女性がいらっしゃいますので、世の中でオススメしている妊活方法が一概にあなたに合うとは言えません。
誰にでもできる治療法としては
早寝・食事の見直しのみです。
栄養は妊娠する体作り、そして妊娠を維持する力のためにしっかり見直すべきテーマです。
血やコレステロールがないのに女性ホルモンやふっくらとした子宮内膜を作ることなんてできませんよね。
腸内からの栄養を邪魔してしまう砂糖の摂取は止めた方がいいです。
そしてお野菜中心の精進料理よりも、血の原料となるお肉や魚を増やした食事にしてください。
また十分な睡眠は良質な卵胞を作り、着床しやすい子宮を作り出してくれます。
睡眠時は副交感神経(リラックス神経)が働く時間が長くなりますので、食べた物を消化し、栄養を吸収してくれます。
早く寝ることはいいことしかありません。
あなたの自力を育ててくれます。
この2つは万人に効く治療法とも言えますね。
簡単なようで難しい早寝と栄養改善。
副作用もないし体にはいい効果しかありませんので、不妊女性はこの二つを徹底して取り組んでみてほしいと思います。
働きながら実践するにはどうしたらいいか?それはあなたにしか決められません。
あなたを応援しています。
私も一緒に頑張ります。
こちらでも施術しております↓
2018年5月9日7:13 PM | カテゴリー : マタニティ期, 不妊治療, 未分類, 治療, 産後, 育児
子宝セラピーを受けてい頂いている方で、気になった方には貧血の検査をお願いしています。
気になるというのは・・・
✔流産経験がある
✔鉄不足症状がある
✔脈がいつでもか弱い方
✔二人目妊活の方
貧血の検査では基礎項目として赤血球数・ヘモグロビンなどは必ず測るのですが、それに追加してフェリチンの数値を測って頂きたいのです。
◇フェリチン・・・赤血球の外に保存されている鉄の指標。貯蔵鉄(銀行)
◇ヘモグロビン・・・赤血球の中にある鉄の指標(日常的に使える財布)
ヘモグロビンは酸素を全身に運ぶ仕事があるため、吸収された鉄は最優先でヘモグロビンへ回されます。
月経や出産で財布の中にある鉄はどんどん使われていきます。
食べ物から鉄を吸収し補給がしっかりできていれば欠乏することはありませんが、もしも補給が足りずにお財布の中の鉄が無くなってしまった場合は、銀行に貯めてある鉄を使います。
ですから、ヘモグロビンの数値が正常でもフェリチンという貯蔵鉄が欠乏している「隠れ貧血」が沢山いらっしゃるのです。
フェリチンの数値が不妊症と関係しているという説があります。
しかし反対に関係ないと言った情報も。
実際にアメリカの生殖医学会のよる研究で、不妊症患者と妊孕性のある女性の間でフェリチン濃度を比べた結果、不妊症女性はやや低めの数値となっているものの有意な差はないとの報告もあるみたいですが・・・。
その研究結果を出しているアメリカでは着床不全や流産・早産を防ぐためにフェリチン40以下の女性の妊娠は推奨していなかったり・・・。
さてどっちなのか(・・?
結論、私は関係していると思っています。
理由は・・・
①卵子の老化を抑える酵素が働くためには鉄が必要だから
②子宮内膜を作る材料だから
③妊娠中の母体の生命維持にも鉄は必要不可欠
④脳内でセロトニンを作るのにも、ミトコンドリア内でエネルギー作成にも鉄が使われるから
※セロトニン:うつや不安を和らげるホルモン
フェリチン低下だけが不妊症の原因になるとは言いませんが、器質的な原因がない方で不妊の方はフェリチン対策はしっかりと取るべきだと考えています。
毎月生理が起こる・血の元となる肉や魚を食べず糖質が多い食事を摂る、このような生活で鉄が不足していないワケがないと思いますよ。
◎Ameba ブログ↓ 画像をクリック(^^)
2018年4月11日10:51 AM | カテゴリー : マタニティ期, 不妊治療, 産後, 育児
最近は逆子の治療が続いております。
なぜか逆子治療は20代の妊婦さんの治療はあまりなく、30代の妊婦さんがほとんど。
妊娠30週くらいまでは子宮の中にまだゆとりがあるために、赤ちゃんの頭の位置はくるくると変わります。
通常赤ちゃんの頭はお母さんのつま先の方向に向いているのですが、体が大きくなり子宮の中で動くスペースがなくなると、頭が上の位置のまま戻れなくなってしまいます。
逆子の治療として外回転術などがありますが、リスクのことを考え取り入れていない産婦人科も多いようですね。
原因としてはお母さんの骨盤の狭さ、臍の緒が短いなど、色々とあげられております。
赤ちゃんの頭の向きによっても色々名前はついていますが、治療方法に違いはありませんのでこちらでは詳しくは記載しません(^^;)
※知りたい方はネットで検索してみてください。
鍼灸師が逆子の治療を行うときは「冷え」を取るためにお灸を使います。
しかしお灸をする前にしなくてはいけないことが・・・
お母さんの体を緩めること!!
スペースのない窮屈な子宮のままでは、どんなに逆子体操やお灸を頑張って行っても戻らない。
子宮も筋肉ですから、お母さんが緊張したり難しいことばかり考えて交感神経を使ってばかりいるとお腹も血管も縮こまってしまいます。
なので逆子の治療で必須なことは
お母さんにリラックスしてもらい緩んで頂くことです。
リラックスすると血管も全身だけではなく子宮の筋肉もゆるむので、体操やお灸の効果も出やすくなります。
さてお母さんの骨盤やお腹の硬さ、冷えの状況を確認したら治療スタートです(^^)
使うツボは血の病を治すツボ、子宮の位置を戻すツボ、体を温めるツボ、状態に合わせて心をリラックスさせるツボなども使います。
逆子のツボとして有名な至陰ももちろん使います。
一度で赤ちゃんが戻ることもあれば、数回治療しても戻らない場合もあります。
戻るか戻らないかは赤ちゃんが決めるのでしょうね。
もし治療をするのであれば32週までには受けることをおススメします。
34週でも戻る赤ちゃんはいらっしゃいましたので、一度お近くの鍼灸院に相談してみてはいかかでしょうか(^^)
2018年4月2日10:15 AM | カテゴリー : マタニティ期, 未分類, 治療
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